午後、お腹いっぱいの末っ子を寝かしつけている間に、息子(7才・重度自閉症)が、とんでもないことになっていた。
長女さんの学校用粘土を無断でいじくっているうちに、つい思いついて、髪の毛に塗りつけてしまったらしいのだ。
粘土は鮮やかな水色。
私が発見したときには、息子の頭は「お前は綾波レイか?!」とつっこみたくなるような状態になっていた。
被害範囲は、頭のほか、長女さんの勉強机と椅子と、その下の床。
頭は私が処理し、机その他にねっちょりとこびりついた粘土は、長女さんが黙々と片付けてくれた。毎度のことながら、自閉症児の姉の鏡だ。
それにしても、毎日毎日、よくもまあ、凡人の親が思いもつかないようなことをやらかしてくれるものだ。近頃ではもはや怒る気にもならない。ただただ、感動とため息と、脱力の日々である。
(2005年05月04日)