(※2020年11月21日発症)
こんにちは。
朝
7時過ぎに目が覚めた瞬間に、息子にCPAPのスイッチを切られた。
私が使っているCPAPは、スイッチが切れたあとも、マスクが装着されて、呼吸が継続しているのを感知すると、自動的にスイッチオンされる仕様になっている。
息子がスイッチを切ったあと、だるくてマスクを外さずにいたら、CPAPが再稼働したので、そのまま寝ていようと思ったのに、すぐまた息子がスイッチを切りに来た。
切る→再稼働の攻防を4回ほど繰り返したところで、私の方が根負けして、マスクを外して起きることにした。
ちょうど末っ子が朝食を取るところだったのめ、食卓で一緒に食べた。
牛肉とトマトのスープ。亭主作。
みかんも食べた。おいしかった。
食後の薬のあと、食卓でお茶を飲みながら、新聞を読んでいたら、すごい全面広告があった。
広告主は、宝島社。
言われなくても、やってます。
感染拡大は、個人の責任だそうです。 宝島社
一見して、政策批判かしらと思ったけれども、さすがに感染の「拡大」を「個人の責任」などと公言するほど、どこの国も馬鹿ではないだろう(と思いたい。あまり報道を見てないから分からないけど)。
一方で、「ああいう人たちがいるから、感染拡大する」といった考え方は、わりとよく見聞きする。
盛り場や会食でのクラスター発生を、個人の責任と考える人は少なくない。
そして、そういう考え方を否定する人も、あまり見かけないように思う。
実際に、クラスターを出した盛り場や会食に、誰も出かけなければ、そのクラスターは発生しなかったわけだから、理屈では否定のしようもない事実ということになる。
ただ、その否定できない事実を土台にして、
「感染拡大の発端に遡ってみれば、結局のところ自己責任なんじゃないの?」
という、社会の複雑さみたいなものをすっぱり切り捨てた、単純なイメージの筋道が出来上がっていって、そこに、集団心理的な悪者探し欲求の圧力が加味されていくと、
「感染は自己責任なんだから、感染拡大も自己責任」
となり、それが行き過ぎた先で、
「悪いのは、感染した人間」
といった、歪んだ正義感が成立しちゃうのかもしれないなあ、などと考えたりした。
宝島社の全面広告は、そういう感じの、なんだか嫌な世の中の空気に向かって、あのクソ重たかった昔の学校机をぶっ込んで散らそうとした……のかどうかは知らない。
うちでは、あの教室が昭和30年代か40年代かで、ちょっとした議論になった。
私が小学校に入学した1960年代末(昭和40年代)当時の机は、まさにアレであったけれども、少女たちの服装と髪型が、40年代ではない気がするのだ。
しかも彼女たちは、裸足で清掃活動をしている。
学校の方針で体育の授業を裸足で行うところはあったけど、教室で裸足というのは経験がない。
というわけで、私は30年代説をとったのだけど、亭主は40年代説だった。
本当のところは、どうなのか、興味深い。
午前中
朝食後、がっくり具合が悪くなって、布団に帰還。
文字の読み書きだけでなく、音楽を聴くのも煩わしい感じの疲労感だったので、おとなしく横になっているしかなかった。
昼
亭主が七草がゆを作ってくれた。
昨年末、生協の宅配サービスで、フリーズドライの七草がゆセットを頼んでいたらしい。
お粥だけではタンパク質不足ということで、さんま蒲焼の缶詰(保健所物資の残り)をつけてもらった。にんじんは、自家製ぬか漬け。
午後
脳が多少復活したので、いろいろ読んだり書いたりしている。
横になりっぱなしにならないように、アレクサに1時間おきのタイマーをかけてもらって、アラームが鳴ったら、とりあえず起き上がる。でも無理はしない。
ラノベ
「小説家になろう」サイトで、読者登録している作品の更新情報を確認して、未読のものを読んで回った。
「最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました」(ほのぼのる 著)
かなりの長編になっている作品で、ずっと楽しみに読んでいる。
一応異世界転生ものだけど、主人公の少女は、前世の記憶を自由に思い出すことができず、転生によるチート能力的なものも、ほとんど持たない。
最弱のテイマーの能力しか持たずに生まれたため、親に見捨てられた主人公は、幼児の身でありながら、村の外の森に隠れて暮らしていた。
村で唯一の味方だった占い師が亡くなり、父親が自分を始末しようとしていることを知った主人公は、生き延びるために、たった一人でモンスターの住む森を旅することになる。
占い師に与えられた知恵と、ごくまれに蘇る前世の記憶の断片を心の支えにして、死と隣り合わせの過酷な旅を続ける主人公は、風に当たっただけで死ぬと言われる最弱の「崩れスライム」と出会い、初めてのティムに成功する。
親に名前すら取り上げられていた主人公は、たくましく生きられるようにという願いをこめて、自分に「アイビー」と名付け、スライムの「ソラ」とともに、生きるための旅を続ける。
旅の道のりは、次第に多くの仲間を引き寄せ、アイビーから家庭を奪った歪んだ価値観や、それを利用して人々を支配し、搾取を目論む残虐な権力者たちとの熾烈な戦いへと繋がっていくのだけど、幼女のアイビーが健気に狩りや料理をしながら旅暮らしをしているだけで、悪に対抗しようとする人々が自然と出会って、見事なチームプレイを発揮するので、悪党側はほとんど自滅したかのように敗退していく。
訪れる街や村ごとに、そんな出会いや大事件が起きる。
お話が進むにつれて、悪党側の思想のグロテスクさや、手口の残虐さも明らかになってきているのだけど、アイビーの安定感が絶大なので、なんというか、病人でも安心して読んでいられる。
LINEマンガ
ネット広告に釣られて、つい「LINEマンガ」のiPhoneアプリをダウンロードしてしまった。(´・ω・`)
以前から使っている「ピッコマ」の無料で読める作品群と比べると、泥沼ギスギス系の作品が多い気がする。
うっかり釣られたのは、「再婚承認を請求します」というファンタジー系のマンガ。
完璧な女性を皇后に迎えているのに、たまたま拾った逃亡奴隷の少女の可憐さに心惹かれて、側室にして寵愛する皇帝。
見た目は可憐な美少女でも、中身は計算高く、したたかで、実は出産経験もあったりする側室。
側室に心移りした皇帝に、妻としての立場をどれほど踏みにじられても感情を表に出さず、淡々と公務をこなし続ける皇后。
皇帝は可愛げのない皇后と離縁して、側室を立后させようとする。
離縁をあっさり受け入れた皇后は、実は内々に次の嫁ぎ先を決めていて、それで「再婚承認を請求します」ということになる。
この昼メロみたいなお話のどこがファンタジー系なのかというと、皇后の再婚相手が、鳥なのだ。
正確には、鳥に変身して空を飛ぶことができる、某大国の高貴な男性なのだけど、この人、片思いしていた皇后に会いたい一心で、鳥になって飛んできたものの、鳥の好きの皇后に愛玩されてドギマギしたり、皇后が用意してくれた山盛りのミミズに恐れをなして飛んで逃げたりと、いろいろと残念な人だったりする。
皇后はちゃんと離婚して鳥の貴公子と再婚できるのか、側室にたぶらかされた皇帝は国を傾けてしまったりしないのか、成り行きが気になるので、しばらく読み続けることになりそうだ。
夜
晩ご飯。今夜も亭主が用意してくれた。
蟹クリームコロッケ(冷凍)と、キャベツとコーンのサラダ。
スープ餃子、りんご、ごはん。その他、キムチとか、韓国のりとか。
食後、しばらく休んでから、お風呂に入ったけど、やっぱりとても疲れる。湯船に入っていると、動悸で頭の血管がパーンと逝きそうで(逝かないとは思うけど)、ちょっと怖い。
昼間にシャワーのほうが、たぶん楽だ。
問題は、昼間も具合が悪い時間帯が多いということなんだけど、具合が良いときを狙って無理なく入れば片付く話でもある。そうしよう。
(_ _).。o○
結局、非常事態宣言が出たらしい。
末っ子は、明日はzoomで授業だそうだ。
覗かせてと言ったら、絶対部屋に入るなと断られた。クラスメートたちが、いろいろと家族がらみの「放送事故」をやらかしているらしくて、その轍を踏みたくないということらしい。
ネットニュースを眺めていたら、トランプ大統領が、ツイッターとフェイスブックとYouTubeで、一気にアカウント凍結を食らったという記事があった。すごいな。
さて寝よう。
おやすみなさい。