湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

マスクとダイエットと谷山浩子の小説

こんにちは。

 

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上の画像は、「あつまれどうぶつの森」で、アマビエ様ならぬ、リュウグクノツカイを釣った記念写真。

 

アマビエ様の絵を描くなどして人に伝えると、伝染病がおさまるという言い伝えがあるらしいことと、アマビエ様の元になったのがリュウグクノツカイらしいということから、縁起を担いでみた。

 

自分でもアマビエ様の絵を描いたけど、大変不評だったので、以後描くのを自粛している。(´・ω・`)

 

 

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世間でいうところの「アベノマスク」が、我が家にも来た。

 

介護施設等に先行配布されたもので、施設で働く長女さんの分だ。

 

ネットでは、「カビてる」「虫・髪の毛・ダニ入り」などと、ずいぶん悪評が高いようだけれど、肉眼で観察したところでは、とくに問題のない、普通のマスクに見える。

 

でもまあ、使う前に石鹸で洗おうかと思っている。

 

石鹸は、ウィルスの外側の脂質の膜を溶かして壊してしまう(不活性化する?)ので、普通の石鹸による丁寧な手洗いは、とても効果的なのだとか。

 

消毒用のアルコールは使いきってしまったし、店頭からも消えているけど、石鹸なら家にも在庫がたくさんあるから、せっせと使うことにする。

 

 

 

(_ _).。o○

 

 

ひさびさにパソコン前に座る元気が出たので、新型コロナウィルス感染症という病気がどういうものなのか、私にも理解できる記事を探してみた。

 

熱心に報道を追っていたわけではないけれども、新型コロナウィルス感染症には、不思議な点がいくつかあった。

 

子どもが感染しても、軽く済む場合が多いらしいこと。

 

味覚が消えてしまうらしいこと。

 

一度回復したあと、急に重症化する場合があるらしいこと。

 

東アジアの国々よりも、欧米のほうが、状況が酷く深刻なように思えること。

 

 

下に貼り付けた記事は、そうした疑問の一部に答えてくれるものだった。

 

wired.jp

 

 

肥満率と重症化の関連性には、背筋が寒くなる思いがした。

 

世界各国の肥満率を見ると、中国は6.2パーセント、イタリアは19.9パーセント、英国は27.8パーセント、米国は36.2パーセントとなっている。ちなみに日本の肥満率は4.3パーセントである。

 

英国の大学の調べによると、73パーセントの(集中治療室に運ばれた)重症化患者は男性で、73.4パーセントが肥満だったと伝えられている。また一部報道によると「人工呼吸器を付けている50歳未満の患者の90パーセントは肥満」だという。この性差とBMI(体格指数)は特筆すべきものだ。

 

 

肥満が重症化につながる直接的な原因がどういうものかについては、記事の中には書かれていないけれども(見落としていなければだけど)、このような数字を見せられたら、肥満した状態で新型コロナウィルスに感染することが甚だしく危険であることを疑う気にはならない。

 

 

真剣にダイエットしようと、人生で何度目かの決意を新たにした。

 

読書

 

谷山浩子Amazonで変なもの売ってる」を、読了。

kindle読み放題)

Amazonで変なもの売ってる

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タイトル通りのことが起きる冒頭は、秀逸。

ささやかな異変が、世界になにかを混ぜ込んで、ずらしてしまう。

 

Amazonで売ってる変なものの商品名は、「んぐぁをりhkの」。読めない。

 

お話が進んでいく途中は「よくわからないけど目が覚めた時に何かがごっそり削られてる夢」みたいな感じ。

 

ラスト(落ち)は、まさに虚を突かれた感。

 

ファンタジーだと思って読んでいたのに、虚構も現実もまとめて無化して終わらせる玉手箱が登場人物の一人として仕込んであった、みたいな。誰も最初からいなかった、おしまい。そして振り出しに戻る……橋本治の「窯変源氏物語」の、悪夢のようなファンタジーの構造をちょっと思い出した。

 

作者のあとがきが、とても興味深かった。

 

でも、この小説を書いている時にふと思ったのですが、文章を書く時でもやっぱりわたしは歌を作るように書いているのです。そして、歌を作る時と同じ方向にいつのまにか曲がっています。

 

(あとがきから引用)

 

 

Amazonで変なもの売ってる」は、常日頃、物語の成り行きをひたすら愚直に追いかける脳筋な読書ばかりしている私のような者(ラノベ多読者ともいう)にとっては、読了時の落とし穴が深すぎる小説である。落ちた勢いで肋骨数本ボッキリいくレベルで厳しかった。

 

でも、歌みたいな小説なんだなと思えば、読み方は自ずと変わってくる。「意味なしアリス」に意味がないと歌の終わりで告白されても、精神的に肋骨数本折ったりはしない。

 

意味なしアリス

意味なしアリス

 

谷山浩子氏の作品で、私が唯一歌詞を全部覚えていて、毎日お風呂に入るたびに歌う「まもるくん」という曲がある。全く状況がわからないのに、心安らぐ不思議な歌だ。

 

まもるくん

まもるくん

 

 

いつか「まもるくん」の絵を描いてみたいと何年も前から思っているけど、いまだに映像的なイメージがわからない。アマビエ様より難しい。