湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

ねこたま日記

こんにちは。

 

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世間はゴールデンウィークらしいけれども、我が家はウィークデイと変わらない。

 

長女さんは出勤、末っ子は授業があるので登校、息子は福祉サービスで外出、亭主は書斎で仕事。

 

 

私は朝の不調をやり過ごして、10時半ごろに朝食を取り処方薬を飲んだ。

 

熱い紅茶で元気が出たので、携帯やiPadで少しネットを見たり、ふにゃもらけをしたり。

 

午後にもう少し頭が動くようになったら、読書の予定。

 

 

(_ _).。o○

 

 

古い友人が本を出版し、数日前に私の手元に送ってくれた。

 

手に取って書名を見ただけで、思いがこみあげ、涙が流れた。

 

「小春のあしあと  日本と中国の間に生まれた子の不器用なの旅路」(長江春子 著)

小春のあしあと

小春のあしあと

  • 作者:長江春子
  • 発売日: 2021/04/20
  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
 

 

 

三十数年前、彼女にはじめて会った時のことは、いまも鮮明に覚えている。

 

アルバイト先の「教室」で、私が勉強を見る生徒として席についていた数名の少女たちは、それぞれに個性的で難しい人生の課題を与えられているように感じられたけれども、彼女のそれは、私の視線を吸い込んで離さないほど、桁違いに深いように思われた。同時に説明のつかない、奇妙なシンパシーをも感じたのを覚えている。

 

 

当時大学院の学生だった私は、自分の抱える原因不明のやっかいな生きづらさと格闘しながら、学業とバイトに奔走していた。対人スキルがなさすぎて、どこに行っても居心地が悪い、居場所がないと感じていた私にとって、研究の場は自分の思うことを臆することなく表明できる「息ができる場所」だった。また、中高生に教える予備校などのアルバイトは、「先生」「講師」という自分の枠が確定しているために、比較的立ち回りやすい場でもあった。

 

生きにくさの理由については、この年になってASD傾向、ADHD、Giftedなどの診断がついたことで、一応の答えが出たわけだけれども、当時はそんなことを知るよしもなく、私の「変」さやダメさをものともせずに付き合ってくれる数少ない友人(亭主を含む)とだけ交流し、支えられ、ともすれば支離滅裂になりがちな日常を送っていた。自分としては大袈裟でなく生きているだけで大変だった。

 

そんな私が、アルバイト先の一つで出会い、説明のつかないシンパシーを感じた彼女に、自分が何かできることは無いだろうかと思ったのは自然な成り行きだったと思う。

 

総じて学校が好きではなかった私にとって、最もキツかったのは、高校時代だった。協調性に欠け、どこかが「変」な私は、ある種の生徒たち(向上の努力をマウンティングで代用することをためらわない人々)にとって、手頃ないじめのターゲットだった。

 

そのころの私に味方は一人もいなかったけれども、もしいたとしたら、一度でいいからかけて欲しい言葉があった。その言葉を、私はことあるごとに彼女に伝えていたらしい。

 

三十数年を経て、彼女の著書のなかで自分の言葉に再会すると同時に、若くて未熟でダメダメだったかつての自分とも再会した。

 

 

生きづらさを抱えてズタボロだった二十代の私と、新型コロナ後遺症でヨレヨレの今の私は、ダメさ加減ではまったく大差がない。

 

だから、同じような出会いがあるなら、いまも昔と同じことを言うだろうと思う。

 

マイノリティであることは、自分の欠点ではないし、人に責められるべき欠陥などでは絶対にない。大多数の圧を受けながら生きることは、半端ない試練ではあるけれども、あきらめなければ必ず居場所は見つかるし、孤独が永遠に続くこともない。

 

 

(_ _).。o○

 

 

雨足がずいぶん強くなっているようだ。

ベランダの手すりを叩きつける雨音が、寝ている部屋にも響いてくる。

 

 

 

本の続きをゆっくり読もう。

 

 

 

いずれもっと本が読めるようになったら、また古典や歴史の勉強も再開したい。

 

歴史おんちの私が、時折近代史にこだわって記事を書いたりするのは、頭の片隅に常に友人の生い立ちのことがあったからだ。20世紀に「何」があったのかをろくに知らなかったことを、ずっと恥じていたから。

 

 

 

 

 

 

ドラクエビルダーズな日々

ストーリーモードをクリアして、和風パックと近代建築パックを追加。

 

毎日開拓が楽しくて仕方がない。

 

とはいうものの、子どもの頃から立体構造の認識や記憶力が弱い私にとって、マインクラフトやビルダーズのようなゲームは、思いっきり苦手なジャンルだったりする。

 

自力では直方体のシンプルな家しか建てられないし、造形のセンスもないから、単調でもっさりした街並みになってしまう。屋根のある家を建てたいのに、まともに瓦をふけずにギタギタになる。

 

で、学習が必要というわけで、オンラインで他所様の建築物を見学したり、設計図をいただいてきて同じものを自分の島に建ててみたりして、せっせと研究(真似っこともいう)に勤しんだ結果、なんとか楽しみながら、一応家らしきものを建てられるようになってきた。

 

 

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目指すところは、ちょっぴりエキセントリックなほのぼの和風スチームパンク…………

 

道は遠いかもしれないけど、問題ない。

療養中に、開拓島を一つ仕上げたい。

 

 

週末には、長女さんの島に末っ子と私を呼んでもらって、3人でキャンプしようと話している。

 

亭主は仕事多忙につきストーリーモードが全く進まず、旅のとびらが使えないから欠席とのこと。夏休みには来れるといいけど。

 

 

 

 

ねこたま日記兼コロナ療養日記

こんにちは。

 

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日常を書き留める日記の頭には、やっぱりふにゃもらけの画像を貼りたい。なので最低でも一日一回はログインしている。

 

 

今朝はどう頑張っても起き上がれなかった。

全身錆びついた歯車みたいな感じで、どうにも動かしようがなかった。

 

原因は、動きすぎだと思う。

身体の具合が良かったので、いろいろと家事などやって、無理をした。

 

昼間の洗いものや、部屋の片付け程度はよかった。

亭主の仕事の帰りの遅い日だったので、夕食のあと(食事は亭主が出勤前に全部作っていってくれた)、息子を風呂に入れて洗い上げ、布団を敷こうとしたところで、疲労にノックアウトされて動けなくなった。

 

譬えていうなら、土嚢をどさどさ投げつけられて動けなくなったような感じだった。

 

疲労が重くなりすぎると、入眠が難しくなる。

それでもメディトピアと睡眠導入剤(とドラクエビルダーズ2 )のおかげで、なんとか午前2時前までには眠れたけれども、迎えた朝は最悪だったというわけだ。

 

 

 

不思議なことに、身体の疲労が悪化すると、脳疲労のしんどさが軽くなるらしい。おかげで、こうして2連続でブログを書いている。

 

 

(_ _).。o○

 

 

ほとんど報道を見ていないので、まん防とか緊急事態宣言とかがどうなっているのか、よくわからない。

 

末っ子の学校の体育祭は秋に延期になったと聞いた。今年は修学旅行のはずだけど、いったいどうなることやら。

 

しばらく前に末っ子に聞いてみた。

 

「で、どうなの修学旅行。先生方、何か言ってる、」

「修学旅行ってFFT? やるっていってるよ!  去年もやってたし」

「そうなんだ。ところで、FFTってなんの略?」

「…………ふれんど、ふぉーえばー、たいむ?」

「…………」

「ずっとみんなでFFTって言ってたから、何の略だか考えたこともなかった」

「よくそれで英検準二級合格したよね。で、去年の先輩方って、どこに行ったの?」

「日帰りで〇〇県。早朝から新幹線に詰め込まれて、行き帰りずっとマスク着用私語厳禁。んで夜中に帰って次の日から普通に授業。先輩たち死んだ魚の目になってたよ。何一つ面白くなくて、参加辞退すべきだったって言ってた」

「気の毒すぎるフレンドフォーエバータイムだね……」

 

 

亭主の大学は、オンライン授業と対面授業、それにハイブリッド授業にオンデマンド授業というのを全部併用しているという。ここ数日は、午前中に自宅からオンラインで講義をしたり、オンデマンド用の講義動画を作ってアップロードしたりしてから、午後の対面講義に出かけている。職場が近ければいいけれども、片道二時間ほどもかかるのだから、大変な手間である。全部大学でできればいいのだろうけど、作業環境がまだできていないので、自宅でやることになるようだ。

 

世間の方々のなかには、オンライン講義ばかりの大学に授業料を払うのは割に合わないと批判する人も少なくないようで、亭主の大学の学生の「保護者」の方々も、匿名での抗議文を送ってきていると聞く。

 

だけど教員の家族として言わせてもらえば、新型コロナ禍以降、亭主の仕事量や精神的負担は、倍どころではなく増えている。大学自体も、オンラインやオンデマンド、ハイブリッド授業などの環境を整えるのに、かなりの予算を使っているはずだ。抗議文を匿名で送っている「保護者」の方々は、少しでも現場の状況を知っているのだろうか。知らないんだろうな。

 

それに、外からの批判に応じて従来通りの対面講義を強行して、クラスターが発生した場合、命や健康を損なうリスクが高いのは、若い学生さんたちよりずっと年上の、職員さんや教師の方々だ。死なないまでも、私のような後遺症を食らったら、休職するしかなくなるだろう。先生がごっそりいなくなったら、対面授業どころか、大学の運営自体が危うくなる。専門職の後任はそんなに簡単に見つかるものではないのだから。

 

私はそんなに恨みがましい人間ではないと思うけれども、匿名の「保護者」からの抗議文書が大学に届いたと亭主に聞いたときには、そいつら全員いっぺんコロナにかかってしまえと、ちょっぴりだけ思った。人様の家族を危険に晒せと(匿名で)言い募ってくるのだから、それくらいのことを思われても、仕方ないと諦めていただきたい。

 

 

なんてことを書いていたら心拍数が上がってきたので、これでやめる。

 

 

コロナ療養日記(後遺症とのスローなお付き合い)

疲労状態が、しつこく続いている。

 

回復途上ではあるけれども、なかなか読み書きのエネルギーが戻ってこない。

 

軽い読み物は、だいぶ読めるようになった。

 

休み休みではあるものの、ラノベなら1日一冊は読了できる。

 

ラノベ以外は、数日で一冊ペース。漫画が意外に疲れるので、あまり読む気にならない。絵を見るのがしんどいのかもしれない。

 

音楽は疲れるので聞いていない。

音があると、本の内容が全く頭に入ってこないのだ。

 

聴覚過敏気味になっているようで、会話も聞き取りがキツい時がある。

 

幼い頃にガチの聴覚過敏を持っていた息子は、小学校の高学年になるあたりで果物や魚をたくさん食べるようになってから、一気に過敏が改善していた。

 

必須脂肪酸とビタミン。

最近の自分の食事で、それらが少し足りない気がする。亭主の食事は偏りがないけれども、私自身の食欲が細くなっていて、しっかり食べきれていないのだ。

 

ビタミンサプリの飲み方を見直して、おやつに鯖缶でも食べておこうかと思う。

 

身体の疲労感は、横ばい状態。

 

スマートウォッチで心拍数を確認しつつ、無理のない範囲で家事などをやるようにしている。心拍数が100を超えたら、とにかく休む。

 

一日に1500〜2000歩ほど歩いておくと、食欲も増して調子がよくなるように思う。通院などでうっかり4000歩を超えてしまうと、重い疲労が長く残る。

 

睡眠のほうは、ほぼ問題がない。

スマートウォッチのデータによると、平均7時間半ほどの睡眠がとれていて、深い眠りの時間も2時間から3時間ほどあるようだ。

 

ドラクエビルダーズ2 とマインドフルネスアプリで、毎晩あっという間に入眠できるのがありがたい。

 

 

治すことばかり意識していると、疲れてしまう。

家族に支えてもらってスローライフを送れることを感謝しつつ、ゆっくり過ごそうと思う。

 

 

 

 

ねこたま日記

4月14日(水)

 

読書

 

昨年のコロナ入院中から楽しみにしていたラノベの新刊が出ていたので、早速kindleでダウンロードして読み始めた。

 

いつもなら一気読みして、ついでにシリーズ全巻再読の流れだけど、今月に入って脳が慢性疲労状態になってから、そういうことができなくなった。

 

 

続けて読めるのは、せいぜい2ページほど。

 

数分置きにkindleを枕元に置いて、5分は休む必要がある。今日中に読み終わるのは無理だろう。

 

新幹線から亀に乗り換えたようなスピードの読書だけど、これはこれで楽しく感じる。このペースなら、読んだ内容を忘れてしまうこともなさそうだし。

 

読んでいるのは、「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?」(手島史詞著)の12巻。

 

 

まだ序盤しか読めてないけど、文句なしに面白い。この作者さんは物語に読者を引き込むのが本当にうまいと思う。

 

 

お話の内容とは別にのことで心に止まった一節があったので、書き留めておく。

 

ポンコツポンコツゆえに、心労を重ねてしまう生き物なのだ。

 

(「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 」12巻 第2章)

 

 

ポンコツ」という言葉を日常で聞くことはほとんどないけど、ラノベのなかではよく見かける。

 

私の見るところでは、ポンコツ系のキャラの特徴は、こんな感じだろうか。

 

  • 基本的に真面目で努力家で人情に厚く、人望がある
  • ある特定の分野においては極めて有能
  • 普通のことがまともに出来ない
  • まれに大規模にやらかして、多くの人を巻き込むものの、本人と周囲の尽力で万事塞翁が馬的な着地を見る

 

 

少し前に、私と同じようなADHDやASの特徴を持つ方々が、ご自身を「ポンコツ」として手記を書かれているのを見かけた(まだ読めていない)。その方々の人生が、理解ある仲間に支えられて実りあるものであるようにと、祈るような気持ちになった。

 

 

食事

 

朝ごはんは、納豆ごはんと、なめこ汁。

 

お昼はチリコンカンスープ。

 

 

家事

 

パソコンを立ち上げて、生協の注文書をチェックして送信。

 

末っ子が、そろそろスープジャー弁当ではなく、弁当箱におかずのつめた普通のお弁当が食べたいと亭主におねだりしていたので、弁当用の食材を注文しておいた。

 

台所の洗い物を少しやっていたら、あっという間に心拍が120を超えたので、二度にわけて洗い終えた。