先週末に模試を受けてきた末っ子。
英語は「かつてないほど解けた」らしいけど、日本史は「ゴミだった」と落ち込んでいた。
「日本史、どんなの出たのよ」
「なんか、出来事じゃなくて、資料系の問題が多かった。経済がどうとか」
「たとえば?」
「平安時代の輸送を担っていたものは、とか」
「なんだっけ?」
「飛脚、じゃねーし」
「時代違うよね。海上輸送じゃないのかな」
「わからん」
二人でぐちゃぐちゃ言ってても埒があかないけれども、教科書を出して調べるという手間をかけるのも面倒なので、手っ取り早く亭主に聞いてみた。
「ねえ、平安時代の輸送システムって何?」
「馬借や」
即答だった。
そして末っ子と私も思い出した。
春頃だったか、定期テストのために一夜漬け的に詰め込んだ記憶が確かにある。
せっかく覚えても、折々に復習しておかないと、肝心な時に記憶から引っ張り出さなくなるというのを痛感した。
というわけで、午前中は、また日本史動画をYouTubeで探して、いろいろと見た。
まず、持統天皇の治世についての動画。文化庁が制作したものだという。
夫の天武天皇の理想の治世を実現するために頑張った持統天皇の人生を描いたショートストーリーだった。
わかりやすくまとまっていたけど、どうでもいい箇所で気になる点がいくつか……
まず、持統天皇のヘアアクセサリーが紫色の生花(多分藤の花)だったのだけど、それが新婚のころからずっと変わらず、天智天皇の陰謀を恐れて吉野に逃げ込むために決死の登山をするときまで装着していたのが、なんとも不自然ではあった。
ご臨終直前の天智天皇が、妙に現代的なイケメンで、天武天皇役の人と微塵も似ていなかったのも、ちょっとおかしかった。
そして、持統天皇の孫の文武天皇が、末っ子のクラスメイトにそっくりだった。
【日本国創成のとき〜飛鳥を翔た女性たち】持統女帝編 - YouTube
藤原不比等の功績を整理したアニメもあった。
こちらも、分かりやすかった。
「平安貴族ミュージカル」なんていうのも見つけた。あまり歴史の復習にはならなそうだとは思ったものの、せっかくだからと見てみたら、なかなか笑えた。
主人公は清少納言。宮仕をしておらず、自邸でお姫様をやっている。彼女の日常生活を時間に沿って描いてから、紫式部とのガチバトル(罵倒合戦)をミュージカル風に演じている。
平安時代の貴族女性は、朝の3時には起床して、5時間かけてヘアメイクを整えてドレスアップし、正午に朝ごはんを食べるらしい。
本人も大変だろうけど、つきっきりで世話をする侍女たちにとっても、凄まじい激務だったことだろう。
絶対に真似したくない生活だ。(´・ω・`)
さて、また何か動画でも探そう。
中田敦彦の日本史動画はほとんど見てしまったので、他を探さないと。