湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

健康といじり

 今朝の健康観察日記


目が覚めて、時計を見たら午前三時半。(゚д゚)


冗談じゃない、寝直そうと思ったけど、息子(二十歳・重度自閉症)がすでに起きて、うろうろしている。

 

そのうち、私のところにやってきて、「くろ、ください」という。

 

「くろ」は、息子専用のiPadのこと。電源がオフになっているときの画面が黒いから、「くろ」と呼ぶようになった。ちなみにカバーは真っ黄色で、「あいぱっど」と書いた紙も貼り付けてあるのに、頑として「くろ」と呼び続けている。もっとも目につく(意識に入りやすい)色彩を呼び名にするのが、息子の命名法なのだ。


で、その「くろ」を手渡してから、二度寝しようと思ったけれど、今度は家のどこかで「ぴーぴー」と電子音がする。まさか電子レンジでもいじったかと思ったけど、様子をうかがってみても、その気配はない。なんだろうと思いつつ、起き上がって確認する根性もないまま、うつらうつらしていたら、五時半になった。そろそろ起きて、末っ子の弁当を作らなくてはならない。

 

起き上がるための動作に入ると、もう全身がとんでもなくこわばっちゃって、関節が痛い。冷えたらしい。昨日の大掃除の疲労のせいもある。しばらく布団のなかでゆっくりマッサージなどして、血の巡りを促しながら、なんとか起き上がった。頭痛。喉の腫れも少し。疲れて風邪気味になったらしい。


先日みたいなめまいに襲われる可能性がありそうだったので、用心しながら台所に立ち、弁当作成。できあがったのを末っ子の部屋に持って行き、カバンにいれるついでに、末っ子の布団毛布その他全部はぎ取って別室に移動。そうしないと絶対起きない。一応温情でエアコンは入れるけれど、入れようが入れなかろうが寒い眠いと盛大に文句を言われるのは同じ。

 

景気づけに適当に歌う。


「あたしおかあさんだからぁ~極寒のあさ三時半に起こされても文句いわないの~愛娘の布団をはぎ取るのぉ~ボロカス文句言われたって~馬耳東風よぉ~だってあたし~おかあさんだからあああ~」


うーん、やっぱりこういうのは、一歩まちがえると、恩着せがましくなるなあ…

 

そういえば「あたし、おかあさんだから」の元の歌のメロディ、知らないや。
YouTubeで探してみた。

 


あたし、おかあさんだから

 

 

やさしいメロディ。
これはこれで、応援歌なんだろうなと思った。きっと励まされる人もいるのだろう。


でも私は、矢野顕子の「いいこ いいこ」のほうが好きかな。


https://www.youtube.com/watch?v=VGNifGKjP8Q

 


いいこ いいこ(GOOD GIRL)/矢野 顕子(ピアノソロ用)

 

歌詞はこちら。

 

www.utamap.com



糸井重里作詞だったんだなあ、この曲。
子供たちが小さかったころ、運転中に、何度聞いたことか。

なつかしいな。

結局ほめられることはほとんどなかったけど。

 

 

毎日毎日「いじられて」うれしい人っているの?

 

www.asahi.com

 

 


こういうニュースを見るたびに思う。

 

「いじり」って軽く言うけど、いじられてる側の気持ち、ちゃんと聞いてあげたんだろうかと。亡くなったお子さんは学校に訴えるくらい苦しんでいたのに、学校側に「いじり」で流されてしまって、どんなに絶望しただろうと思う。

 

校長先生も、毎日毎日四六時中、生徒教職員全員の前で、執拗に傘で叩かれたり小石を投げられたりして、反応をあざ笑われてみたらいい。そしたら絶対「いじりだから問題ない」なんて、言えなくなると思う。そんなことされたら、大人でも余裕で病むだろう。


一般に「いじり」といわれる行為は、対象とされる人の欠点や落ち度、おかしなところ、変わったところをあげつらったり、奇異な反応をわざと引き出して笑いものにする方法をとられることが大半だと思う。そしてそれは、一回性のものではなく、たいてい集団の中で常習化されていく。やられている側の感情には配慮されず、「親愛の情」とか「仲間意識」といった、コミュニケーション上の円滑剤みたいな形で正当化されて、抗議の意志を封じられる。


私の場合、はっきりいって、ごく幼いころから、執拗にいじられて楽しかったことなんて、一度もない。そういうことをしてくる相手に対しては超低温対応してきたし、明確に不愉快であると表明するから、長く続くことは少なかったけれども、相手が自分より年上だったり、大人だったりした場合は、拒否の態度も無視されて、さらにいじる理由にされたりするから、始末に負えない。

 

拒否することで仲間はずれにされるような立場の人の場合は、しかたなく「いじり」を受け入れてしまうこともあるだろう。


つまりこれは、パワハラの一種である。
やっている側も、相手が強く反撃してくることがない、自分が傷つけられることはないと分かっていてやっているはずだ。万が一反撃されても、「いじられてまともに怒るほうが悪い」「空気読めないヤツだ」と、被害者側に責任が転嫁される仕組みもある。空気というのは読むものではなく、吸うものだ。逃げ場もないところで言われたくないことばかり言われて窒息しかけている者に、空気読めなどというほうが無理だ。

 

 

 

 ぜんぜん関係ないけど、そういえば「村上春樹いじり」っていう本が出てたっけ。

 

 

村上春樹いじり

村上春樹いじり

 

 

興味ないこともないけど、「いじり」っていう言葉がちょっと気に入らないから、しばらく読まない。Kindle化されてないからお試し版も読めないし。

 

こっちのほうはちょっと気になる。

 

 

村上さんのところ コンプリート版

村上さんのところ コンプリート版

 

 

 

こちらはKindle版しかないみたい。

ちょっと高いけど、うーん・・・・読んでみたい。