こんにちは。
目が覚めたら、昼だった。
十時間超えの睡眠など、めったにないことだ。
睡眠薬(デエビゴ)を半錠にしてもらったというのに、よほど眠かったのだろうか。
ともあれ、よく寝たおかげか、今日は心身がすっきりしている。必要な眠りだったのだろう。
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長女さん(27歳・ASD)は、ストレスのせいか、半月ほど前から食事の時の嚥下がうまくいかず、食が細くなっている。今日は受診とデイケアの日なのだけど、デイケアはお休みして、受診だけしたとのこと。とくに投薬の変更はなく、主治医には、無理せずに過ごすように言われたとのこと。
長女さんに嚥下の問題が出るのは、初めてのことではない。小学校の頃、不登校になったときも、食事が取れなくなり、専門学校に進学してからも、物をうまく飲み込めず、頻繁に拒食に近い状態になっていた。
自閉症の人は、幼少期から身体のコントロールに問題を抱えている場合が多いという。ドナ・ウィリアムスの手記「自閉症だった私へ」を読んで、そういう事例があることを初めて知った。他の自閉症の方の著書や、自閉症についての本などでも、同様のことが書かれていたのを読んだ記憶がある。
今日は右足が存在しない、そんな風に感じる人もいるのだという。
幼少期の息子も、思うように手足動かせずにいることが頻繁にあった。息子の場合、両腕が意識から消えることが多かったようで、テレビゲーム(Wii)のコントローラーの操作を、両足で器用にやっていたりした。
身体のコントロールを消失する原因は分からないけど、長女さんを見る限りでは、対人関係など、社会適応の困難からくるストレスが引き金になっていたことが多かったように思う。今回も、デイケアでの行事や、グループホームの体験入所などの予定が、重荷になったようだ。
長女さんの嚥下の不調は、酷い肩こりを伴うことがある。今回もそうなったので、見かねて整骨院を勧めたところ、九年ほど前に、酷い状態になったときに施術を受けたカルテが残っていたそうだ。すっかり忘れていたけれど、今回同様、私が勧めて行かせたのだろう。
マッサージで嚥下の問題が即座に解決するわけではなく、対処療法的なものではあるのだけど、脳の血流が増すからか、精神的にかなりラクになるらしい。