湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

風邪とか禁肉食マンガとか

 

どうも、また何かの風邪をひいたらしい。

今回は喉が少しいたい。動くとしんどい。

こじらせたくないので、たいしたことはないと思わずに、無理しないように気を付けている。

 

それにしても、弱いなあ、免疫系。(´・ω・`)

 

( _ _ ).。o○

 

無料マンガアプリで一日一話づつ読み続けている「BEASTARS」が、どうにも面白すぎて、早く続きが読みたくてしかたがない。 

 

BEASTARS(15) (少年チャンピオン・コミックス)

BEASTARS(15) (少年チャンピオン・コミックス)

 

 

肉食を禁じられた社会のなかで、肉食獣としての捕食の本能を受け入れることができず、必死に抗いながら、自分らしい在り方、生き方を探し続ける灰色オオカミのレゴシが、いずれ、抜き差しならない状況のなかで、草食動物の肉を食べることになるらしい……というのは、あちこちの「あらすじ」「ネタバレ」を見たので知っているけれど、知っていても、やっぱりちゃんと読みたいのである。

 

今日読んだ回は、部活の買い出しで街に出たレゴシたち肉食獣グループが、うっかり道に迷って、禁断の肉を売っている裏町に入り込んでしまったところ。部活の仲間たちが、裏町での肉の密売を許容する姿をみたことから、いよいよレゴシの内面の葛藤が深刻な形であらわになってくる。

 

いつか、自分にご褒美をあげられるタイミングがきたら、買おうと思う。

だいぶ先になりそうだけど。

 

( _ _ ).。o○

 

灰色オオカミのレゴシの葛藤は、必ずしも人間と無縁のものではないのだと思う。

動物に感情移入して肉嫌いになる、というような分かりやすい状況ばかりではない。

 

「しつけ」「教育」を理由に弱者に対して暴力や暴言を繰り返すこと。

仲間外れを作ることで、仲間意識を補強すること。

正義を理由に他者を糾弾し、追い込むこと。

 

そういう行為によって、脳内にドーパミンが分泌されて強烈な快感をもたらすということは、だいぶ知られているはずだけれど、世の中で収まっていく気配もない。

 

 

脳の仕組みがそうなっているのは、それが人間社会の維持に必要な能力だったから、と言われても、理不尽に叩かれたりいじめられたりした側は到底納得できないだろう。

 

けれども、それでつらい体験をした人が、そういう脳の仕組みから自由であるかというと、そうではないこともまた事実だ。いじめられた側、弱い立場だった側が、一転して、いじめ側や強者としてふるまう側に回るのを、私自身、何度となく目撃している。

 

そういう脳の仕組みを持っていることを自覚した上で、脳の欲求と人間社会の本質の両方に抗う人は、ハイイロオオカミのレゴシの葛藤に、どこかで共感するのではないだろうか。