湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

あつもり、膝痛、レイジングループ

こんばんは。

 

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あつまれどうぶつの森日記

 

長女さんの任天堂スイッチを借りて、二日ほどまえから「あつまれどうぶつの森」で遊んでいる。

 

前知識ゼロの状態で始めたので、右往左往していたけれど、二日ほどで何とか様子がわかってきた。とりあえず魚や虫を捕って売って、植林して、まったりと家のローンを払っている。

 

今回は、無人島への移住と開発、素材を集めて物作りすることが、主な目的であるらしい。住居を建てた無人島は、長女さんや末っ子との共有なので、それなりに遠慮して棲み分けている。

 

達成感を貪るための作業を求められない、ただ環境を楽しむだけのゲームは、脳が疲れ気味の人間にとっては、とても有り難い。

 

だからといって、徹夜でやっていいものではないけれども(徹夜してしまった…)。

 

金土日の健康観察

 

で、以下は、徹夜の件の反省と言い訳の日記である。相当回りくどいのでスルー推奨。

 

しばらく前に居間で転倒して両膝をいためたのだけど、それがいまだに治らない。病院か整骨院に行けばいいのだろうけども、家で大人しくしている分には痛みがそれほどでもないし、近隣で新型肺炎が出ていることもあって、通院は見送っていた。

 

けれども、金曜日に、どうしても遠出しなくてはならなくなった。行き先は某おおきな病院。目的は、家族の障害基礎年金申請に必要な診断書と、初診時がいつであるかを証明する書類を申し込むため。家族はすでに転院しているので、現時点での診断書は今のかかりつけの病院の先生に頼めばいいのだけど、初診時(発病時)を証明する書類と20歳時点での診断書については、初診の病院に行って申し込まなくてはならない。

 

我が家では、障害基礎年金の申請は、これが二度目になる。一度目は息子が20歳になった時にやったのだけど(既に審査が通って受給している)、初診時の病院は無くなっちゃってるし(同じ場所に病院は存在しているけど名前も建物も中身もすっかり変わってしまった)、障害について継続的に診てもらっているかかりつけの病院というものもなかったので、普通にお願いして診断書を書いてもらえる病院がなかったのである。

 

で、どうしたかというと、18歳で介護施設に通所するための介護区分認定を受けるときに、意見書を書いてもらった病院にお願いして、どうにか書いてもらったのだ。

 

その介護区分認定のときの意見書も、ほんとに大変だった。近隣の精神科や発達障害外来のある病院に、「ある程度の期間診察した患者さんでなければ書けない」と、ことごとく断られたあと、障害福祉課の方の紹介で、一度断られた病院で、診察と検査をした上で、なんとか書いてもらえることになったのだ。

 

息子には重度の知的障害があるけれども、病院の治療が必要なものではなかったため、2歳のときに診断を受けてしばらくしてから、障害について相談できる医療期間との繋がりが切れてしまった。これは本当に失敗だったと思う。病院(医師)側も、「自閉症は一生治らない、治療教育で改善も見込めない」(20年前当時)というばかりで、息子に継続して診察を受けるように促してはくれなかったけれども、親の私のほうで、どんな理由をつけてでも、継続してカルテを維持してくれるような病院との繋がりを持っておくべきだった。

 

もしも20年前の自分に会えるなら、介護区分認定と障害年金の手続きがどんなに面倒であるかということと、五十代になった自分の健康状態がどれほどダメダメ状態であるかということを、小一時間かけて怒涛のように説明してやりたい。その頃の自分に聞く耳があるかどうかはわからないけど。(´・ω・`)

 

だいぶ横道にそれた。

で、診断書その他の申請のため、初診時の病院に行かなくてはならなくなったのだけど、途中の道に避けようのない階段が数カ所ある。唸りながら階段を登り、受付に書類作成の申し込み用紙を出したら、受付の事務の女性に、

 

「診断書があれば、初診時を証明するための書類はいらないんじゃないですか?」

 

と言われた。

 

「その書類は、役所の年金課で必ず作ってもらって来るようにと念を押されたものなので、絶対必要です」

 

と説明しても、

 

「でも、診断書のほうに初診の日時の欄があるわけですから、不要ですよね」

 

とつっけんどんに断言して、いまにも申し込み用紙を破棄せんばかりの勢いでグイグイ押してくるので、

 

「あのですね! 合理的ではないと私も思いますけど、必要な書類が不備であれば役所に申請できませんし、その書類の必要性をこちらがどうこうできるものではありませんから、作っていただかないと困ります!」

 

 

とキツい声で言い返したら、ようやく反論をやめてくれたけど、マジで面倒くさかった。

 

役所の書類がウンコのように鬱陶しいのは今に始まったことじゃないし、合理性を欠く仕様であるのは絶対に私のせいじゃないのに、なんで私が病院の窓口なんかで書類の不合理について攻め立てられなくちゃならんのか。

 

病院では他にも不快案件があり(面倒だから省略)、膝は痛いし、帰り際には喉が腫れて来るしで、ストレス満載で帰宅。

 

その夜、とっとと寝ようと思ったのに、いつもなら服用して小1時間でバタッと眠れる睡眠導入剤ゾルピデム)が全く効かなかった。おまけにどのような姿勢で寝ても、膝がズキズキ痛む。

 

で、「あつまれどうぶつの森」の世界に逃げ込んで、そのまま朝を迎えたのだった。

 

ゲームで完徹するなんぞ、言語道断だと自分でも思うけれども、どうやっても眠れなかったのだから仕方がない。

 

 

翌日は土曜日で、とくに用事もなかったから、睡眠負債を返済すべく昼寝でもしようと思ったのに、なぜか全く眠れなかった。

 

動くと膝が痛むから、大人しく座るか横になるかしながら、ずっと本を読んでいた。

 

末っ子に借りた「レイジングループ」という、全7巻の小説の2巻まで。

 

レイジングループ REI-JIN-G-LU-P 1 人狼の村 (星海社FICTIONS)

レイジングループ REI-JIN-G-LU-P 1 人狼の村 (星海社FICTIONS)

  • 作者:amphibian,KEMCO
  • 発売日: 2019/04/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

物語の土台になっているのは、「人狼」というゲームである。集まったメンバーのなかに、2人ほど、「人狼」と呼ばれる殺戮者が混じっているけれども、だれが「人狼」なのかは、当人たちにしかわからない。

 

ゲームでは、メンバーの話し合いの中で誰が人狼であるかを推理しあい、多数決で、1ターンに1人づつ、処刑する人物を選ぶ。うまく人狼を選んで全員処刑できれば人間側の勝利となるけれども、処刑できなければ、1ターンに1人づつ、人狼に殺されてしまう。人狼となった人物は、自分が処刑されないように、うまく議論を誘導して、人狼ではない人物を処刑する流れにもちこまなくてはならない。

 

というような物騒なゲームなのだけど、末っ子が小学校のころに流行りだして、中学でもよくやっていたらしい。

 

「レイジングループ」では、行き先を決めずにバイクでツーリングに出かけた主人公が、地図にない村に迷いこみ、人狼ゲームのリアル版のような殺戮事件に巻き込まれて、何度も何度も殺される、という物語。

 

何度も殺されるのは、死ぬと振り出しに戻る仕様だからである。主人公は、前回までの自分の行動と、死に至る経緯をある程度記憶していて、次こそは死を回避しようとするのだけど、村を支配している死のルールの全貌がなかなか見えず、死のループを繰り返している。けれども希望を失わず、何度も死んで試行錯誤しながら、少しずつ、混迷した村の人間関係を解きほぐし、そこに分け入っていこうとする。

 

先が長いから、ゆっくりよもう。