クリスマス会の最中、長女さん(6歳)のプロレス仲間のM君が、私のところにやってきて、息子(4歳・重度自閉症)を指差しながら、
「ねえ、この子、男の子? 女の子?」
と聞くから、男の子だよ、と教えると、
「じゃあ、この子は◯ちゃんの弟なんだね。おとうさんは、今日はどうしてるの?」
と聞く。お仕事に行ってるよ、というと、
「ぼくには、お兄ちゃんがいるよ。小学生なんだ。ぼくは弟。ぼくのおとうさんはね・・・・・家で寝てる」
と言った。おしまいのほうは、なんだか小声で、うつむいていた。
じつのところ、M君の家族紹介は、いつもこんな感じである。
いつも、がんばれ少年、と心のなかで思う。
(2002年12月12日)
※過去日記を転載しています。