湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

本棚の五十音「かきくけこ」

Twitter「#あなたの本棚のかきくけこ」というハッシュタグがあったので、ベッドの近くにある本棚を眺めて、タイトルが「か行」で始まる本を探したのだけど、なかなか五冊揃わない。

 

どうしても見つからない「き」だけ、Kindle本になってしまった。

 

【か】

「火星の人類学者」オリヴァー・サックス

息子が自閉症だと分かってから読んだ本。

同じ作者の「レナードの朝」も読んだ。眺めていたら読み返したくなってきた。

 

【き】

君に届け椎名軽穂

 

Kindleで全巻購入して、何度も読んだ。いまも年に一回は読み返している。せつなくて、あたたかい物語。

 

【く】
「九年目の魔法」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

 

なんか最近この作品を思い出す機会が多い。つい先日もブログに書いた気がする。好きだけど、読み返すには気の重い作品でもある。ヒロインの受ける試練が、かなり底意地が悪いから。

 

 

【け】
「敬語」南不二男

 

愛読していた、とは言いがたい本。

この本の背表紙を見るたびにうっすら思い出す、あまり思い出したくない記憶がある。

 

本とは全然関係ないのだけど、とある著名な学者先生を歓迎する席の幹事をした時のこと。主賓が肉と芋を一切食べない方であるという情報を、事前にうっすらとさりげなくご本人から伝えられていたのにもかかわらず、肉料理の店を予約して料理全部残されたという、しょっぱい記憶なのだけど……

 

敬語も丁寧語もいらないから「野菜カレーにカボチャを使えばじゃがいもを入れずに済のですよ」なんていう回りくどい言い方ではなく、尊大かつわかりやすく「俺様に肉と芋を食わせるな」とでも命じていただきたかった。対象に注目するのは敬意を示す態度であり無視するのは敬意を持たないことの表明だ、みたいなことが書いてある「敬語」の本は過去の記憶に照らして読むと実に胃に来るので本棚の奥の方に押し込めておくべきかもしれない。

なお、くどいけれども以上の記憶は上の本とは全く無関係であることを念の為に再度付記する。

 

【こ】
今昔物語集 全註釈」国東文麿

 

長女さんがお腹にいるときに、妊娠中毒症で一ヶ月の入院が決まってしまったので、全巻を鞄に詰めて入院したのだけど、入院翌日に生まれてしまったので読めないまま持ち帰った本。

 

それにしても、ジャンルがバラバラだ。

脳医学、少女漫画、海外ファンタジー、文法論、古典。

 

まあ、頭が雑多な私らしいとは思う。

他の行もそのうち並べてみようかな。