湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

腸活メモ

 

腸内フローラについていろいろ調べてみて、立てた仮説。


十年近くつづいている関節痛と、胃腸の不調、抑うつの原因が、更年期障害ばかりではなく、腸内環境のせいにあるのではないか。


理由は、


・更年期の治療薬や抗鬱剤があまり効かなかった

コンサータ(ADHD治療薬)を飲んで、重い鬱症状は改善したけれども、完全には消えず、日内変動がある。

 

で、先週金曜日(2月14日)から、つぎのようなことを徹底してやりはじめた。


・いろいろな種類の善玉菌(乳酸菌)を、一日三回以上摂る。


・野菜の摂取量を増やし、よくかんでゆっくり食べる。


・整腸剤を欠かさずに飲む(ビフィズス菌オリゴ糖などを含むもの)


・病院で処方される過敏性腸症候群の薬を、食後に必ず飲む。(忘れがちだった)


・できるだけ、運動する。


・ストレスを極力軽減し、「たのしいこと」をたっぷりやる(主に読書)。


はじめて四日目くらい(2月18日)から、変化が現れた。


ちょっと体を動かしただけで、全身が、ぽっかぽかに温まるのだ。

 

体感としては、たまご酒やショウガココアなど、温まる系の飲み物をたっぷり飲んだ感じに近い。

軽い家事だけでも、うっすら汗ばむほどである。

冷え性だから、四枚も五枚も着こんで暮らしていて、夜寝るときも、シャツの上にパジャマを着て、その上に着る毛布を着なければ、朝起きたときに全身ガチガチ、腹痛というありさまだったのに、昨日の夜には暑すぎてTシャツと着る毛布を撤去、パジャマ一枚だけでホカホカで、冷えがなかった。


腸内に善玉菌が増えてバランスが取れてくると、善玉菌が単鎖脂肪酸という物質を、たっぷりと作り出すようになる。


交感神経には単鎖脂肪酸のレセプターがあって、腸で十分な単鎖脂肪酸が発生すると、脂肪の代謝を活発にして、心拍数と体温をあげるようになるのだという。


また、単鎖脂肪酸は、全身の肥満細胞に働いて、脂肪の取り込みをストップさせるはたらきもあるのだという。


つまり、腸内フローラで善玉菌が優位になると、体があったまって、しかもやせるということになる。これが、いわゆる「やせ菌」と言われるものの働きの仕組みである、とのこと(本で読んだことの受け売り)。


正直、半信半疑だったけれども、現実に体がポカポカしているから、どうしたって信じないわけにはいかない。このままいまの腸活を続けることで、少なくとも、肥満と冷え性は改善する可能性がある。


さらに、関節リウマチを代表とする、関節の痛みが、腸内フローラの異常によって悪化するという話が、外科のリウマチ科のホームページで紹介されているのを読んだ。


腸内フローラ関連書に書かれていることと合わせて、私は次のように理解している。


・腸内で悪玉菌が優位になると、腸の壁が弱くなって、悪玉菌(大腸菌など)が作り出す毒素を腸壁でブロックすることができなくなって、腸から血管に入り込むようになる。それらが、関節などにかかわる免疫系に悪さをして、痛みを生じさせている可能性がある。


・善玉菌が活性化していれば、腸内の免疫系も正しく働くため、悪玉菌の作り出す毒素に負けることがない。

 

腸活をはじめて、今日が六日目。

全身の関節は、まだ痛い。膝はまがらないし(正座どころか、足を崩して座るのも不可、体育座りもキツい)、ちょっと家事をしただけで、すぐにつらくなる。


けれども、もしも、悪玉菌が作り出した毒素などによっておかしくなった面遠景が、関節に問題が起きているのだとすれば、悪玉菌を減らすことで、改善していく可能性があるのではないか。


十年もかかって痛めてしまったものが、たった六日できれいさっぱり治るとは思わない。けれども、このまま悪化していけば、間違いなく、七十代になる前に、私は駅の階段も自力で上がれない体になっているだろう(いまでも相当厳しい)。最悪、寝たきりになっている可能性だってある。


私の父方の祖母は、七十代のころには、駅の階段があがれないせいで、鉄道による旅行が難しくなっていた。駅のホームまでエレベーターで上がれるような時代ではなかったのだ。

 

「座るのはいくらでも座っていられるんだから、駅の階段さえなければ、どこにでもいけるのに」


幼かった私に、祖母は何度もそう言っていた(津軽弁でだけど)。

 

私は祖母と体質がとてもよく似ている。片方の目を動かす神経が壊れて眼球が動かなくなったことまで、おんなじなのだ。祖母は百歳まで生きたけれども、晩年の二十年ほどは、ほとんど自力で歩いていなかったと思う。


祖母を思い、心して自分の体を維持していかなくてはならない。


それが、私の義務だと思う。

 

 

 

(2020年02月19日)

 

✴︎過去日記を転載しています。