雨は降っていない様子。
天気が悪いと、息子がパニクることが多い。
悪天候と連動して混乱が起こるようになったのは、昨年の台風ラッシュ以来。特定の天気が好きとか嫌いとかいうのじゃなくて、変動すること自体が気に食わないのだ。
とくに、雨があがってしまうのが、とっても許せないらしい。
雨が降ってるうちから、あがるんじゃないかと心配になるらしくて、怒り出すこともある。
小降りになると、私をベランダ窓のところに引っ張っていって、空を見上げながら地団太踏んで、「あれをなんとかしてくれ」とゴネるんだけど、天気なんて、一主婦になんとかできるモノではない。
で、結局「おかーさんが言うこと聞いてくれないー」となって、キレてしまうことになる。そーゆーのを八つ当たりというんだよと、教えたってまだ分からないから、なんとか気分をそらせようと、あの手この手を使うことになる。
いちばん効くのは、散歩かドライブに出ること。車に乗せて十分も走ると、もう機嫌が直っている。散歩なら二十分ぐらい歩くと、すっきりする。
それができないときは、普段あまり使っていないオモチャなど出して、息子の好みそうな遊びを見せてやる。
DVDをつけて注意を天気からそらすというのもあるけれど、選んだDVDが、息子の見たくないものだったりすると、怒りに油をそそぐ結果となるので、見極めがむずかしい。
こういう気分転換を、いつか、息子が自分でやれるようになってほしいのである。狭くて身動きのとれないところに気持ちがハマッてしまって苦しくても、ちょっと視点を変えることで、違う世界を見つけられるのだということに、気づいてほしい。
もともと環境の変化が多大なストレスになるタイプの脳を持っているのは、もう仕方がないことだから、それを自分でちゃんと分かって、自己コントロールできる大人になってもらいたい。
その練習をさせるつもりで、せっせと気分転換の方法を模索しては、試行錯誤しつづけている。
(2005年05月07日)
※過去日記を転載しています。