湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

ねこたま日記

こんにちは。

 

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相変わらず、夏バテがキツい。あと、肩凝りが酷い。

 

水分補給に気をつけながら、時々肩をぐるぐる回しつつ、無理のないように過ごしている。

 

今日は無印良品の保冷マグにウーロン茶のパックと氷水を入れて、ときどき水を継ぎ足しながら飲んでいる。

 

末っ子は学校の夏期講習、息子はショートステイ。長女さんはウォーキングしつつ休養。亭主は書斎でお仕事。

 

お昼はレトルトカレーを食べた。

 

 

(_ _).。o○

 

一昨日だったか、室生犀星の「かげろうの日記遺文」という作品を読んだ。

 

(本書は現在、Amazon unlimitedで読み放題利用できる)

 

室生犀星の作品を読むのは、たぶん初めてだったと思う。教科書等で何か目に触れたことはあったかもしれないけど、記憶にない。

 

「かげろうの日記遺文」は、道綱の母の「蜻蛉日記」の翻案的な作品で、原作ではそれほど言及のやい「町の小路の女」と呼ばれる女性が、とんでもない存在感で描かれている。

 

藤原兼家には、本妻側室妾その他、出自がある程度はっきりしている人だけで、少なくとも7人の女性がいたらしい。

 

室生犀星は、その中の時姫、道綱母、町の小路の女の3人を主に取り上げて、町の小路の女が兼家を心身共にずっぽりと自分に依存させ、それを他の妻たちに見せつけた挙句、表面上は女同士のパワハラ合戦に負けたかたちで兼家の元を去るまでの、胃を焼くようなドロドロした関係を描いている。

 

読んでいる最中、とにかく兼家の女性に対する無神経な言動が神経に触る。十回くらいはこいつ死ねばいいのにと思ったし、時姫と道綱母も現代女性だったら離婚できるのにと気の毒でならなかった。

 

作中の道綱母は、際立った美貌だけでなく、類い稀な文才という武器を持ちながら、自力では兼家からの精神的な自立を果たせずに終わってしまう。夫兼家は、道綱母の才能を認めてはいるものの、それは兼家にとって、女として彼女を愛する理由にはならなかった。

 

兼家と意地の張り合いをどれだけ繰り返してみても、道綱母は「愛されず、嫉妬する妻」という小さな枠から抜け出すことが出来ず、心の安らぎを得ることがなかった。苦しさのあまり、兼家から心を離して自由になろうとしても、兼家はなぜかそれを許さず、「嫉妬する妻」という矮小な枠に引きずり戻してしまう。ほんとに最低な糞野郎である。

 

逆に、貧しく身分も低い町の小路の女のほうが、女としての根源的な力とでもいうべきもので、兼家をいいように振り回し、自力で兼家の支配圏から立ち去ることで、一時的にではあれ兼家を根底からボロボロにしていた。

 

室生犀星は、この作品で野間文芸賞を受賞しているそうだ。

 

(_ _).。o○

 

9月4日(日)に、NHKで、伊藤野枝のドラマが放映されるらしい。ちょうど大正あたりを勉強し終わったという末っ子が見たがっているので、忘れずに録画しなくては。「鎌倉殿の13人」の後の時間とのこと。

 

風よあらしよ - NHK

 

 

原作は「風よ あらしよ」(村山由佳 著)という小説だとのこと。

 

 

日本史の復習。

 

1904年〜1905年…日露戦争

1912年…大正元年

1914年〜1918年…第一次世界大戦

1917年…ロシア革命

1918年…スペイン風邪蔓延

1923年…関東大震災・甘粕事件

1926年…昭和元年

1928年…張作霖爆殺事件

1929年…世界恐慌はじまる

1931年…満州事変始まる

1932年…満州国建国

1937年…日中戦争始まる