ショッピングセンターのエレベーター内で、私を除いたうちの家族と乗り合わせた電機店のスタッフが、携帯で謎の会話をしていたという。
「アップルの……顔認証が…買えたのかなあ、うんこ学会」
その人は、たしかに2度、はっきりと、滑舌よく「うんこ学会」と発言していたと、亭主と娘たちが口を揃えて証言している。
アップル
顔認証
買えた
うんこ学会
関連性が、全く見えない。
言い間違い、聞き間違いだとしても、アップルと顔認証に関連していて、なおかつ「うんこ学会」と音の似通った単語など、全く思いつかない。
「うんこで認証する時代が来たのか」
「全く同じ形状のものが二つとないモノで、どうやって認証するんだ?」
「ていうか、もしも、うんこで認証するんだとしても、いちいちうんこしなくちゃ携帯使えないとか、不便すぎる」
「そもそも、うんこ学会なんて、あるのかねえ」
「それは、あるやろ」
「うんこが専門のお医者さんは、まあいるだろうけど」
謎は深まるばかりである。
(_ _).。o○
「最後のレストラン」というマンガを、最近読んでいる。
腕はいいけれど経営能力と性格に難ありというか、小物感の著しいシェフのレストランに、歴史上の有名な人物たちが、次々とやってくる。
彼らは現代では既に故人だけれど、なぜか亡くなる直前のタイミングで、現代日本のレストランにタイムスリップしてきて、人生最期の食事をするのだ。
物語のはじめの頃は、死を間近にした人に贅や工夫を凝らした食事を提供し、見送るという趣向に共鳴できず、途中で読むのやめそうだったのだけど、シェフのことを神さまだと思い込んでしまったジャンヌ・ダルクが、元の時代の火刑の現場に戻ることなく、レストランの従業員として働き始めたあたりから、なんだか面白くなってきて、壇ノ浦の水底に沈んだはずの安徳天皇まで現代に居残り、小学校に通い始めるという展開となってからは、目が離せなくなってきた。
とはいえ、主人公のはずのシェフは、相変わらず小物なキャラで、全く魅力がない。もうちょっとなんとか、一皮剥けないものかと思いつつ、その物足りなさも、また楽しかったりする。
(_ _).。o○
足のしびれや冷え対策で、ひたすらマッサージやストレッチをやっていたら、多少楽になってきた。
糖尿病疑惑については病院に相談するとして、食事の見直しも含め、自分で出来るケアはやっておこう。