湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

コロナ陽性日記(その2)

お見舞いのコメントやブクマをありがとうございます。入院がどれぐらいの期間になるか予想できませんが、症状が軽いうちは、読み書きを続けようと思います。

 

 

2020/11/23 お昼

 

ランチは亭主が作ってくれた、うどん。

半量でお腹いっぱい。食欲がない。

 

入院の荷物の準備は、ほとんど全部長女さんがやってくれた。私は着ていく服を選んで、本を何冊か突っ込んだくらい。息子が神経質そうな表情をして、CPAPのケースの蓋をきっちり閉めてくれた。

 

2020/11/23  午後一時半くらい

 

保健所から迎えの車がきた。

運転席と助手席に保健所の方々が乗っていて、私は後ろの席に乗せられた。乗り込むまで、会話なし。

 

乗り込んでからも、身振りのみで、音声での会話はなし。

 

運転席側と後部座席の間には仕切りがあって、透明プラスチックっぽい窓はあるものの、直接接触できないようになっている。

 

防音仕様じゃないから、声は聞こえるんだけど、会話しない方針のようだ。

 

o(・x・)?

 

 

ゴミ袋っぽいものが敷き詰めてある座席の上に、医療機関でよく見かける使い捨ての青いゴム手袋と、何か書類の挟まっているクリアファイルがあった。

 

車に乗ってすぐ、保健所の方が身振りで書類にサインするようにと指示してきた。亭主が受けた保健所からの電話で「書類を書いてもらうからボールペンを持参してほしい」と言われていたけど、車の中で書くとは聞いていなかったし、なんの書類かも聞きそびれた。

 

で、書類を読んでみた。こんな感じのことが書いてあった。

 

私は令和◯年◯月◯日付けで◯◯保健所◯◯から意見を述べる機会付与通知を受けましたが、新型コロナウィルス感染症を指定感染症と定める政令の一部を改正する政令による新型コロナウィルス感染症を指定感染症と定める政令により準用及び読み替える感染者の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律法第◯条◯項に基づく感染症指定医療機関への入院勧告について、十分な説明を受け、納得しましたので、意見はありません。

 

これ、「意見書」っていうらしい。

 

驚嘆するほど回りくどくて(「政令」の入れ子構造が激しすぎる)、頭にさっぱり入らない文だけど、これ読んだおかげで、自分は保健所に「入院を勧告された」のだと、初めて知った。もっとも「機会付与通知」を受け取った覚えはない。

 

ネットで調べたら、結核などで入院を勧告された場合も、同じように、感染者側からの「意見」の機会があるのだそうだ。

 

意見がないことを意見する「意見書」を挟んだクリアファイルは、サインの欄のところだけ四角く切り抜かれていて、書類を取り出さなくてもサインできるようになっていた。

 

私には今回の「入院勧告」対しての「意見」を述べる必要性はとくに感じないので、車中でサインして、車に置いて病院に入ろうとしたら、運転席側の保健所の方々が、しきりにハンドサインを送ってきた。「意見書」を持って病院に入れということらしいので、持って降りた。

 

迎えに出てくださった完全防備の看護師さんたちに、「意見書」を渡そうとしたら、不審な顔をされたので、保健所の人に渡すように言われたみたいだと言ったら、「これ、初めて見るよね」と言いあっていた。病院に出すものじゃないのかもしれない。なんにせよ、持って入院しろというハンドサイン以外の指示が何もなかったので、どうしようもない。病院がなんとかしてくれるだろう。たぶん。

 

病院に入ると、まずレントゲン室に案内され、肺とお腹の写真を撮ったあと、CT室に連れて行かれて、そこでも肺の撮影をしたあと、採血された。

 

完全防備で宇宙人めいた姿になっている看護師さんに連れられて、人の気配の少ない病院の通路をとぼとぼと移動したり、CTの機械のゴーンゴーンという音を聞いたりしていたら、昔のSF映画にでも入り込んだような気分になった。

 

2020/11/23  午後6時半ごろ

 

夕食は、お弁当だった。

魚のあんかけがメインの和食。しょっぱさを感じにくくなっていると、はっきり分かる味だった。小松菜のおひたしは、エグさしか感じず、ひじきの煮物な、甘くてぬるっとしてる。なんだこれ、面白いぞとか思いながら完食。

 

2020/11/23  7時前

 

熱と血圧、脈拍、血中酸素濃度を自分で測って、記録表に記入。

 

熱が37度台に上がっていた。

血圧は、ちょい高め程度。

血中酸素濃度は98パーセント。これが96パーセントまで落ちるようなことがあれば、酸素を入れるとのこと。

 

2020/11/23  夜9時

 

消灯。真っ暗。WiFiも追い出された。

 

睡眠導入剤飲んで寝るしかないと思ったのに、看護師さんに「CPAP使うの、ちょっと待って」と言われたので、飲まずに待っていたら、「ごめんなさい、お部屋移ります」と言われたので、あわてて荷物まとめて引っ越しすることに。

 

トランクからあまり荷物を出さずにいたので、そんなに大変じゃなかったけど、なかなかキツかった。

 

引っ越し先は、バストイレつきの個室だった。ほとんどビジネスホテル仕様。血圧計や体温計、酸素飽和度を測る機械なども、全部そろっている。

 

いきなりのVIP待遇だけど、引っ越しの理由は教えられていない。

 

これから重症になるぞというフラグだったら嫌だな。(´・ω・`)

 

 

とりあえず個室に荷物を展開して落ち着いたので、睡眠導入剤飲んで、寝る体勢に。CPAPを装着して、末っ子が送ってくれた音読動画を聞こうと思ったところで、意識が落ちたようだ。

 

 

2020/11/24  午前6時半すぎ

 

ねこたまさーん、お熱測りましたか?」

 

というナースコールの音声で起床。

 

iPhoneに電話しても反応がないのでナースコールしたとのこと。電話の音がした記憶がない。熟睡していたようだ。

 

熱は36.5度。血圧はいつも通り(130台)を

酸素飽和度は、98パーセント。

 

喉が渇いたので水分取った。

手の甲の皮膚が、これまでにないくらい乾燥してシワシワになっている。手だけなら80台でも通用しそうな勢いだ。化粧水かハンドクリーム持ってくればよかった。そのあたり、すっかり忘れてた。

 

そろそろ朝ごはんかな。

 

 

 

コロナ陽性日記(とほほ)

タイトル通りのことになった。(´・ω・`)

 

以下は、昨日の夕方から現在までの出来事や症状のメモである。

 

2020/11/22 午後5時過ぎ

 

保健所から電話。息子の検査は難しいから、当面しないことになった、とのこと。ツッコミの浅い鼻綿棒でいけるんじゃなかったのか。まあいいけど。

 

私の検査結果を聞かれたけど、病院からまだ連絡が来ないので分からないと言うと、陽性の場合には保健所にも連絡が行くから、とのこと。そりゃそうだ。

 

 

2020/11/22 午後7時    38.6度

 

喉の痛み。全身の関節や筋肉の痛み。軽い腹痛。下痢。時々咳。寒気。なんとなく、飲み物の味がおかしいような、そうでもないような。

 

晩御飯は、亭主が鶏鍋を作ってくれたのだけど、起き上がって食卓で食べるのがキツかったので、布団まで持ってきてもらって、横になった状態で、ちまちま食べた。ごはんの味は変わらないのに、鍋の味がおかしい。鶏鍋が苦いって、ないと思う。

 

 

2020/11/22  午後8時40分  

 

息子の体温  37.5度。でも元気。

結局、病院からPCR検査結果の電話は来なかった。明日かな。

 

2020/11/22 深夜

 

ときどき咳がでる。熱は38度台と36度台を、行ったり来たり。喉の痛みと全身痛は、引いてきた。かわりに腹痛が悪化。ずーっと鈍痛、ときどき強い痛み。

 

ラノベを読むのもしんどくなったので、YouTubeAmazonの映画を見て気を紛らわす。

 

寝ているあいだに呼吸がおかしくなったら困ると思い、睡眠導入剤を飲まず様子を見ていた。朝四時ごろまで眠れなかったけど、体調に大きな変化はなかったので、CPAP(無呼吸症候群のための呼吸器)を装着して、睡眠。

 

 

2020/11/23 午前7時ごろか

 

息子にCPAPのスイッチを切られて起床。毎朝のことである。朝6時か7時の、キリのいい時刻になると、息子はCPAPを止めに来る。理由は不明。とっとと起きろということかもしれない。

 

喉の痛みか多少あるけど、激痛ではない。ただ、少し咳がでる。嫌な感じだ。

 

2020/11/23  午前8時台

 

PCR検査を受けたD病院のお医者さんから電話があり、「陽性」だったとのこと。うへえ。

 

「いま熱は?」

「ありますね。乱高下しとります」

「そうか。あるのがおかしいんだよな。うん」

 

お医者さんとしては、単なる扁桃腺の熱であれば、抗生剤の投与でさっさと下がっていいはずだったとのこと。

 

熱を測ったら36.5度。平熱。

でもちょっと動くとぐわーっと熱の上がる感じがして、気持ちがわるくなるので、測ってみたら37.1度だった。もう少し動きまわっていれば、また、38度越えかもしれない。動くのをやめた。

 

喋るのがしんどいので、亭主に保健所に電話してもらう。折り返し電話がきて、結局私が喋ることに。個人情報、家族の情報、体調や通院歴、処方薬の概要、最初に発熱した日時、先週中の外出先などを、詳細に聞かれた。喋り疲れた。

 

で、ホテルか入院のどちらかになるであろうと言われる。うへえ。

 

私が入院した場合の息子の介護をどうするかを聞かれたので、亭主が年内いっぱいリモートだと答えた。亭主の勤め先の大学が、ネット講義環境をきっちり整えてくれたおかげである。

 

 

家族の検査については明日以降調整するとのこと。全員が濃厚接触者ということになるので、私を隔離した上で、2週間自宅待機することになる。末っ子は期末テストを受けられないことが確定した。すまぬ。

 

2020/11/23  午前8時台

 

息子の介護施設に電話して、私のコロナ陽性を伝えた。早急に管理職の方に連絡して、対応を決めるとのこと。迷惑をかけることになりそうだ。

 

息子が行動援護等でお世話になっている福祉事業所さんには、亭主が電話してくれた。スタッフがコロナ感染したために、営業停止になっているのだけど、息子を含む利用者には濃厚接触者はいなかったと聞いている(濃厚接触者に接触した人に接触しただけらしい)。それなのに、利用している障害者の保護者が発病しているケースが、私の他にも出ているという。

 

息子には、それらしい症状がない。

いたって元気である。

具合の悪そうな様子もなかった。

 

ただ、この二週間ほどの間、ずっと完全に異常なしだったかというと、そうでもない。若干、食が細いと感じたこともあったし、なんか妙に目が赤い日もあった。微熱で施設を早退してきたのは、いつだったか。妙に長く寝ていた日もあったと記憶している。

 

でも、どれも息子には時々あることだし、すぐおさまっていたから、心配していなかった。詳細に記録を取っておけばよかったと、いまになって後悔している。なんでメモっておかなかったかな。私としたことが。

 

重度の知的障害のある息子は、身体の不調を言葉で伝えることができない。もしかしたら、言わないだけで、本人としては結構具合の悪い日もあったのかもしれない。

 

2020/11/23 午前11時

 

熱、36.4度。下痢。脇腹の背中側に瞬間的に激痛が走る。この手の身体の痛みが多い。マジ痛い。

 

2020/11/23  お昼前

 

保健所から電話。入院する病院が決まった。保健所が用意してくれる車で運ばれるそうだ。

 

入院グッズを長女さんがあっという間にまとめてくれた。

 

受け入れ先の病院の看護師さんから電話。入院に必要なものなど、教えてもらった。

 

下着や入院着、タオル、歯ブラシ、歯磨き粉などは、有料(1日七百円くらい)で用意してくれるというけど、サイズがおぼつかないし、下着の着替えも週に3回ほどとのことなので、自前の着替えも可能な限り持ち込むことにした。入院中は入浴できないかもしれないのに、下着を週に3回しか変えられないのは、いくら不精な私でも厳しい。

 

病院スタッフとの会話は、自分のiPhoneで通話するらしい。

 

院内では、水しか購入できないので、それ以外は持ち込むか、家族に差し入れてもらえとのこと。差し入れは、家族が陰性と判明するまで無理だから、全力で持ち込むことにする。

 

なお、入院にかかる費用は、食事分も含めて、ほぼ国が払ってくれるらしい。日本ありがとう。

 

 

wi-fi、充電のための電源もあるそうなので、iPadkindleも持ち込むことにする。

 

あとは紙の本。岩波文庫万葉集全5巻と、聖書と、今昔物語集の本朝世俗部だけ、持っていくことにする。あとはkindle本があるから、退屈はしないだろう。読書できる体力があれば。

 

 

2020/11/23  午後0時40分ごろ

 

保健所から電話。

私を迎えにくるついでに、家族分のPCR検査キットを置いていって、今日中に回収するとのこと。息子は結局鼻綿棒になった。穴から二センチあたりを、最低5回ほど、ぐるぐるこすればいいとのこと。亭主と娘二人は唾液2ml。

 

私の退院については、国が決めた一定期間経過後に、症状が治まっていることが条件とのこと。

 

 

早く帰れるといいな。

うちのコロナ騒動(その2)(´・ω・`)

いま検温したら、37.7度だった。

他の家族は、全員平熱。

 

昨日処方してもらった抗生剤で、扁桃腺の腫れは少しだけ引いてきた。痛みも多少はマイルドになった。

 

そのかわり、全身の痛みが悪化。

 

関節だけでなく、筋肉がとにかく痛い。全力でロックソーラン節でも踊りまくった後みたいな筋肉痛に襲われている。一体これは何なのか。病院に行った以外は、ひたすら寝てただけなのに。

 

立ち上がるのも痛い。椅子に座ってるだけでも痛い。箸やスプーンを持つ指や、手のひらまで痛い。

 

インフルエンザで高熱出したときでも、こんなじゃなかった。

 

おまけに、こむら返りに襲われた。

油断すると、すぐにつりそうになるので、イオン飲料を飲みつつ、うかつに筋肉に力が入らないように注意している。

 

味覚の異常などは特にない。それが起きたらコロナの可能性が高くなるので、何か食べるたびに、かなり気をつけている。

 

昨日受けたPCR検査の結果は、今日電話で貰うことになっている。

 

午前10時半ごろに、保健所から電話をもらった。息子のPCR検査の唾液が取れたかどうかの確認の電話だった。

 

「取れませんでした。家族で散々頑張りましたけど、不可能でした」

 

と申告したところ、鼻綿棒で粘膜を取る方法を提案された。昨日、私が病院で受けたやつだ。

 

「それも無理だと思います。インフルエンザの検査も、出来たことありませんから」

 

と言ったら、病院に行ってもらえればとか、ありえないことを言い出した。もっとも、ありえないと分かっていないから言えるのだろうけど。

 

「あのー、90キロ超えてる重度自閉症なんですよ。力のある大人5人がかりでも、全員吹っ飛ばされます。不可能です」

 

ちなみに息子は、十八歳のときに、採血に抵抗して大人8人以上を吹っ飛ばした過去がある。怪我人が出かねないので、二度と試したいとは思わない。

 

なので、受けるなら自宅で家族がやると申し出た上で、聞いてみた。

 

「ちなみに、鼻のどのあたりで取るんですか。かななり奥のほうだとすると、家族でも無理ですが」

 

すると、鼻の入り口あたりでもいいから、とにかく粘膜を採取できればOKとのこと。そうなのか。

 

どうりで昨日、D病院の先生が怒ってた。

 

「重度障害者に唾液でとか、保健所何考えてんだ! 鼻でやるべきだ! ちなみに唾液だと検査の精度は70パーセント、鼻なら80パーセントなんですよ!」

 

 

納得である。鼻の入り口だけなら、息子でもなんとかなる。

 

てっきり、インフルエンザの検査みたいに、鼻の奥まで突っ込まなくちゃダメなんだと思っていた。実際、昨日の私のPCR検査も、奥までやられて涙でるほど痛かった。(;_;)

 

昨日の日記では書くのを控えいた、D病院の先生による「保健所」への罵倒のお言葉を、付記しておく。

 

「保健所が忙しそう? そういうフリしてるだけだから! あいつらホント無責任なんだ! 会えばわかるから! あー話聞いてたら、また腹立ってきた! 散々喧嘩したんですよ!」

 

無責任かどうかは、判断材料が少ないので私には何とも言えないところだけど、ひょっとして、組織として、機能不全の部分がある状態なのかなというのは、この数日の電話対応で感じてはいる。

 

まず、PCR検査についての地元病院の対応を、地元保健所が把握できていない。保健所が紹介してくれた医師会の相談窓口が、医師会の診療所では検査ができないといって、他の病院を紹介してくれたけど、その病院で検査を断られている。そういう事態を保健所が把握していない。これはマズい。

 

高熱出してて全身激痛、喉の痛みで喋るのも地獄という状態で、なおかつ感染の可能性のある人間が、あちこち電話して門前払いくらいながら検査可能な病院を探さなくちゃならないというのは、キツすぎる。かわりに電話してくれる亭主がいなかったら、諦めていたと思う。

 

あと、発症している可能性のある人間が、病院に出向いて検査を受けるというのも、かなり問題だと思う。電車やバスやタクシーに乗っていいのか?  どう考えても、マズいと思うんだけど。

 

なんて書いてたら、脇腹に激痛。ほんと、なんなんだろう。痛すぎる。(;_;)

 

昨日、保健所が紹介してくれた医師会の相談窓口に亭主が電話したけれど、電話に誰も出なかったので、窓口ではなく医師会のほうの代表番号に電話したところ、改めて相談窓口に電話するようにいわれ、医師会の診療所では検査できないといわれ、別の病院を三軒紹介された。順番に電話してみたけれど、そのうち一軒(……病院の数え方って、一軒、二軒でいいんだろうか。なんか違和感ある)には、お断りされている。もちろん、保健所から検査を受けるように言われているという経緯を話した上で、断られている。

 

で、D病院に電話して亭主が怒鳴られた上で、やっと検査予約が取れたけど、長女さんについては無症状だからと断られ、私だけの検査となった。

 

それなのに、さっき電話をくれた保健所の人は、医師会の診療所で私が検査を受けたのだと思い込んでいた。無症状の家族(長女さん)の検査を病院が断るということも、想定していなかったようだ。

 

それと、保健所の方々、どうも段取りが良くないように思う。

 

「すみません、私が高熱だしてしまったので、息子の唾液が取れても、保健所まで持って行けなくなりました」

 

「そうですか……では、回収方法については……こちらで相談します」

 

決めてないのかと、びっくりした。

ていうか、家族全員感染してる可能性がある場合、一体どうしてたんだろう。

 

ちなみに、取れなかった場合についての指示なども、全くなかった。重度知的障害者のケースに対応したことがなかったのだろうか。

 

さっきの電話でも、鼻綿棒を病院で受けるのは不可能、やるなら家族が自宅でやると申し出たら、「こちらで相談します」となった。

 

なんでいちいち「相談」なんだろう。うちの地域でもかなり感染者が出ているのだから、対応のマニュアル的なものが出来ていても良さそうなのに。そして「相談」になると、半日から1日、次の連絡は来ない。スピーディな対応とは程遠い。

 

そういう取りまとめのできる立場の人が、動けないのか、あるいは「上」のほうの方に何か問題があるのか。

 

いずれにせよ、感染者数がどんどん増えている状況である。保健所が疲弊しきっていたとしても、何も不思議じゃない。そういえば、ここの保健所の職員さんからも、コロナ陽性が出ていたような。うーん。

 

何年か前に、保健所が統合されたために、うちの近くにあった保健所は閉鎖されてしまった。あの保健所がまだあったら、こんなに大変ではなかっただろう。馬鹿なことをしたものだ。

 

「GO TO」は、見直しが提案されるのだとか。

 

経済を回すのは、必要だとは思う。

うちの近所のお店なども、今年になって、いつのまにか、あるいは唐突に消えていったところがある。

 

だけど、これ以上感染が拡大したら、医療機関と保健所が本気で死に絶えそうな気がする。

 

報道でいろいろと現場の大変さは伝えられているけれど、自分が当事者として関わるハメになって、これは本当にマズい状況なんじゃないかと実感した。

 

保健所の人たちは、今日も手分けして、検査キットを宅配するのかもしれない。息子の鼻綿棒が届くのがいつになるかは、わからないけど。そういえば、さっきの電話では、家族全員の体温を聞かれた。そういう計画観察記録なども、各家庭ごとにやっているのだろう。日曜日なのに。

 

 

検査結果の電話が来るのは夕方かな。

 

もし陽性だと、末っ子は明日から登校を見合わせることになるだろう。定期テスト、受けられないかも。その場合は追試に期待かな。

 

長女さんの通勤と、息子の施設通所については、私が陰性であっても、当面控えることになるだろう。

 

 

やれやれだ。(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちのコロナ騒動(´・ω・`)

いろいろあって、めんどくさいことになっている。

備忘録として、ざっと経過をメモしておく。

 

(´・ω・`)

 

 

  • 14日夜……息子が行動援護サービスなどでお世話になってる福祉関係の事務所から、新型コロナウィルス陽性の人が出る。息子が濃厚接触してる可能性があると言われる。

 

  • 15日……息子は濃厚接触者に接触した人に接触しただけ、ということで、PCR検査の必要はないと言われたものの、念のため介護施設通所は数日休むことになる。同じ敷地内の施設で働いている長女さんも、当面出勤を見合わせることに。

 

  • 16日〜18日……事務所の陽性の方が増える。

 

  • 長女さん、数日ぶりに出勤。職場でインフルエンザの予防接種を受ける。

 

 

  • 20日……息子と同じように「濃厚接触者に接触した人に接触しただけの人」の中に、陽性の人が出てしまったため、息子もPCR検査の対象と保健所が判断。検査キット(唾液を2ccくらい溜めるやつ)を自宅ポストに配達してくれるというので、「うまく取れたら私が保健所に持っていきます」ということになる。

 

  • 20日夜7時ごろ……長女さんの勤務先から電話。翌21日午前中のうちに、無症状の長女さんにもPCR検査を受けてきてほしいと言われ、検査を実施しているというA病院を紹介される。「無症状だと自費での検査になって、万単位のお金がかかるとも。うへえ。

 

  • 20日夜10時……私が38度4分の熱を出す。しょっちゅう出してる扁桃腺の熱だけど、タイミング最悪。鼻が完全に詰まってしまって呼吸(CPAP)が使えないので、睡眠導入剤も服用せず、鼻が通るまで無理やり起きていた。朝方になって、鼻が通ったので少し寝た。頭痛、腹痛、全身の関節痛もあって、キツかった。

 

  • 21日朝8時台……保健所から電話。午前11時ごろキットを郵便受けに入れてくれるとのこと。その電話で、私の発熱について報告したところ、検査を受けるべきだけれども、濃厚接触者ではないため保健所ではフォローできないと言われ、地元の医師会の相談窓口の電話番号を紹介してもらう。

 

  • 21日朝九時過ぎ……長女さんの職場の人に紹介してもらったA病院に亭主が電話したところ、無症状の人のみ検査に応じる、家族に発熱した人がいる場合は受診お断りと言われた。ちなみに、無症状の場合は自費でPCR検査を受けることになり、一回2万4000円ほどかかるとのこと。うへえ。

 

  • 21日9時台……保健所が紹介してくれた医師会の窓口に亭主が電話したところ、発熱外来があってPCR検査をやってくれる病院を3つ紹介してもらったけれども、2つの病院から来ないでくれ無理、と言われ、3つ目のD病院で、発熱してる私の検査だけやってくれることになった。無症状の長女さんについては、自費であっても受け付けないとのこと。電話した亭主が、「無症状なのになんでもかんでも検査してたら回らねーだろ!」的な感じで、医師にだいぶ怒鳴られたらしいけれども、それ保健所と長女さんの職場に言ってほしい。

 

  • 怒鳴るお医者さんのとこで検査受けるのかと憂鬱な気分で、予約した時間にD病院へ。熱が37度4分まで下がって具合もすこし良くなったので、自分で運転していったのだけど、車でたった3分で着くはずなのに、工事で道路が封鎖されてて駐車場に入れず、だいぶ迂回しているうちに、具合が悪化。ほんとに運がない。

 

  • D病院着。人のいない奥の間に案内され、しばらく待つ。患者さんの少ない静かな院内に、亭主を電話でドヤしたと思われるお医者さんの怒号に近い指示が飛び交っていて、まるで一人鉄火場状態。「あ? ネット診療希望? うちやってねーよ!」なんてセリフを聴きながら、優しい看護師さんに採血してもらう。上手だった。

 

  • PCR検査の鼻綿棒は、看護師さんではなく、怒号のお医者さんかやるらしい。どれほどキレた人が来るんだろうかと身構えて待っていたら、優しそうな目のお医者さんが登場。「旦那さん、だいぶ心配してたよね!」と言われたので、そうではなくて、保健所と介護施設と地元医師会の意向で検査を受けるべきとなったので、仕方なく受けにきた云々と事情を説明。ついでにこの熱も年中出してる扁桃腺のものだと思うと言ったら、喉を見て「うわ、扁桃腺デカいね」と言われた。知ってる。

 

  • で、お医者さんの見立てだと、「扁桃腺の熱の可能性が高いけど、血液検査で白血球があまり増えてないので、コロナの可能性がないわけじゃないと思う、とのこと。明日、結果が出たらすぐに家に電話するので、病院に問い合わせないでくれと言われたので、「絶対にかけません。家で大人しく待ってます」と返答。検査受けた人からの問い合わせの電話が頻繁にかかってくるので、辟易しているらしい。お気の毒なことだ。保健所の判断で息子が検査することになった経緯や、検査方法が唾液を溜めるタイプなので息子には無理かもしれないという話をしたところ、どうも「保健所」の単語が怒りのトリガーだったみたいで……罵詈雑言の詳細を書くのは控える。だいぶいろいろあったようだ。お医者さんが一人鉄火場になっちゃうのも、仕方がないと思った。

 

  • 扁桃腺の抗生剤をもらって、帰宅。お昼食べて、お薬飲んだ。

 

  • 息子の検査は、ほほ不可能と判断。亭主と長女さんが、渾身の演技で見本を示したものの、唾液は出なかったとのこと。長女さん曰く「こんなことが簡単にできるくらいなら、介護施設に通所してない」。ごもっとも。できないものは、仕方がない。保健所さんは「提出可能な状態になったら連絡ください」と言っていたけど、不可能だった場合については、とくに指示がなかったようだ。今日は放置でいいか? 明日、私の検査結果がわかってから、考えよう。

 

 

頭痛がかなりひどい。痛み止め飲むか。

 

 

マラセチア毛包炎の経過

こんにちは。


昨日、ない知恵を絞って(ネット検索で集めた知恵で)まとめた、息子のマラセチア毛包炎対策は、わりとあたりだったようだ。

 

  • 保湿効果のある化粧水を使う頻度をあげて、一日中、肌の乾燥を避ける。
  • マラセチア真菌に対して抗菌効果のある軟膏を塗る頻度を増やす。
  • 入浴時、抗菌効果のあるボディソープを使う。
  • 化繊入り下着などで皮膚を刺激しないようにする。

 

保湿効果のある全身用化粧水は、私が普段つかっているもの(ヤクルトのマイルド カラミン)がたっぷりのこっているので、とりあえずそれを転用。

 

傷や炎症のない部分には、ヤクルトのリフレッシュミストなども使ってみている。

 

(ヤクルトの低価格帯の化粧品類はAmazonの商品情報に出てこないし、ヤクルトのオンラインショップですら取り扱っていなかったりする。店頭で見かけることもないから、訪問販売がほとんどなのかもしれない。私も毎月来てくれる販売員さんから購入している)

 

化粧水を背中に塗ってあげると、息子はとてもうれしそうにしている。気持ちがいいのだと思う。なにしろ、肌をなでるとこちらの皮脂がごっそりもっていかれるぐらい、全身カサカサなのだ。

 

足りなくなったら、低刺激で評判のよいボディローションを探してみよう。

 


軟膏は、クロマイ-N軟膏のノンステロイドタイプ。

 

【第2類医薬品】クロマイ-N軟膏 6g

【第2類医薬品】クロマイ-N軟膏 6g

  • 発売日: 2009/03/24
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

とくに炎症のひどい首の後ろの生え際あたりに、一日数回、丁寧に塗り込むことにした。先日のコロナ騒動のために施設通所をお休みしているので、昼間も塗ってやれるのは、不幸中の幸いというべきか。

 

背中をかゆがっているときには、即座に化粧水でうるおして、その付近に毛包炎ができていたら、軟膏を塗る。

 

お風呂でのからだ洗いには、関西酵素株式会社の薬用ボディソープを買って、昨晩から使い始めた。

 

薬用ボディソープ

薬用ボディソープ

  • 発売日: 2004/11/08
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

ボトルの裏側にある商品情報によると、次のような有効成分が入っているらしい。

 

殺菌成分・・・イソプロピルメチルフェノール

洗浄成分・・・タンパク分解酵素(プロテアーゼ)

保湿成分・・・コラーゲン、ハマメリスエキス、チョウジエキス

 

マラセチア真菌は、皮脂を分解するときに、加齢臭の原因にもなる 2-ノナネールという不飽和アルデヒドの一種を作り出してしまうのだという。

 

息子の背中のふきでものが増えて、炎症が強くなると、体臭も妙に強くなるのは、なんとなく感じていた。夏場でもないし、汗っかきでもないのに、なんでこんなに臭うのかと不思議に思っていたけれども、マラセチアが原因だとすれば納得がいく。

 

ということは、皮脂のコントロールがうまくいけば、毛包炎だけでなく、体臭を抑えることもできるかもしれない。がんばろう。

 

その他、皮膚を強くするために、ビタミンB系の摂取も増やそうと思う。

 

 

↓マラセチア関連日記

dakkimaru.hatenablog.com