湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

ねこたま日記

こんにちは。

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Twitterは、主に読書関連の記事を拾えるようにしているので、タイムラインはたいてい平和そのものなのだけど、今日はなんだか物騒なツイートが流れ込んできた。

 

新型コロナのサイトカインストーム(免疫暴走)に備えようとして、ステロイド個人輸入する人がいるというので、問題になっているのだという。

 

まず、ステロイドが通販で購入できるらしいということに驚いた。

 

サイトカインストームに対応できるとなると、かなり強いもののはずだから、医師の指示や管理なしに服用するのは大変危険だと思うのだけど……

 

大丈夫なんだろうか。

 

患者が増えすぎて、私のように重症化リスクの高い人も入院できなくなっていることが、ステロイドの個人取り寄せの理由の一つだろうと想像する。

 

自宅療養中にサイトカインストームが起きたら……という恐怖感は、九月に二度目の感染を食らったときに、私も嫌というほど味わった。

 

何度も書いた気がするけど、私は二年前の初回感染で入院し、肺炎の悪化で鼻からの酸素投与が必要な状態になって、デカドロン(強いステロイド剤だと看護師さんに聞いた)の投与で救われている。自宅であれと同じ状態になっていたなら、到底助からなかっただろう。

 

今回の感染でも、電話対応してくれた保健所の方は、私の持病や前回感染時の状況を聞いて、入院相当と判断して病院を紹介してくれたけど、病院側に入院の必要無しと言われて、帰された。

 

幸い、今年のオミクロン株は私に肺炎をもたらさず、後遺症も前回よりはずっと軽く済んでいる。

結果的に入院は必要なかったし、ステロイドも要らなかった。

 

でも、サイトカインストームを回避できたと実感できる程度に体調が回復するまでは、相当に怖かった。

 

だから、私と同じような健康リスクを抱えている人が、万が一のために手元にステロイドを置くことを思いついてしまったとしても、仕方がない面はあると思う。

 

だけど、ステロイドは医師の管理なしに自己判断で服用していい薬ではない。自由に購入して服用できる状況など恐ろしすぎる。

 

ステロイドのような薬は、病気についての専門知識が豊富な医師が、効能と副作用のリスクを慎重に考慮して、リスクを覚悟してでも投与した方が患者を利すると判断した場合に投与されるべきものだ。減薬や断薬も、医師の管理下で検査をしながら行わないと、危険な状態になることもある……と、かつて小児科の診察室で何度も聞いた。

 

うちでは長女さんが難病の治療のために、長い間ステロイド剤や、その他の免疫抑制剤の投与を受けていたけれど、副作用は本当に大変だった。幸いにして糖尿病にはならなかったけど、目と腎臓に後遺症が残ってしまった。慎重に管理された上での投薬だったから、最小限で済んだのだとは思うし、日常生活に支障はないのだけれども、親として残念な気持ちは消えない。

 

自己判断で安易にステロイドを使用して、人生に後悔を残す人が出ないことを、祈らずにはいられない。

 

そして、ぜひとも、ステロイドてはなく、普段からの野菜や果物の摂取で、免疫暴走を予防してもらいたい。

 

 

「新型コロナワクチン接種前からの新習慣『命の野菜スープ」(高橋弘著)によると、野菜スープの材料には、免疫暴走を防ぐ成分が豊富に含まれているという。(本書はKindle Unlimitedで読み放題利用できる)

たまねぎに含まれるケルセチンという成分はらIgE抗体(アレルギーを引き起こす抗体)の産生を抑制して、アレルギーを防いでくれる。

 

かぼちゃとにんじんに含まれるβカロテンは、かぼちゃのビタミンEとの協同作業で、IgE抗体の産生を抑制してくれる。

 

野菜に含まれる食物繊維は、腸内細菌による酪酸の産生を増やし、それによって大腸での制御性T細胞の数を増やしてくれるため、免疫の過剰反応が抑えられる。

 

なにより、野菜スープはステロイドより安全で、常用しても全く問題ない。

 

二十代のころから毎日飲んでいたら、もしかしたらバセドウ病(自己免疫疾患)にならずに済んだのかもしれないし、四十代から関節痛に悩むこともなかったのかもしれない、なんて思うと、心がじくじく痛んでくるけど、今からでも遅すぎるということはない。

 

今朝もたっぷり作ったので、しっかり食べようと思う。