今日の健康観察日記
完全に風邪。
咳、喉のヒリヒリ。頭痛。ふらふら。
乾燥で気管をやられた感じ。
動いていると急激に気持ち悪くなるので、ひたすらじーっとしている。
息子も同じような風邪をひいてて、だいたい四日くらいで回復していた。あと四日もこんななのかと思うと余計に具合悪くなるので、考えないことにして、Amazonビデオでアニメを見ていた。
アニメ映画
「サカサマのパテマ」。
知らない作品なので、全く予備知識なしに見始めたのだけど……
高所恐怖症の人は、かなり覚悟がいる作品だと思う。恐怖症というほどではなくても高いところが大嫌いで生涯飛行機には乗らないつもりの私にとっては、生半可なホラーよりもキツかった。
何かにしがみつかなければ空に落ちていくという恐怖。
空は通常底なしだから、落ちたら最後、大気圏を突破して宇宙の漂流物になるしかない。
よくわからないけど、重力をエネルギー源とする実験の大失敗によって、人類の大半が空に落ちて消滅してしまった世界の物語だという。
その大惨事を経て、ごく少数の、重力を失わなかった人々の末裔が、地上で全体主義的な国家を作って暮らしている。
もう一つ、重力は失ったものの、地下世界に潜って、上下サカサマに暮らしている人々もいる。この人たちも、情報を制限し、地上の存在を無視することで集団の安定を維持している。
で、閉塞した地下世界に飽きたヒロインが、地上からの探索者に襲われて、空に落下してしまう。
彼女がたまたまフェンスに引っかかっているのを発見したのが、飛行実験を行ったことで地上の権力者に異端視されて、命を落とした(実は暗殺だった)男性の息子だった、というあたりで、「天空の城ラピュタ」がちらちらとかぶるけれども、全体的にはあまりにていない。
とにかく落下の恐怖が半端なくて、挫折しそうになりながらも、何とか最後まで視聴。
面白かったけど、地上世界の独裁者がキモすぎた。
捕まえた地下住民を着衣のままホルマリン漬けひして自分の執務室に飾っておくとか、悪趣味すぎる。それにヒロインのパテマへの執着も、かなり倒錯的だった。
小説やコミックも出ているようだ。
コミックはアナザーストーリーらしいので、読むなら小説かな。
物語の背景が、アニメだけではよく分からなかったから。