風邪のせいで動けないので漫画乱読。
Amazonの読み放題サービスで見つけて読んだ漫画のメモ。
目つきの悪い四姉妹の次女のジョーが、彼女たちの祖母にフラれた恨みを持つ隣家の爺に強姦され、他の姉妹たちには手を出さないことを条件に虐待に耐えつづけるものの、思い余って爺を刺して死なせ、小説家として大成する、というものすごい話だった。
あらすじもすごいけど、それよりすごいのは、ラストが清々しいハッピーエンドになっていたこと。
恥ずかしながらオルコットの原作小説を読んだことがなかったので、そのうち読んでみようと思う。
うっかり読み始めたらBLだった。
真田幸村と上杉景勝と直江兼続の三角関係とか……
幸村と霧隠才蔵の熱愛を忍びの技で出歯亀する猿飛佐助とか……
濃い。濃すぎる。
ちょっと面白かったけど。(全部読んだ)
牧あけみ、ヘレン・ブルックス「ロンドンの眠り姫」
両親に徹底的にネグレクトされて育ったヒロインが、凄腕のカウンセラーみたいな大富豪に見初められて、根深いトラウマを克服して幸せになるという物語。
ヒロインは、トラウマの呪縛で、自分なんかが愛されるはずがないと思い込んでいるので、何度も大富豪との関係を破綻させようとするのだけど、そのたびに大富豪が踏ん張って、ゲームの中ボスみたいに立ちはだかるトラウマを粉砕していく。
その大富豪が、ヒロインに「団子料理」を作って振る舞う場面がある。英語では「ダンプリング(dumpling)」というのだそうで、小麦を練ってスープやシチューに浮かすものだと、ウィキペディアに書いてあった。すいとんみたいな感じだろうか。美味しそう。
松藤純子、スーザン・マイアー「愛は白馬に乗って」
冒頭、白馬に乗った爽やかな王子様が登場するけど、それはヒロインの願望が見せる夢で、その正体は、妊娠したヒロインを捨てて去り、別の女性と結婚し、泥沼の離婚劇を経て、すっかり性格がねじ曲がった状態で7年ぶりに戻ってきた、元カレだった。
元カレはヒロインの両親に「娘は流産してお前に愛想をつかしている」と吹き込まれたのを信じ込んでいたので、ヒロインとの間の息子が育っているのをみて仰天。そこから、ヒロインが息子に自分の悪口を吹き込んだに違いないと思い込んで勝手に怒りだしたり、親権争いの訴訟を起こすと脅したり、息子の機嫌をとるために、ヒロインをデートに誘って懐柔しようとしたのに約束の時間をすっぽかしたり、散々なありさまなので、ひょっとしたら元カレよりもマシな真の白馬の王子様が別に現れる話じゃないかと思ったほどだったけど、結局元サヤにおさまった。