湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

家に帰ると妻が死んだふりをしている変態仮面の変態の人

映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」を、Amazon プライムで、三日かけて鑑賞。

 

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。

  • 発売日: 2018/11/02
  • メディア: Prime Video
 

 

見始めてすぐ、夫役の俳優さんに既視感のあるのに気づいた。

 

人の顔が覚えられないので、俳優さんの名前などほとんど知らない。たまたま名前を知っていても顔とマッチングさせることもできない。

 

それなのに、自宅玄関をあけるなり愕然とする夫の人に見覚えがあった。

 

どこで見たんだろうと考え込んでいると、「変態」の二文字が頭に浮かんだ。

 

そうだ、この人、別の映画で脱ぎたてのパンティを頭からかぶって、匂い嗅ぎながら、ぴろぴろと自分の乳首を弄りつつ戦闘していた、高校教師兼変態役の俳優さんだ……ったような気がする!

 

 

 

それで昨年見た映画「変態仮面」の配役と、「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」の配役を見比べてみたら、「安田顯」という俳優さんの名前が一致した。

 

HK/変態仮面

HK/変態仮面

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

変態仮面」の主役やヒロインの人の顔はもう忘れてしまったけど(パンティかぶってる顔は覚えてる)、敵役の変態だけは、パンティかぶっていない素顔のほうも記憶できていたようだ。

 

いや、正確には、顔を記憶したのではなく、声やしぐさ、表情のかわるタイミングなどを総合して記憶できていたというべきだろうか。私は日常生活で人の顔を記憶できないハンディを、そういうもので補いながら、かろうじて社会生活を送っている。だから、よく知っている人でも写真だけ見せられると「わからない」のだ。

 

なにはともあれ、あの映画の安田顯という俳優さんの変態みが、あまりにも真に迫っていて、まるでリアルでも毎日そういう暮らしをしている人のように思えてしまい、この方、イケメン中年風なのに、全身全霊でこんな役をやってしまって、ご家族などに頭を抱えられていないものだろうかなどと、変な具合に心配になってしまったほどだった。

 

なので、「家に帰ると〜」を見ていても、この夫、きっと本性は変態なんじゃないか、バツイチだというのも、隠していても漏れ出てしまう変態属性ゆえに元妻に逐電されたのじゃなかろうかという疑いが、ずっと付きまとって離れなかった。

 

実際には、この映画では変態ではなかったけれども、まあかなりおかしい夫ではあったと思う。

 

妻への、不気味なほどの及び腰とか、配慮とか。

 

妻の死んだふりが止むことなく続くので、夫の方も常軌を逸した全力レベルで演技に付き合うようになるのだけど、矢が刺さって死んだ落ち武者の妻に取りすがって「お屋形様あああああっ」と号泣する有様など、ほぼ変態といっていいほどの突き抜けっぷりだったと思う。

 

 

それにしても、何種類の死んだふりがあっただろう。

 

刺殺、ワニによる食殺、吸血鬼として成敗され絶命、軍人としての拷問死、落ち武者死、墓石から出る幽霊、ツタンカーメン風ミイラ、宇宙人に拉致……

 

 

夫のじゅんは、死んだふりを繰り返す妻の思惑がわからず、暗に夫としての至らなさを責められているように感じて、次第に自宅で落ち着けなくなっていく。

 

終わりの方で、毎日死んだふりをする妻の心の深い傷や思いが明かされ、夫が妻に対して及び腰である理由も明らかになったあたりで、やっと、夫=変態説が、私の中で解消された。

 

そういえば、食殺アイテムとして出てくるワニの等身大フィギュア、ちょっと可愛かった。

 

 

宇宙人もいたけど、ああいうのって、Amazonとかでもあるんだろうか。

 

 

 

売ってた。(´・ω・`)