お気に入り本棚の八冊目。
「古事記」。
ただし「BL」の。
つい勢いで買ってしまったものの、開く勇気が溜まらなくて読めずにいた「BL古典セレクション(2)古事記」を読むきっかけにと思って、写真を撮ってみた。
一冊だけだと(私が)気後れしそうなので、「橋本治の古事記」と並べて撮ってみた。特に全く他意はない。
で、意を決してページを開くと、最初はちゃんと太安万侶の序文から始まっていたので、ちょっとホッとしたのだけど、最後のほうにこんな一文があったので、一気に安心感が消えた。
気持ちが先走っているぶん、原典を疎かにしているように見える部分もありますが、それはきっと気の所為です。
これは、相当アレかもしれない。
しかし買った以上はとっとと読みたい。
覚悟を決めて、先を読んた。
国産みために高天原から降りてきた二柱の神は、あっという間に合体を経て出産に至る。
初っ端からハードだった…。
生まれた子どもがスライム状だった理由は、イザナミが受け身すぎてやる気が見られなかったからとされていた(マグロとか言われてた…)。
イザナミとの訣別後に生まれたアマテラス、ツクヨミ、スサノオも全員男。アマテラスとスサノオが身の潔白を証明するために産んだ子どもたちも全員男(一部、男の娘だったけど)。
とりあえず半分まで読んだけど、男尽くしの国産み、国造りだった。
と、いかにもBL系が苦手そうな書き方をしているけど、別にそんなことはない。そのジャンルの作品は軽く千冊以上読んでいる。したがって慣れている。
ただ、この数年ほとんど読んでいなかったので、いささか免疫が薄れたというか、何というか…まあ、この本を読み終わる頃には、また平気になっているだろう。
蛇足だけど、スサノオと対決した八岐大蛇が下品すぎた。
褌下ろしたら股に八本って……。