体重を計ってみたら、四日前より0.7kg減っていた。
まだまだ誤差の範囲とは思うけれども、代謝が上がっている実感があるから、このまま腸活を続ければ、継続的に落ちていく可能性はあると思っている。
今朝の痛みのメモ。
両手の指
・親指……痛み極小。普通に曲がる。
・人差し指……痛みが薄れている。若干抵抗はあるけれども普通に曲がる。
・中指……痛みは薄れているけれども、完全には曲がらない。
・薬指……痛みは薄れている。つっぱる感じはあるものの普通に曲がる。
・小指……ほぼ問題なし。
腰は痛みなし。
膝は曲がらないけれど、痛みはほとんどない。
寝た姿勢から起き上がるときには、全身の数か所に痛みがあったものの、支えなしでいけた。
こう書くと、ずいぶん改善しているようだけれど、改善しているということからくる、気持ちの問題もあると思う。
とはいえ、今朝は抑うつのほうが重かった。
七時過ぎに目が覚めたけど、何もする気にならず、軽い頭痛もあったので、ゆっくり起きた。
いわゆる善玉菌のサプリは、服用しても、腸に定着しにくく、ほとんど影響を与えないかもしれないという研究があるという。
腸内細菌のコロニーは非常に複雑で、腸の部位によって繊細に変化し、また人によって個性が大きく違っているのだそうで、服用した善玉菌の定着を、もとからある菌のコロニーが阻害するような働きもあるらしい。
とはいえ、すべての菌が拒絶されるわけではなく、場所によっては、一部の菌が定着する事例もあるのだとか。
https:/ /www.ce ll.com/ cell/fu lltext/ S0092-8 674(18)31102-4
この研究では、マウスおよびヒトの消化管全体に沿って、恒常性粘膜、管腔、および糞便の微生物叢をプロファイルしました。
便のサンプリングのみに依存して、粘膜GIの組成と機能の代用として、限られた結論が得られる可能性があることを実証しました。
対照的に、11株のプロバイオティクス消費の前および最中のマウスおよびヒトでの直接胃腸サンプリングは、検査されたプロバイオティクスが胃腸管を介して便に容易に通過したが、途中でほぼ普遍的な微生物叢媒介の粘膜定着抵抗に遭遇したことを示し(マウスの場合)、また人、系統、および地域固有のコロニー形成抵抗(ヒトの場合)を示した。
人間では、そのレベルは、固有の粘膜ミクロビオームの組成、機能、および宿主遺伝子発現プロファイルに対するプロバイオティクス効果に大きく影響しました。
googleさんの自動翻訳だから、とても読みにくいのだけど、この研究報告からシロウトが察せられることは、
・いろんな善玉菌を飲んだり食べたりして移民させても、各地で他民族村落を形成している原住民が、地の利を得て個性的なバリアをはっているから、なかなか定着できない。
ということだ。
腸内細菌について、粗忽に学んだ限りでは、彼らはとにかくチームを組んで、組織的に働いているということだけは理解している。
それに対して、サブル類で口から取り込む善玉菌たちは、組織だった状態ではなく、かろうじて非常食(オリゴ糖や植物繊維など)を担いで入り込んできているにすぎない。
それはまるで、防衛のために強固な布陣をしている要塞に、食料以外に装備がなく、組織的な動きもできないバラバラの傭兵たちが、雇ってもらおうとして近寄って、敵認定されて撃退されるようなものかもしれない。
たしかに、口からはいって来る細菌が、なんでもかんでも簡単に腸に定着してしまうようでは、危険極まりない。在住している腸内細菌の保守性というか疑心暗鬼は、人の体を守るものでもあるのたろう。
とはいえ、悪い状態の腸内フローラが現状維持されたのでは困ってしまう。
ヤクルト中央研究所
https:/ /instit ute.yak ult.co. jp/feat ure/002 /04.php
以下引用。
食事や年齢以外にも、腸内フローラのバランスに影響を与える要因はいくつかあり、ストレスや疾患なども、腸内フローラのバランスをくずす要因として知られています。
また抗菌薬の使用も腸内フローラに大きな影響を与えます。抗菌薬は、感染症の治療で欠くことのできないものですが、細菌を殺すための薬であり、有用菌・有害菌の区別はできません。有用菌を含む多くの腸内細菌を減少させます。
通常は1~2週間で元に戻りますが、病気や手術で長期にわたり使用すると、常に腸内フローラは乱れた状態になってしまいます。
腸内フローラのバランスがくずれ、有用菌が減ってしまうと、便秘や下痢などさまざまな体の不調が起こりやすくなります。
良好な食生活は、健康づくりに役立つだけでなく、人と腸内フローラの望ましい関係を築くうえでも大切なことです。
有用菌を増やすには、食物繊維やオリゴ糖など有用菌のエサになる食材を意識的に取り入れることに加え、乳酸桿菌やビフィズス菌のような有用菌を外から補うことも手軽に実践できる方法です。
-------------------------------------
抗菌薬を飲んで崩れてしまった腸内フローラは、通常なら1-2週間あれば元にもどるという。
そのことで思い出したのだけど、三十代のころ、無顆粒球症(白血球がほとんど死滅して免疫が働かなくなる病気)で死にかけとき、連日連夜、抗菌薬や抗真菌薬を大量に点滴され続けたあと、私はひどい花粉症になった。花屋に近づいただけで咳くしゃみが出て、気持ちが悪くなるほどの劇症だったため、この先どうなるものかと不安になったものだけど、その症状は、その年の春だけで終わった。
あれは抗生剤の大量投与で死滅した腸内フローラが回復して、花粉症を引き起こさなくて済むようになったからなのかもしれない。
その後、更年期の時期になって、いま抱えている不調がはじまるまで、お腹にはそれほどの問題は起きなかったように思う。当時は抗生物質と腸内細菌の関係などには無頓着だったから、とくに乳酸菌食品を補うようなこともせず、普通に食事していただけだった。
普通の食事で、普通に腸内フローラは回復するのだろう。
そのくらい、本来の腸内細菌はタフなのだ。
さて、ヤクルトのサイトだから、「乳酸桿菌やビフィズス菌のような有用菌を外から補うことも手軽に実践できる方法です」と断っているけれども、上のほうで見た研究報告では、外から補填してもなかなか定着しないことが明らかになっている。
そのあたり、ヤクルトはどう考えているのか。
敗血症を繰り返す短腸症の少女にプロバイオティクスを投与
https:/ /instit ute.yak ult.co. jp/feat ure/002 /06.php
https:/ /instit ute.yak ult.co. jp/feat ure/002 /07.php
プロバイオティクスを投与し始めると、効果はすぐに表れました。投与前には2年間で10回以上も発症していた高熱というつらい症状が見られなくなりました。
そして女の子の便を調べると、プロパイオティクス投与前にはほとんど見られなかった乳酸桿菌やビフィズス菌が、投与を始めて半年後には最優勢になっていました。一方、健康な子供では考えられないほど多かった有害菌のカンジタは1000分の1以下になっていたのです。(中略)
プロバイオティクスは、なぜこれほど女の子の症状を改善することができたのでしょうか。まず考えられるのは、腸内フローラのバランスが大きく改善したことです。プロバイオティクスと有用菌のエサとなるガラクトオリゴ糖の投与は、腸内の有用菌を増やし有害菌の増殖を抑え、腸内環境を改善し、女の子の腸は、短いながらも本来の機能を取り戻していったと考えられます。
-------------------------------------
有害な菌が極端に多い状態で形成されるコロニーは、あまり防御力が高くないのかもしれない。
そうだとしても、新たなメンバーで形成された腸内フローラが身体の問題を改善するようになるまで、少なくとも半年はかかるということか。
最初で引用した研究報告で、どれくらいの期間を検査していたのかがよくわからないのだけど(英語めんどくさい・図表小さくて見えない)、半年とか年単位のものではなさそうに思える。
目に見えてわかるような腸活の効果が出るまで、少なくとも半年はかかると思っておけば、よさそうだ。
半年間、体重の推移と体の痛み、抑うつなどの記録をとろう。
✴︎過去日記を転載しています。
(転載日…2023年9月25日)