こんにちは。
この数日はKindle読み放題や「小説家になろう」で気に入ったラノベ作品をドカ読みしていた。数えてないけど、3日で15〜20冊くらいだろうか。
読書ができることの有り難みが身にしみる。
憂さがからりと晴れる。
ラノベは私にとっては飲み物だと思う。
読んでいるというより、飲んでいる。
たぶん、軽い中毒性もある。
コロナ後遺症のせいか加齢のせいかはわからないけど、春先から今月頭くらいまで、頭に霞がかかったようで読書がつらい時期があった。
いまもラノベ以外の活字は少しつらい。言葉を追うことに息切れするような感じがあって、文章からイメールを取りにくくなる。悲しいけれども、いまは無理せず読めるものを楽しもうと割り切った。
最近、こんな本が出ていることを知った。
「嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書 自閉症者と小説を読む」(ラルフ・ジェームス・サヴァリーズ著 みすず書房)
たまたま立ち寄った読書系ブログで書名を見かけて反射的にAmazonでポリりそうになったけど、お値段を見て指が止まった。Kindle版で4180円。
高いよ。(;_;)
半分寝たきりの書籍代欠乏主婦が気軽にポチれる価格ではない。若いころに「みみず書房」(って誰だって言うだろう)だの、「みすずインテリミーハー書房」(これは亭主がいってたのをマネしただけ)だのと軽口叩いてたバチがあたったか。
諦められないので、亭主のLINE窓に表紙の写真を貼り付けておいた。
医療機関で自分が自閉症圏内だと言われたときには、驚天動地というほどではないにしろ、「え、これって診断されるほどなの?」と驚いた。なにしろ我が家にはガチの自閉症の息子がいる。相対的にはどうしたって私は健常者寄りだ。どこへ行っても変人枠に入れられるのは周囲の理解が足りないせいだくらいに思っていたけど甘かったらしい。
そんなことはどうでもよくて、いま書き留めたいのは読書のことだ。
ラノベのような作品を読んでいるとき、目で言葉を読み取ってはいるけれども、「読んでいる」という意識があまりない。脳ごと浸かっている感じに近い。
他の人の読書体験を知らないので自分が普通だと思っていたけど、みすず書房の本のタイトルを見ると、どうも自分の体験に近い話が書かれている気がする。だから読んでみたい。