こんにちは。
X(旧Twitter)を開くたびに、ジャニーズ関連の話題が目に入る。
芸能情報にとことん疎い私でも(キンプリとやらは解散後に存在を知った…あれ、解散したんだっけか…自信ない)、あそこの事務所の怪しい話は20年以上前から知っていて、どうせまた揉み消されるのかなと思っていたのだけど、今回は火の手が火消しを凌駕しつつあるらしい。
BBCのドキュメンタリー番組が火元らしいというので、YouTubeで探してみたら、日本語訳つきの動画が公開されていたので、ありがたく視聴した。
「J-POPの補食者 秘められたスキャンダル」
BBCドキュメンタリー「J-POPの捕食者:秘められたスキャンダル」【日本語字幕つき】 - YouTube
正直、目新しい話はなかったと思う。
ただ、番組の中で、ジャーナリストのモビーン氏が、ジャニーズの世界の異様な常識に混乱して、じわじわとヤバい感じの表情になっていくのが、なんとも気の毒に思われた。
「被害者」として暴露本まで出版している男性が、ジャニー喜多川氏の偉業を讃え、愛情を寄せる発言をする。
被害を受けずに退所したらしい23歳の青年は、有名になるためなら枕営業を受け入れると言い切る。
モビーン氏は、性的虐待のトラウマに苦しむ「被害者」と、権力者の凶行に憤る日本国民の世論を期待していたのかもしれないけれども、それとは全く違うものに遭遇しつづけて、具合が悪くなってしまったように見受けた。
番組内で語られている喜多川氏のスキャンダルは、たぶん、ほとんどの日本人が「ずっと前から薄々知っていた」ことだろう。知った上で、大半の人が「しょうがないよね」「ジャニーズだもんね」という感じで、やりすごしていたのだと思う。私も含めて。
BBCのドキュメンタリーは、小学生を含む十代前半の子どもたちが、長年に渡って性犯罪の被害を受けてきたということよりも、その気持ちの悪い事実を薄々知りながら、テレビでジャニーズのステージやドラマ、バラエティ番組などを鑑賞し、彼らの芸を消費し続けていた日本人の精神構造自体を、「気持ち悪い」ものとして告発しているのだろうなと思った。
いろいろ眺めていて、「ジャニーズ百科事典」というホームページの存在を知ったので、覗きにいってみたら、大変な労作だった。
いったいどなたが検証して執筆しておられるのかわからないが、凄まじい執念だと思う。
ファンによる執筆だということだけれども、過去に、ジャニー喜多川氏に向けて放った文春砲が不発に終わった記者の方々(ドキュメンタリーの中で「二十年間絶望している」と話していた…)も、協力していたりするのかもしれない。
「忖度」という言葉をよく聞くようになったのは、安倍晋三氏が総理大臣だったころだった。
権力者への過剰な忖度が長期に渡って行われることで、社会のモラルの枠組みは、目に見えにくい形で歪んでいく。
その歪みは、ある限界を超えると、忖度され続けていた対象を滅ぼす力に変質するのかもしれない。
(_ _).。o○
今日の予定。
長女さんは午後から就労支援。
息子は介護施設(3時半まで)と、行動援護サービス(夜6時半まで)。
末っ子は大学の講義(午前中)。夜はアルバイト。
亭主は教授会。
お昼は長女さんと二人だったので、たまごサンドとインスタントのスープで軽く済ませた。
体調は、イマイチすぐれない。
なんか元気がでないのだ。
急に冷え込んだせいだろう。
iPhoneのメールアプリをしばらく見ていなかったら、400以上も未読が溜まっていたので、うわあと思いつつチェックしていたら、お友だちからのメールが着信していたので、慌てて読んで、お返事を書いた。
届くメールの大半(99%)が広告と詐欺だから、油断していた。反省😭。