こんにちは。
朝6時前、CPAP(無呼吸症候群治療のための呼吸器)を止めようとした息子に起こされた。
新しいCPAPのスイッチの仕組み(3秒押し続けないと送風が止まらない)が分からなかった息子は、機械本体からホースを引っこ抜こうとして失敗したらしく、ホースが抜ける代わりに、本体ケースの壁面がパカッと外れてしまった。
壊れちゃったかと思ったけど、なんとか元通りはめ込むことができたので、ほっとした。
だけど、こんなことが続いたら、そのうち破壊されるだろう。
どうしたものかと考えた結果、息子がCPAPを止めにくる前に起きるしかないと思った。
息子は夜10時前には就寝して、朝5時ごろには起床する。そして、亭主が起きる6時前くらいに、私のCPAPを止めにくる。
息子と同じ時間帯に寝て起きれば、CPAPの安全は守られる。早く寝る自信はあまりないけど、頑張ってみるしかない。
(_ _).。o○
今日は長女さんの描画セラピーの付き添いで、朝9時前に病院に出かけた。
セラピーが終わるまでの小一時間、「元禄御畳奉行の日記 尾張藩士の見た浮世」(神坂次郎著 中公文庫)の続きを読んだ。
「鸚鵡籠中記」に綴られた朝日文左衛門の人生に、作者は容赦なくツッコミを入れていく。
好奇心旺盛で、目新しいことに節操なく手を出すものの、移り気で、何をやってもものにならない。
地元の文学好きのインテリ仲間の会に出入りしても、高尚な話はそっちのけで、会で聞いてきたゴシップや猟奇事件の噂ばかり日記に書き残していたりする。
屋敷に妻と愛人を同居させておいて(当時の武家では珍しくなかったんだとか)、嫉妬にかられた妻のDVでいたたまれず家出してしまという気の弱さ。
最初の妻の罵声怒声に耐えきれずに離縁して、後妻には素朴で大人しそうな農民の娘をもらったものの、その後妻も素朴どころか粗暴極まりない女性だったため、またしても愛人との関係に癒しを求めて夫婦関係を拗らせたり、仕事で出かけた京都や大阪で遊郭の女性にハマったり。
こういうところだけ拾って見ると、とんだダメ男だけれども、この朝日文左衛門という人は、とにかく友人が多くて、人望があったらしい。年中だれかと会って飲んだら食べたりしながら、夜遅くまで語りあったりしているのだから、一緒にいてとにかく楽しい人だったのだろう。
続きは、次の通院の待ち時間に読むことにする。
(_ _).。o○
お友だちから、モノアイの可愛い「猫又」をいただいた。
毛色も帽子も、ほっぺについている鍵も、すごく好みだ。
佐藤家猫又製作所の佐藤キサさんという方の、手作りの猫又様だという。
お気に入りのものを並べているローチェストの上に常駐決定。
病院の帰りに、地元の図書館に寄って、本を一冊借りた。
アン・マキャフリー「誰も猫には気づかない」。
マキャフリー作品は大学のころにたくさん読んでいたけど、この作品は未読。貸し出し期間が二週間もあるから、ゆっくり読もう。
そのうち、昔読んでいた「歌う船」シリーズや「クリスタルシンガー」のシリーズも再読したい。たぶん、まだ手放していないはず。