湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

怪獣とコロナと世之介

こんにちは。

 

いまは4月28日だけど、これは昨日書いてアップしそびれた記事なので、昨日の日付(4月27日)で投稿してみる。

 

 

あつ森

 

ここのところずっと「あつまれどうぶつの森」の島開発をせっせと頑張っている。

 

トタケケさんのライブ開催の条件を知りたくて、攻略サイトをチラッと覗いてみたら、島にたくさんモノを置いて、評判を高める必要があるという。

 

で、なにか印象の強烈な光景を作り出して、一度は行きたいテーマパーク的なも何しようと思いついたのだけど…

 

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まだ序盤でアイテムもレシピも少ないから、統一したテーマで空間を満たすのが難しい。

 

 

それで、とにかくマイルを貯めさえすれば取り寄せることができる怪獣を集めてみたのだけど……

 

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並べてみてから後悔した。

 

これじゃ観光名所じゃなくて、立ち入り禁止区域である。

 

いまのことろ、これを見て喜んでいる住人はいない。

 

というか、見に来る住人がそもそもいない。

 

林の間に置き忘れていたネコ車には、感動してくれるのに。(´・ω・`)

 

 

そういえば、砂利とか運ぶ一輪車が、ネコ車という名前であることを、初めて知った。

 

 

 

 

 

ニュース

 

コロナの問題が起きてから、まるで日替わりのように、誰かが、あるいは何かが、人々に害をもたらす悪として、非難の槍玉に上がっているように感じる。

 

「槍玉」というのは、長い槍をまるでお手玉のように自在に操ることだそうだ(ネットの辞書引いた)。

 

私はてっきり、切り落とした頭部を「玉」に見立てて、それを槍で刺して高く掲げた状態が「槍玉に上がる」なのだと思っていたけど、そこまで残虐な喩えではなかったらしい。

 

もっとも、ネットの人々とマスコミが一緒になって何かを非難している様子は、槍玉というよりも、槍衾(やりぶすま)という印象のほうが近くなる。

 

毎日が休日状態で切れ目がないので、昨日だったか今日だったか分からなくなってるのだけど、朝起きてツイッターを開いたら、お笑い芸人のナインティナインの岡村という人に対して、激しく憤っているツイートがいくつも流れてきた。深夜のラジオ番組で、新型コロナウィルス感染症問題にからんで、女性蔑視的な発言があったのだとか。

 

お笑いの世界に疎いし、そもそも人の顔と名前を覚えるのが、実生活に支障があるレベルで苦手だから、ナインティナインの岡村と言われても、顔が全く思い浮かばない。

 

検索してみて、確かオリエンタルラジオのパーフェクト ヒューマンが世に出た番組(YouTubeで見たから番組名は知らない)で、歌の最中にツッコミを入れていた司会者が、この岡村という人だったと思い出した。

 

その時のツッコミが面白かったから、私でも顔を覚えられたのだと思う。

 

ちなみにオリエンタルラジオの顔の大きいほうの人の名前が中田であるのは、パーフェクトヒューマンの歌詞でものすごく連呼されていたおかげで、覚えることができた。相方のほうの名前は未だに記憶できていない。

 

で、岡田という人の、ラジオ番組での問題発言の音声がネットに上がっていたので、聞いてみたのだけど……

 

コロナでお金に困った可愛い女の子が、一時的に風俗に流れてくるのを楽しみにして、歯を食いしばって頑張ろう、みたいなことだった。

 

コロナのせいで風俗に行けないことを嘆いている男性リスナーを励ますための発言だったらしくて、誠実に素朴な思いを伝えるような声だったけど、このタイミングで有名人がこんなこと言っちゃったら、そりゃフルパワーで叩かれるだろう。(´・ω・`)

 

ネットのない時代だったら、新聞にまで載る騒ぎにはならなかったかもしれないけれど、いまは違う。

 

MeToo運動が巻き起こり、性犯罪はもちろんのこと、昭和の時代なら女性のほうが忍耐して飲み込むのが当たり前だったセクハラ行為も、公然と非難されるようになっている。

 

まして若者の貧困が社会問題になり、コロナの影響で退学を余儀なくされる学生が出るのじゃないかと危惧されている時に、高収入であろうと思われる芸能人がこんなことを言ったら、炎上ネタを捨て身で提供するようなものだろう。

 

しかも、多くの人が家に引きこもって鵜の目鷹の目でネットを見ている時だ。間が悪すぎる。

 

ラジオ局は、さっさと謝罪していた。

 

ニッポン放送、岡村隆史の発言を謝罪「女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言」(オリコン) - Yahoo!ニュース

 

ご本人にも、覚醒剤で捕まった芸能人のような出演の取り消し等の制裁が加えられるのかもしれない。残念なことだ。

 

私自身、風俗にいく話を公然と女性に聞かせてくるような人が好きではないから、発言自体には同情の余地を感じないけど、批判の多くが、岡村氏の発言を女性蔑視的だとしていることには、若干の違和感を持った。

 

むしろあれは、風俗の女性よりも、ずっとずっと下層のヒエラルキーに属している男性の発言のように思えたからだ。

 

岡村氏の発言で、思い出した映画がある。

 

たぶん30年くらい前に見た、アニメ版「好色一代男」(井原西鶴原作)だ。

 

吉原一の花魁は、途轍もなく高位の存在であり、ほとんどの客たちは相手をしてもらえない。

 

ところがそのことを知らない仕立て屋の男が、花魁を買えたなら屋敷を貰え、買えなかったら去勢されるという、ひどい賭けに乗ってしまう。

 

そのことを知った世之介が、仕立て屋を助けるために、一緒に吉原に行くのだけど……

 

YouTubeに動画があったので、リンクを貼ってみる。探すと全編見ることができそうだ。

 

https://youtu.be/YlZ3bd_IPY0

 

 

岡村氏の発言は、花魁に会う(買う)資格のある世之介や大名側ではなく、奇跡でも起きない限り会うこともできない、仕立て屋の十蔵側のものだと思う。奇跡や世之介ではなく、コロナウィルスに助けてもらうという話なのだから。

 

いずれにせよ今は近世じゃないから、ダメなものはダメだけど、もしかしたら芸人の世界の道徳的価値観って、江戸時代のそれに近かったりするんだろうかと、ふと思った。