湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

メモ日記

四月七日の午前四時ごろ、あまりにも苦しくて目が覚めた。

 

お腹から胸にかけて、内側から膨張しているような、経験のない息苦しさ、圧迫感があって、どんな姿勢をとっても楽にならない。頭痛というか、頭が締め付けられるような感じもあったので、ひどい無呼吸状態かとも思ったけど、それだとお腹の苦しさの説明がつかない。


起き上がって水でも飲もうかと思ったけれども、起き上がる動作がとんでもなく大変で、まるで全身の筋肉がストライキでも起こしたかのようだった。とにかく痛いのだ。それに、しびれもある。


それでもなんとか起き上がり、水を飲んで、また横になり、いつのまにか二度寝していた。


次に目が覚めたときは、もっと具合が悪くなっていた。


血圧を測ったら、相変わらず高い。

どんなに割り引いて考えても、命に別状のある状態だと思えたので、病院に行こうと思ったけれども、どの病院にすべきかが悩ましかった。

 

徒歩数分の総合病院の心臓血管内科は、無呼吸外来でのかかりつけだけど、完全予約制で、主治医は木曜午後にしかいない。ほかの内科は初診になるから、紹介状がないとめんどくさい。

 

お腹が苦しいので、長女さんのかかりつけの消化器内科というのも考えたけど、初診になるし、既往症を一から全部説明するのも大変だし、問題が消化器じゃなかったら、余計にめんどくさいことになる。

 

考えた末、いつも甲状腺ホルモンと中性脂肪を減らす薬をもらっている内科を受診することにした。先月末に血液検査をしていて、その結果も出ているだろうから、話が早いだろうとも思った。


受付で症状を聞かれたので、「息苦しくて眠れない。高血圧がおさまらない。足全体が痛くて、しびれもある」などと伝えて待合室に移動すると、難しい顔をした看護師さんがやってきて、改めて詳しく症状を聞かれ、血中酸素濃度を測定された。結果は教えてくれなかったけど、さほど問題はなかったのだろう。

 

診察室に呼ばれて、医師にも症状を伝えたところ、カルテを見ながら、甲状腺のクスリを二カ月ちかくもサボっていた件について、まずお説教をいただいた。

 

それから、先月末の血液検査の結果を確認して、甲状腺ホルモンが完全に不足していることと、甲状腺ホルモンの分泌を促進させるホルモンの数値が爆上がりしていることを指摘された。

 

それから、お腹を押したり触ったり、聴診器をあてたりされたけれども、とくに異常はないといわれ、それでも念のためにCTを撮ることになった。


待ち時間なくCTを撮ってもらって、また診察室に戻り、ディスプレイで胴体の輪切り映像を丁寧に見せてもらった。

 

いつ見ても、脂身のふんだんに入ったハムの輪切りっぽい。


「あのーこれって、内蔵脂肪がぎっしりなんじゃないですか?」

 

「ええ? あははは。いやいや、あーここ、大動脈ね。おかしいところはなにもないね。これが胆嚢、膵臓、まわりが腸、両側の二つは腎臓ね。肝臓はなんとなく全体が黒っぽいけど、たぶん脂肪肝だねえ。このあと、専門の先生が丁寧に見て初見を書いてくれるんだけど、見た感じでは、とくに問題なさそうだねえ」


というわけで、甲状腺ホルモンのお薬をしっかり飲んで、様子見ということになった。


足の痛みと痺れについては、別途、整形外科を受診しておくようにとのこと。

 

甲状腺機能低下で亡くなる人のほとんどは、自分で勝手に断薬しちゃっているらしい。


死に至る前に昏睡するそうで、そうなった場合は即座に病院で治療を受けないと、助からないそうだ。


昏睡する前にも、高血圧、筋力低下など、さまざまな症状が出るという。私の状態は、ほぼそれに当てはまる。

 

思えば二月ごろには、椅子に座っているのも辛くなっていた。立ち仕事などは、続けて十分以上するのが、ほぼ不可能になっていた。なんにもないところで、足に力が入らなくて転んだりすることも増えていた。

 

たぶん、かなり危なかったんだと思う。


以後気をつける。

 

(_ _).。o○


二日たった今朝、血圧は155-85くらい。

 

昨夜は中途覚醒なく眠れたけど、頭痛寸前の頭の締め付け感はある。

 

日中の呼吸も、時折喉が詰まったような感じがある。たぶん喉から気管にかけて、むくみがでているのだと思う。全身のむくみも、甲状腺機能低下の症状の一つだ。


回復するのに、一カ月くらいはかかりそうな気がする。


反省しつつ、無理せず元に戻そう。

 

 

 

(過去日記を転載しています)