湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

ねこたま日記(1月2日)

こんにちは。

 

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元日は、息子(26歳・重度自閉症)が朝からそわそわと落ち着かず、少し辛そうな表情だったので、処方されているデパケンの他に、GABAのサプリメントを飲ませた。

 

年末年始は介護施設がお休みで、いつもと生活パターンが変わる。そのために落ち着かないのかもしれないと思ったけれども、どうも何か、様子が違う。

 

予定が変わって見通しが持てないときには、息子は「あしたは、⚪︎まる?」と、何百回でも予定を確認するのだけど、それがなくて、ピリピリした様子で家の中を歩き回るばかりだった。

 

気になったけれども、原因が分からないので、そっとしておくことにした。

 

午後から、長女さんと末っ子と三人で、隣町のショッピングモールの初売りに出かけた。

 

長女さんは「すみっコぐらし」というキャラ福袋などを買って、お部屋整頓グッズや部屋着を手に入れていた。

 

末っ子は、お文具さんの部屋着セットの入った福袋をゲットして、喜んでいた。

 

買い物を終えてから、サンマルクカフェでお茶して(ほうじ茶ラテとチョココロネ)、帰宅したのが、午後から三時五十分過ぎ。

 

いい買い物したよねーなどと話しつつ、少し疲れたのでベッドに横になろうとした途端、家の中のiPhone四台が一斉に大音量で鳴り出した。

 

 

キュイッキュイッキュイッ、地震です

キュイッキュイッキュイッ、地震です

キュイッキュイッキュイッ、地震です

 

😱

 

何度聞いても、胃が絞り上げられるようになる音だ。

 

地震アプリで震源を探したらしい亭主が、「能登半島で震度5強や」と言うので、それなら関東はそんなに揺れないだろうと思ったけれど、キュイッキュイッの警報が鳴り止まない。

 

なんだかおかしいと思って、自分でもiPhoneを開いてみると、震度7という、とんでもない表示が目に入った。亭主の言う震度5強の地震の数分後に、さらに大きな地震が来たようだった。

 

震度7とか嘘でしょう!? 誤報じゃないのか、などと騒いでいるうちに、我が家もガタガタと揺れ出した。

 

大きく回転しつつ揺さぶられるような、気持ちの悪い揺れかただった。東日本大震災の時と似ている気がして、これはだいぶ不味いやつではないかと思った。

 

自室にいた長女さんと末っ子は居間に出てきたけれども、息子は険しい表情で家の中を走り回っていた。危ないので声をかけて止めると、言葉にならない声を発して、こちらに何かを訴えてくる。

 

普段の息子は、どれだけ緊急地震速報が鳴り響いても、震度4程度の地震で家具などがガタガタ揺れても、動揺することがなく、座るか寝るかしているのに、今回は何かが違うらしい。

 

もしかしたら、13年前の東日本大震災の揺れと、同質のヤバさを感じたのかもしれない。

 

家の揺れがおさまると、息子は憑き物が落ちたかのように、穏やかな表情に戻った。

 

(_ _).。o○

 

2011年3月11日、13歳だった息子は、表面的には地震に怯えた様子はなかったけれども、その後しばらく声を出さなくなり、食欲も落ちてしまった。また、寝る前にパジャマに着替えるのを拒否して、いつでも外に出られるような服を着たまま眠るようになってしまった。

 

あの日以来パジャマを放棄したのは、息子だけではない。長女さんと末っ子が初売りの福袋で手に入れた部屋着は、パジャマ代わりに着て寝る服でもある。そういうものを買った直後に大地震が起きるというのが、どうにも気味の悪い符牒のように思えてならなかった。

 

 

 

来る来ると言われ続けている、東南海トラフ地震と、関東大震災。そろそろではないのか…。

 

 

 

X(旧Twitter)に流れてくる余震情報や被災現場の声を見ながら、防災グッズの確認をきちんとしようと、改めて心に決めた。