昨日は末っ子の塾の三者面談だった。
面談の予定が入っているのを前日までは覚えていたのに、当日になって末っ子も私も完全忘却してしまい、エアコンの効いた末っ子の部屋でラノベのドカ読みでもしようなどと言いつつだらしなく寝そべっていたことろに先生に電話をもらって、大慌てで教室に駆け込んだ。家から徒歩2分の塾だったから、なんとか15分遅れほどで済んだけれども、情けないことではある。
面談では、先日の期末テストの結果を踏まえてのアドバイスや、進路について、夏休みの過ごし方などについてお話していただいた。
そのなかで、「夏休み中に、いままであまり読んだことのないジャンルの本をたくさん読もう」というお話があった。
帰宅後、末っ子と何を読もうかと話し合った。
「漱石の小説、読んだことある?」
「『心』をこれから読むところだ」
「現国の教科書に出てるの?」
「友だちに『猛烈に濃いBLだから読め』って勧められた(´・ω・`)」
「あー、なるほど(´・ω・`)」
良い友人を持っているようで、なによりだ。
漱石は友人の勧めに任せることにして、本棚から「漱石・鴎外は源氏を読んだか 文豪の古典力」なる本を引っ張り出して、最初だけでいいから読んでみてといって、末っ子に渡した。
あっさり読んでしまったらしいので、夜は別の本の音読をしてもらうことにした。もちろん私の就寝促進のためだ。
「これ読んで」
「カマヘン源氏物語?」
「ヨウヘンだ。カマじゃない。ついでにBLでもない」
その要素が全くないわけでもないということは、とりあえず言わずに置いた。あとのお楽しみである。