湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

映画「500ページの夢の束」…ミスター・スポックと自閉症と旅(と蛇足)

読んだら書く。見たら書く。

(できるだけ…)

 

というわけで、昨日観たAmazon プライムビデオの映画についてのメモ日記。

 

……書いてるうちに日付が変わって、一昨日の日記になった。(´・ω・`)

 

 

映画「500ページの夢の束

500ページの夢の束(字幕版)

500ページの夢の束(字幕版)

  • 発売日: 2019/03/01
  • メディア: Prime Video
 

 

劇場公開された頃から、ずっと見たいと思っていた作品。

 

しばらく前からプライムビデオ(見放題)で見られると知っていたとだけど、いざ見ようとすると今度は勇気が足りなくて、なかなか見られずにいた。

 

見るのに勇気が必要なのは、自閉症の主人公が、何かを一途に思い込んで、一人っきりで旅に出る物語だという前知識があったから。

 

しかもその主人公は、首にいくつもストラップをかけて、鞄を複数抱えている。

 

かつての私自身にものすごく重なるその姿を見ただけで、これはもう、行く先々で、ありえないようなことを次々とやらかすだろうと、想像がついてしまう。それらはきっと、ありえないうよな幸運と抱き合わせでなければ、破滅的な結果になるようなハプニングのはずなのだ。

 

 その予想は、ほぼ的中した。最後の最後まで、手に汗握ってドキドキしっぱなしだった。(T_T)

 

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500ページの夢の束

 

主人公のウェンディは、知的障害者のためのグループホームらしき施設で、日常生活への支援を受けながら暮らしている。

 

ウェンディの平日の朝は、ソーシャルワーカーのスコッテイとのルール確認ではじまる。

 

明確に決められた日課の復唱。

曜日ごとに決められた衣服の復唱。

外出時や就業時に、交通事故や対人トラブルに巻き込まれないために習得した、数多くの「してはならないこと」や「しなくてはならないこと」の復唱。

人に好まれる表情の練習。

人と視線を合わせる練習。

 

知的な遅れがなくても、そうした細やかな支援は、ウェンディが穏やかに暮らしていく上で必要なものだった。

 

ウェンディが決まりごとを確認するときは、その場で声に出して復唱する必要があった。

 

また、イレギュラーな事態に直面したり、新たなルールを獲得しなくてはならないようなときには、声に出すだけではなく、その場でメモ帳に書かなくてはならなかった。

 

書くことで状況を把握したり、記憶を整理したりということは、重度の知的障害るあるうちの息子(自閉症)にも、ときおり見られる行動だ。息子はメモ帳は持ち歩かないけれど、ときおり指で文字を空書をしていることがある。息子たちのような脳を持つ人たちにとって、書く行為には、何か特別な効果があるかもしれない。

 

私自身、それほど極端ではないにせよ、書くということや書かれているものに対して強いこだわりがある。なんのノルマもないのに、ひたすら文章を書き続けているのは、ASD(自閉スペクトラム症)の性質に由来する行動かもしれないというのは、自分でも感じている。

 

社会生活には、うんざりするほど多種多様な決まり事があるけれども、たいていの人は、大人になるまでの間にそれらを習得し、とくに意識しなくても、呼吸をするのと同じように自然にふるまうことができる(らしいけど、私にはまだできない)。

 

だけどウェンディにとっては、世の中のほとんどの一般的な物事が、即座には理解できない新奇な経験であるため、一つ一つ、対応を学んで習得していく必要がある。

 

社会の決まり事に対応できない状態のまま世間に出るのは、目と耳を塞いで一人で道を歩くのとおなじくらい、危険で困難なことだ。だから、ウェンディには支援が必要なのだ。

 

外出するとき、ウェンディの首には、派手な色の三つのストラップがかかっている。

 

メモ帳。

ペン。

iPod

 

これらは、彼女がパニックにならずに外出をするために、絶対に必要な装備だった。

 

ウェンディは、地元のパン屋さんで、シナボン(シナモンロール)の製造と販売を担当している。

 

店頭で試食品を配るときには、自然な口調になるように、常に気を配っているし、表情も硬くならないよう、意識して口角をあげるようにしている。

 

そうやって、「普通」にふるまって働いていれば、ウェンディはとても魅力的で美しい女性だけれど、本来の彼女は表情が極端に乏しく、同僚との雑談どころか、話しかけられてもろくに反応しない、奇妙な存在だった。

 

ウェンディが職場の同僚たちの声掛けに反応するのは、「スタートレック」関連の話題をふられたときだけだった。「スタートレック」についてのあらゆる些末な知識を問われるたびに、マシンボイスのように感情のない声で答えるウェンディは、職場の青年たちの尊敬と驚愕の対象だったけれども、ウェンディ本人はそういう周囲の反応に、なんの興味もないようだった。

 

周囲の他人とのコミュニケーションに興味のないウエンディには、友人がいなかった。

 

 

ある日(というか映画の冒頭で)、ウェンディは、自分が深く傾倒する「スタートレック」の脚本コンクールが開催されることを知り、応募を決意する。

 

彼女の脚本の主人公は、ミスター・スポック。

 

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スポック博士

 

スポックさんは、「スタートレック」をたった一回しか見たことのない私に、感情表現の乏しさと、どこか奇妙なコミュニケーションの様式で、鮮烈な印象を残した人物だ。

 

さらに、近所にお住いの、スポックさんによくにた方と、うちの息子(横綱自閉症者)との謎の交流のおかげで、私の脳内では、スポックさんは、

 

「宇宙における自閉症者の隣人」

 

という枠に、こっそり分類されている。

 

↓ことの次第を書いた過去日記はこちら。

dakkimaru.hatenablog.com

 

 

それはともかく、ウェンディは、ミスター・スポックが身内や同僚を失うという過酷な体験をすることで、人間の情愛というものを深く理解し、自らの強い感情を拒絶せずに受容できる人間になるという、壮大な物語を生み出した。

 

他者との関係性や、そこから生まれてくる感情の受容は、ウェンディにとっても困難な課題だったけれども、「スタートレック」全編を精密に鑑賞し、それを踏まえて自力て創造したミスター・スポックの人生を追体験することによって、大きな気づきを得ていた。

 

ウェンディは彼女自身の内面的な気づきの体験が視聴者にうまく伝わるように、500ページにも及ぶ脚本のなかで、さまざまな工夫を凝らしたのだという。

 

それは、彼女なりの、周囲の人々や実社会への歩み寄りであり、大切な人に自分の感情を伝えるためのコミュニケーションの方法であったのかもしれない。

 

恐ろしくコスパの悪いやり方だけれども、ほとんど暴走に近いウェンディの創作のエネルギーは、彼女を取り巻く人々の人生を、やがて、思いがけない形で動かすことになる。

 

ウェンディは出来上がった原稿を印刷して、ソーシャルワーカーのスコッティ渡し、読んでほしいと伝えた。けれども、スコッティは「スタートレック」の世界をよく知らなかったので、膨大な脚本の冒頭を少し読んだだけで、理解できずに頓挫してしまう。

 

スコッティはどうやらシングルマザーらしく、一人息子がいるのだけど、母親がソーシャルワーカーの仕事に打ち込んでいる間に学校をサボり、不登校になりかけていた。彼らは、のちにウェンディの失踪騒動に巻き込まれるのだけど、図らずも彼女の書いたスタートレックの脚本によって、心情的な絆を取り戻すことになる。

 

スコッティから感想を聞くことができなくても、ウェンディは自分のシナリオが優れていることと、コンクールで認められて受賞することを、まったく疑っていなかった。あとは締め切りに間に合うように、投函するだけだった。

 

ところが、コンクールの締め切り直前に、ウェンディは実の姉であるオードリーと面会することになった。その面会予定は、ウェンディにとって強いストレスを引き起こすものだった。

 

施設に入る前、ウェンディはオードリーと一緒に暮らしていた。

姉妹の母親が早く亡くなったため、年の離れたオードリーがウェンディを世話していたのだ。

 

ウェンディには、適応の難しい事態に直面すると、パニック状態になったり、ひどい癇癪を起したりする性質がある。また、他人の気持ちや周囲への配慮を考えずに、口汚く罵ったり、厳しい批判の言葉をぶつけることもある。

 

オードリーはせいいっぱい妹を守ろうとしていたけれども、自分だけでは手に余ることもあったのだろう。ウェンディの施設入居は、おそらくは、ウェンディとの同居に困難を感じたオードリーと、彼女の夫の意向だったと思われる。

 

 

オードリーは自分の都合で同居できない罪悪感からか、妹に会うことを恐れてもいた。

 

ウェンディのほうも、姉に対して難しい思いを抱いていた。

 

 彼女は、亡き母が残してくれた家での姉との暮らしを好んでいたし、生まれたばかりの姪に会いたいという思いもあった。施設の自室の壁には、姉から送られてくる姪の写真が、丁寧に並べて貼られていた。

 

姉の一家と同居できない理由を、ウェンディは正しく理解していたので、施設で努力を続けて、パニックや癇癪をコントロールする方法も習得した。

 

だからウェンディは自分はもう実家に帰れるはずだと思っていたし、面会にきたオードリーにもそう伝えた。

 

けれどもオードリーは同居を受け入れず、さらには夫の仕事の都合で、母の残した家を売ることにしたとウェンディに伝えた。

 

オードリーの拒絶の言葉を聞いたウェンディは、完全なパニック状態になってしまう。自閉症の人のパニックには、自分自身と見守る者の肺腑を同時にえぐるような、目に見えない鋭い刃物が含まれている。助けようと手を伸ばしても、生半可な覚悟では、大きな傷を負ってしまう。

 

そんな見えない刃物で自他を傷つけながら叫んで暴れる妹の姿に、いたたまれなくなったオードリーは、言葉もなく逃げるように施設から出ていった。

 

スコッティになだめられて、なんとか表面的にはクールダウンできたウェンディだけれども、すぐには平常心を取り戻すことができず、食事もとらずに部屋に引きこもっていた。

 

夜になって、ようやくコンクールのことを思い出したウェンディは、もはや郵送では締め切りに間に合わないことに気づいて、愕然とする。

 

ウェンディは恐慌状態になりながらも、締め切りに間に合わせる方法を必死で考えた。その結果、思いついたのは、自分ひとりでコンクールの主催者であるパラマンウトピクチャーズに直接出かけていって脚本を提出するという、ウェンディの生活スキルでは到底不可能な方法だった。

 

施設には夜間外出禁止のルールがあるため、外に出ることができない。

ウェンディは夜明けまできっちり待って、身支度をしてから施設を出た。

 

飼い犬のピートが後を追ってきてしまったので、仕方なく連れていくことにしたのだけれども、そのせいで、ウェンディの旅はますます困難で危険で、どうしようもなく混乱したものとなるのだけれど、先のことなどウェンディにもピートにも分からない。

 

最初の困難は、交通手段だった。

ウェンディは、どうすればハリウッドのパラマウントピクチャーズまで行けるのか、何も知らなかったのだ。

 

パン屋ほの出勤のときと同じように、路線バスを利用しようと考えたものの、職場行きとロサンゼルス行きでは、路線もバス停も料金も違う。

 

ウェンディはいつものバス停で路線バスを待ち、運転手にロサンゼルスに行くかどうかを聞いたけれども、どの運転手も、「行かない」と答えるだけだった。

 

一人だけ親切な運転手がいて、ロサンゼルス行きの長距離バスの運行情報を教えてくれたけれど、そのバスにはあらかじめチケットを買っておかないと乗車できないと知らされる。

 

買い物でのコミュニケーションが極度に苦手なウェンディにとって、チケットの購入は大いなる試練だったけれども、なんとかクリアして、無事にバスに乗ることができた。バスにはペット禁止のマークが貼り付けてあったけれど、ウェンディはピートをうまくバッグに隠し、ペット禁止のマークを手で覆って、ルール違反することを自分に許した。

 

ところが、高速道路を走行中に、ピートが吠えてしまったため、ウェンディはバスを下ろされてしまう。

 

ロサンゼルスまで370キロ。

徒歩での到達は絶望的だけれど、ウェンディには諦めるという選択肢はなかった。

スタートレックのシナリオコンクールに応募することは、どんなルールや恐怖にもまさる優先事項だったのだ。

 

けれども、そこから先には、さらに過酷なトラブルが待ち受けていた。

 

たまたま知り合った親子連れに騙されて、所持金の大半と、首からさげていたiPodを盗られた。手帳も奪われかけたけれど、それだけは必死に訴えて返してもらった。

 

そのあとに立ち寄った店では、ウェンディが障害者であることを察したらしい店員に、商品の金額をごまかされそうになったけれど、様子を見ていた老婦人が不正を指摘して事なきを得る。老婦人には自閉症の孫がいるために、ウェンディの困りごとに気づいたのだ。

 

その老婦人に勧められて、一緒にロサンゼルスに行くことになったのだけど、乗ったバスの運転手が居眠りで事故を起こし、頭を打ったウェンディは病院に搬送されしまう。

 

警察を通してウェンディの所在を知ったスコッティ親子とオードリーは、ただちに病院に向かう。でも三人が病院に着いたのは、ウェンディが見事に機知を働かせて、サスペンスドラマの主人公のように看護人の隙をついて逃げ出したあとだった。

 

そこから先は、ウェンディの素晴らしい行動力と神がかった引きの強さで、いくつもの奇跡が起きる展開となる。

 

スコッティ親子とオードリーと合流したウェンディは、彼らに見守られながら、締め切り直前にパラマウントピクチャーズにたどり着く。

 

けれども、パラマウントのスタッフらしき人物に、郵送された脚本以外は受けつけないルールだと言われてしまう。

 

そこでウェンディは、「私が誰かを知っているか」とスタッフに尋ねる。

スタッフが小馬鹿にしたように「知らない」と答えるや否や、ウェンディは、大量の応募脚本が集められている箱の中に、自分の脚本を素早く混ぜ込んでしまう。ウェンディの名前を知らないスタッフには、彼女の作品を見分けることができない。

 

こうしてウェンディの脚本は、無事に受理されることとなった。

 

残念ながら受賞は逃したけれども、ウェンディの渾身の脚本は心ある審査員の目にとまり、これからも書き続けるようにとの激励の手紙が届いた。おそらくウェンディには、稀有な創作の才能があるのだろうけれども、才能だけで彼女がしあわせになることは難しい。

 

この大冒険によって、ウェンディの暮らす世界は少しだけ広くなり、自分を取り巻く人々とも、穏やかな感情に根ざした関係を結ぶこともできるようになっていく。500ページの脚本がもたらした最も大きな幸せは、ウェンディの心の成長の先に待っているはずである。その先の物語を知りたいけれども、映画はここで終わる。

 

 

 

……だらだらと、感想にもならない要約を書いてしまった。

 読む人にとって価値のある文章ではないけど、私自身の備忘録にはなる。これだけ書いておけば、数年後でも、見たことを覚えているだろうと期待。

 

 

蛇足

 

蛇足そのものみたいな記事に、さらに蛇足を付け加えるのもどうかと思うけど、備忘録なのでいいことにする。

 

自閉症の主人公が旅(放浪・家出)をする物語は、私が知っているだけでも、ほかに四つ存在している。

 

レインマン

「僕と世界の方程式」

フォレスト・ガンプ

「夜中に犬に起こった奇妙な事件」

 

 

レインマン(吹替版)

レインマン(吹替版)

  • メディア: Prime Video
 

 

父親の遺産相続に関する遺言に不満のあった弟が、施設で暮らしている自閉症の兄を強引に連れ出したものの、兄の自閉症的言動に振り回されて、大変な旅することになる。旅の果てに待っていたものは、長く離れていた兄弟の絆の強さと愛情だった。最近、世間でいろいろあるせいで、絆という言葉がすっかり値打ちを下げているけれど、他にかわることばを思いつかないので、工夫もなく使っている。

 

僕と世界の方程式 [DVD]

僕と世界の方程式 [DVD]

  • 発売日: 2017/07/05
  • メディア: DVD
 

 

数学の才能を認められて強化合宿の旅に出た主人公は、さまざまな試練や人々との出会いによって、試験に合格する名声ではなく、心を世界に開く窓を手に入れる。

 

 

 

フォレスト・ガンプ」は主人公のガンプが自閉症だとは書かれていなかった思うけど、そうではないとは思えないので勝手に入れてある。もうずいぶん前に読んだので、ストーリーの詳細は忘れてしまったけれども、ベトナム戦争の従軍を含むガンプの旅は、とてつもないスケールだった。映画もみたけど小説のほうが面白かった記憶。

 

 

この本もずいぶん前に読んだもので、ストーリーの大部分を忘れてまっている。

はっきりと覚えているのは、主人公の食べ物へのこだわりと、徹底した人間嫌いの性格だけだ。

犬の惨殺事件をきっかけに、主人公が旅に出て、不仲な両親の絆を取り戻すのだったと思うけれども・・・・どうなったんだったか。そのうち再読しよう。

 

 

山下清の放浪記もあるけれど、まだちゃんと読んだことがない。

 

私が未鑑賞の作品は、他にもある。

 

 

この作品は映画にもなっている。

読もう読もうと思いながら、ずっと読まず(読めずに)にいるのは、たしか映画がもうすぐ世に出るというころで、息子さんが事故で亡くなったということを知ってしまったからだった。ネットを通して伝わってくる、著者のかたの父親としての悲しみの深さは、同じような自閉症の子を持つものとして、とても他人事とは思えず、ただただ苦しかった。いまもタイトルを見ると涙がにじむ。映画のほうを先に見ようかな。

 

 

長いだけでしりきれとんぼ。

きりがないので、とにかくこれで書き終えたことにする。

 

(´・ω・`)

 

 

 

ただの日記

こんにちは。

 

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非常事態宣言が続いているせいで曜日感覚が消えかけている。

 

そのせいで、先週予約を入れていた病院の受診を忘れてしまい、処方薬の残量がぎりぎりになり、とても焦った(なんとか足りた)。

 

そういう事態を防ぐために、毎朝、「あつまれどうぶつの森」で遊ぶことを日課にすることにした。

 

今朝は広場にトタケケさんが来てライブをしていたので、土曜日だと認識できた。トタケケさんありがとう。

 

ゲームの中で、どうぶつの住民たちとメールのやり取りをするのが、楽しい。

 

今朝はグレオ(紫色のブタ)から、わりと長いメールが来ていた。あんまり頑張りすぎるな、少し休めよと書いてあった。リアル日常では半病人で寝込んでいるのに、「あつ森」の中ではアクティブなのだ。

 

メールが来たら、お返事をする。

(しないと怒られることもある)

 

普通に書いていると、「ごっこ遊び」みたいで気恥ずかしいから、近頃は短歌をひねりだしてメールの文面にしている。最近サボっていたから、いいリハビリになる。

 

 

明日は日曜日。教会の日曜学校も、ずっとおやすみだ。

 

街はシーンとしている。

 

昨日、通院の帰りにショッピングモールに寄ってみたら、スーパーとドラッグストア以外のほとんどの店が閉店していて、ゴーストタウンのようだった。緊急事態宣言が終わったとき、撤退してしまうお店も出るんじゃなかろうかと心配になる。

 

 

健康観察日記

 

ショッピングモール内のスーパーで、S&Bのヒハツを見つけたので買って帰った。

 

 

S&B ヒハツ(パウダー) 15g×5本

S&B ヒハツ(パウダー) 15g×5本

  • 発売日: 2018/02/26
  • メディア: 食品&飲料
 

 

ヒハツには血圧を下げる働きがあるということで、サプリやお茶などの健康食品としても売られているけれども、これは香辛料としての商品だ。

 

香りは、ガラムマサラっぽい白コショウという感じ。ふと思いついて、少し甘くしたミルクティーに振りかけてみたら、カレー屋さんで飲むチャイに近い味になった。

 

今朝の血圧は、158-88。どうも朝が高めになる。夜のほうが低い。

 

朝はヒハツ入りのお茶(大正製薬)を飲むことにしているので、ヒハツミルクティーはお昼に飲むことにしよう。

 

そして、マッサージとストレッチ。忘れないようにしなくては。

 

 

その他

 

末っ子の学校は、今月いっぱいの休校が決まった。

来週からは、課題プリントやレポートと並行して、授業の配信も始まるとのこと。忙しくなりそうだ。

 

 

もうちょいブログの更新頻度を上げたいけど、どうにも書き物をするパワーがない。読むほうの体力はまだあるようで、毎日大量のラノベと、少量のラノベ以外を読んでいる。それらの読書メモも書きたいのに、先延ばしにして膨大に溜め込んでいる。

 

読んだら書く、を習慣化すればいいのだろうけど、習慣が身につくまでが、億劫でつらい。

よい工夫はないものか。(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

 

 

あつ森流星群と幕末と緊急地震速報と横尾忠則

こんにちは。

 

昨晩は、「あつ森」で流星群があったので、島の高台に登って、たくさん見つけて祈った。

 

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流れ星を見つけて祈った回数だけ、翌朝、海辺に星のかけらが落ちている。

 

それを素材にできるレアアイテムのレシピがあるので、頑張って星に祈るのだ。

 

その後、夜中の一時を過ぎてもなかなか眠れずにいたら、学校の宿題その他で夜更かししていた末っ子が、睡眠薬がわりに音読しようかと言ってくれたので、ありがたくお願いした。読んでもらったのは、枕元の本棚にあった、「2時間でおさらいできる日本史」。

 

2時間でおさらいできる日本史 (だいわ文庫)

2時間でおさらいできる日本史 (だいわ文庫)

  • 作者:石黒 拡親
  • 発売日: 2010/12/10
  • メディア: 文庫
 

 

 

うちの長女さんと末っ子は、「竜が如く」の幕末版にハマっているおかげで、新撰組薩長関連のエピソードに局部的に大変詳しい。

 

それで、天保の改革あたりの章から読んでもらい、薩長同盟あたりで大いに盛り上がってたところで、家族全員分のiPhoneが、大音量の緊急地震速報を鳴り響かせたから、胃がひっくり返るほど驚いた。

 

私のiPhoneにはNERV防災のアプリも入れてあるので、一度の地震で二度警報が鳴る。

 

NERVのほうの地震情報を開くと、碇ゲンドウが渋面で待ち構えていそうな陰気な画面に地図が表示されるから好きなのだ。

 

↓こういうの。

 

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予測は震源地付近で震度5弱だったけど、実際にはもっと弱かった。

 

身構えていたので拍子抜けしたものの、大きな地震でなくてよかった。新型コロナウィルスの非常事態宣言に、地震災害まで重ねがけされては、たまらない。 三密を避けた避難所設営なんて、現状では不可能だろう。

 

 

それにしても、なんとも奇妙な日々ではある。

 

末っ子が夜更かししていたのは、昨日、高校から、四月後半から出されていたレポートを全部仕上げて、今週末までに、ゆうパックで学校に送付するようにという、過酷なメールが来たからである。

 

本来、学校の授業で習うはずの内容を、全部自宅学習でこなして、レポートまで書くのだから、分量が半端ないのは仕方がない。

 

でも、中学の卒業年度だったために、二月中からほとんど登校していない末っ子は、すでに三ヶ月もの長期休暇となっている上に、高校には、まだ1日も登校できていない。中だるみしても、責められるものではない。

 

いつまで続くのか分からないけど、メリハリに工夫しながらやっていくしかないだろう。

 

 

それはともかく、目玉電車のデザインで知られる横尾忠則氏が、目玉マスクを製作されたらしい。

 

横尾忠則氏のオフィシャルサイトのオンラインショップで、一定金額以上のお買い物すると、先着順でマスクをもらえるそうなのだけど……

 

目玉マスク、すごく欲しいけど、商品の価格が高くて、わたしには購入が厳しい。憧れだけにとどめよう。(´・ω・`)

 

 

TADANORI YOKOO OFFICIAL WEBSITE

 

 

パズルとヒハツ

こんにちは。

 

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猫のニャッホというパズルゲームで遊んでいる。

いま1900面ちょっと。

 

パズル苦手だけど、ストーリーの先を知りたくて、結構頑張ったのだ。とはいえ、まだまだ先は長い。

 

プレイヤーは、ニャッホを育ててくれたご主人様という設定。でもどうやら故人らしくて、最近、お墓も建造された。

 

難しいパズルを解いて、ガチャを回して手に入れたパーツで、自分のお墓をデコるゲーム…

 

新しいといえば新しいのだろうけど、いまいちこう、気分が盛り下がる。(´・ω・`)

 

 

健康観察

 

高血圧のその後。

 

甲状腺機能低下の症状はおさまってきているのに、血圧がどうも安定しない。高いときは、165-90くらい。頭痛のある日も多い。

 

同じく高血圧を抱えているお友達に、ヒハツというのを教えてもらった。

 

ヒハツはもともとインドのほうで香辛料として使われているものだそうだけど、高血圧治療薬の補助的な食品として、いま人気が高いらしい。

 

お友達は、病院で処方されている高血圧の薬とは別に、粉末のヒハツをそのまま服用して、効果を実感しているという。

 

ただし、粉末そのままだと、かなり口がしびれるとのこと。

 

ヒハツの効能ついて説明するサイトがいろいろあったので、ざっと読んでみた。

 

ヒハツに含まれている、ピペリンという物質が、血管を広げる働きをするために、血圧が下がる仕組みらしい。

 

私の最近の体調不良は、足腰の強烈なだるさと冷え、頭痛、息苦しさなど、血行不良に由来していそうなものが多い。

 

冷えは、身体を動かせば改善するけれども、運動めいたことをすると、動悸がひどくなったり、頭痛が起きることが増えているため、積極的に動くのが、ちょっと怖くなっている。それでますます冷えて、血行も悪くなっている。完全な悪循環だ。

 

高血圧も含めて、血管が広がって血行がよくなることで改善するなら、ここはひとつ、ヒハツの力をちょっと借りて、悪循環を断つこころみをしてみたらいいかもしれないと思った。

 

ヒハツ関連の商品は、Amazonなどのネット通販で手に入りそうだけれども、コロナの影響で運送業界が大変だという話も聞くので、できれば近所で入手したいと思い、食材の買い出しに出かける亭主に、ついでに探してくれるように頼んでみた。

 

その結果、香辛料としてのヒハツは皆無。

(最寄りの駅ビルに入っているカルディは、コロナの影響で土日は休業とのこと)

 

サプリも見当たらず、ドラッグストアを数件回って、大正製薬のお茶タイプのものが、一箱だけ売れ残っているのを見つけてくれた。

 

 

ナチュラルケア粉末スティック〈ヒハツ〉 3g×30袋

ナチュラルケア粉末スティック〈ヒハツ〉 3g×30袋

  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

一日一回、粉末をお湯かお水に溶かして飲む。

ヒハツだけに頼るのでは根本的解決にならないから、服用後、暇さえあれば足のマッサージをしたり、ストレッチや、息が切れない程度の極めて軽い運動を繰り返したりして、全身の血行を促してみた。

 

その結果、昨日は、昼ごろに「167-96」なんていう数字だったのが、夜には「111-76」になっていた。

 

ヒハツが効いたのか、マッサージやストレッチが良かったのかは、分からない。でも改善したのは確かなので、このまま続けてみるつもりだ。

 

 

弥生時代と清志郎と雲愛

こんにちは。

 

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ふにゃもらけの弥生時代シリーズ、少し揃ってきた。ピンクや黄色のハニワがかわいい。💕

 

できれば全アイテム集めたい。アイテムを拾えるお出かけ時間が決まっているので、インするのを忘れないように、今日も頑張ろう。

 

忌野清志郎

 

ツイッターを眺めていて、今日が忌野清志郎の命日だと知った。

 

初めて聞いた忌野清志郎の曲は、「いけないルージュマジック」だったと思う。

 

 

プロモーションビデオのなかで、忌野清志郎坂本龍一が札束にまみれながらキスしているシーンがあったように記憶しているけど、YouTubeでは見つからなかった。最近ボケの進行がひどいので、何か別の記憶と入れ替わっているのかもしれない。

 

と思ったら、ニコ動にあった。

 

忌野清志郎+坂本龍一【い・け・な・い ルージュマジック】1982 - ニコニコ動画

 

1982年だったのか。

 

コメントのなかに「これがバブルか」っていうようなのがあったけど、このころは、まだバブル前のはず。

 

ビデオの中でばらまかれていた札束は、全部本物だったと、ウィキペディアに書いてあった。

 

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%25E3%2581%2584%25E3%2583%25BB%25E3%2581%2591%25E3%2583%25BB%25E3%2581%25AA%25E3%2583%25BB%25E3%2581%2584%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B8%25E3%2583%25A5%25E3%2583%259E%25E3%2582%25B8%25E3%2583%2583%25E3%2582%25AF

 

曲といい演出といい、すごい意匠だとは思ったけれども、正直あまり趣味に合わなかったので、その後しばらく忌野清志郎を自分から聞くことはなかった。

(坂本龍一のアルバムはよく聞いていた)

 

忌野清志郎の曲をよく聞くようになったのは、平成に入ってからで、きっかけは、二人の子どもと一緒に、マザーグースを歌っているのをテレビで見たからだった。こちらはYouTubeですぐに動画が見つかった。

 

 

https://youtu.be/nWMAehdKwCU

 

これ聞いて、あ、いいなと思ったのだ。

 

このマザーグースはいろんなアーチストが歌っていて、その後まとめてCDになった。

もちろん買った。

私が唯一購入した、忌野清志郎(の曲が入っている)のCDである。

 

 

またまた・マザー・グース

またまた・マザー・グース

 

 



引用

 

枕元の書架からランダムに一冊抜いて引用するのを日課にすると言っていたのに、まだ一回しかできていない。

せっかくBluetoothのキーボードを入手したのだから、せめて10回は実行したい。

 

というわけで、今日の一冊。

 

 

◯ 荒木健太郎 「雲を愛する技術」

雲を愛する技術 (光文社新書)

雲を愛する技術 (光文社新書)

 

 

 

雲への愛を語るのに遠慮はいりません。愛の形は様々です。雲の形を褒めちぎる愛、少し離れたところで写真や動画を撮りまくる愛、雲の中に入って深呼吸をして雲粒を体内に取り込む愛、レーダーで雲内をスキャンした挙句に数値シミュレーションで雲を再現しようとする愛……。雲友の数だけ愛の形があるといっても良いでしょう。

 

 

後半に行くに従って、愛がヤバくなっている。

「雲」を別の単語に置き換えると、ものによっては完全にヤバい人になってしまう。

でも「雲」なら、ちょっと変人と言われる程度で済むだろう。

 

 

荒木健太郎氏のツイートをフォローしているので、よく美しい雲の写真を流しておられるのを見かけるけれども、なんとなく、ひどい事件などがあってネットの世界が罵詈雑言で荒んでいるようなときほど、とびきりうつくしい空の写真が貼られるような気がしている。荒んだ空気のなかで(写真を)見上げるから、うつくしく感じるのかもしれないけれど。