湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

ねこたま日記(5月7日)

こんにちは。

 

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息子(26歳・重度自閉症)は、介護施設ショートステイ(一泊)。

 

末っ子(大学二年)は講義があるので大学に行ったけど、電車の遅延で酷い目にあったとか。

 

長女さんは休養日。風邪がすっかり治って、近所を散歩したりしていた。嚥下の不調も回復してきたようで、一安心。ただ、深夜になると気が落ち込むようなので、一緒にあったかいお茶を飲んだりして過ごした。

 

(_ _).。o○

 

 

最近買った本。

 

ジョジョの奇妙な冒険 無限の王」(真藤順丈 荒木飛呂彦

 

小説版のジョジョ。原作にはない、シリーズの狭間のストーリーとのこと。ジョジョ好きの長女さんのために買ったのだけど、私も読んでみようと思う。

 

 

「訴歌」(阿部正子 編)

 

ハンセン病患者の方々の短歌集。

 

教会学校の帰りに、あまりにも喉が乾いたので、自販機でお茶を買おうと思ってBOOKOFFに立ち寄ったのだけど、店内に入って真っ先に背表紙が目に飛び込んで来たので、そのままレジで会計した。

 

この病気を持ってしまった方々に対する国の制作が、人権を著しく侵害するものだったということは、漠然とした知識ではあるものの知ってはいたけれど、近年になって、より詳しい情報に触れる機会があり、改めて、その酷さに背筋の寒くなる思いを抱いている。

 

終身強制隔離。過酷な強制労働。

家族との絶縁。その家族も、地域での差別に晒される。

外出は許されず、教育の機会も奪われる。

結婚には断種が条件とされ、妊娠すれば堕胎が強要される。

 

末っ子が中学のころに、学校の課題でハンセン病について調べてレポートを書いたのをきっかけに、私もそうした情報に触れた。

 

真っ先に思ったのは、重度知的障害者や精神病患者の問題と重なる部分があるということだった。

 

優生保護法を根拠に、避妊手術を受けさせられた人は、二万五千人もいるという。

 

その被害者である六十代の女性が、2018年に裁判を起こしたことをきっかけに、この酷い問題に光が当てられて、声を出せずに埋もれていた被害者の掘り起こしが行われるようになったそうだ。

 

民族浄化などという傲慢な考えのもとに、病や障害を持ってしまった人々の人生そのものを踏み躙る政策や法律が、ごく最近までまかり通っていたという事実に、言いようもない悲しみが起きる。時代が違っていれば、あるいは差別意識の強い地域に生まれていたなら、私の子どもたちだって被害にあっていたかもしれないのだから。