末っ子がLINEで「わいはカエルが好き」とか言ってるので、ピパピパの写真でも探してきて貼ってやろうかと思って画像検索してたら、ちょっと変わったカエルのバッグの写真が出てきた。
どう見ても、ピパピパではないんだけども、それよりも商品についているタグが気になる。
悲しいカエル
日本と韓国の漫画芸術人格キャンパスバッグ
「漫画芸術人格」は、無残な自動翻訳の結果のような気がする。元はコミックアートキャラクターか何かだったのかもしれない。そんな英語があるのかどうか知らないけど。
このカバンの写真を末っ子に見せたら、
「どことなく死にかけのおかあの面影」
とかいう。悔しいけど否定はできない。(´・ω・`)
「日本と韓国の」となってるのは、原作がどっちかの国なのかな、などと想像しながら出自を調べていたら、想像をナナメにぶっちぎる事情を持つカエルであることが分かった。
もともとは、「ボーイズクラブ」(Matt Furie著)というマンガに出てくる「カエルのぺぺ」というキャラだったらしい。
そのカエルのぺぺのセリフが、インターネット・ミームとして大流行するところまでは良かったのだけれど、いつのまにか差別主義者のシンボルとして使われるようになってしまったのだという。
原作者のマット・フュリー氏は、ヘイトシンボルにされてしまった我が子の「気のいいカエル」のイメージを取り戻そうとしたけれども、どうにもならず、結局作中でぺぺを死なせることにしたそうだ。
ゆるキャラのぺぺがヘイトシンボルになってしまった経緯は、「フィールズ・グッド・マン」というドキュメンタリー映画になって公開されたのだとか。キャッチコピーは、「こんなカエルに誰がした?!」。
本当に、悲しいカエルだった。