結局今日は、「下妻物語」を合計三回以上、見た。
前の日記に書いたように、いろんなことをやりながら(戦闘も含む)の鑑賞で、ほんとうの映画好きの方には怒られてしまいそうなのだけど、我が家ではこうやって見る以外に方法がない。
一番好きなシーンは、いちごとももこが二人で代官山に行くところと、それからやっぱり乱闘シーン。
かつて愛読した、たくさんの暴走族系マンガを一つづつ思い出し、それらのエッセンスが二人の出会いやお互いに対する思いのなかにぎゅっと詰まっているのを確認し、それから昔、若い人たちに勉強などを教えて付き合っていたころの色々なことを思い出し、最後に、友達が一人もできないまま高校を卒業した自分のことを思い出した。
暴走族がらみのマンガが大好きだったのは、私自身が、いちごやももこのような人間同士の交流を全く経験しないまま大人になっていったことと関係があるのかもしれないと、今頃になって思う。
その後、生活のために教師まがいのことをしなければならなくなり、息吸っただけでトラブるような青春真っ盛りの若い人たちとどっぷり付き合う時期を経て、私はだいぶ人間らしい人間になったと思う。
なんだかそんなことを思いつつ、映画を見ていたら、作品中で何度となく「田舎の百貨店」として晒されるジャスコに、無性に行きたくなった。
で、夕方、家族みんな車に乗せて、ほとんど二年ぶりに、郊外型大規模ゴージャスタイプのジャスコ詣でをしてきたのであった。
(2005年06月12日)
※過去日記を転載しています。