無料マンガで序盤を読んで、ハマってしまい、久々に、花とゆめコミックスを読んでいる。
(ネタバレありの感想なので未読の方はご注意ください)
日向夏・赤瓦もどむ「神さま学校の落ちこぼれ」(講談社 花とゆめコミックス)
ある種の超能力が実在する現代日本が舞台のお話。
神通力を持ってうまれた子どもたちは、「ヒミコ」と呼ばれ、「神さま」になるための学校で教育を受けることになる。
神通力は、瞬間移動や念動力、読心、透視など、様々な種類があり、力が強い生徒には、条件のよい就職先が用意される。
主人公のナギは、神社の娘であるにもかかわらず、神通力を持たなかったため、普通の学校に通っていた。
ナギの祖母は実家である神社の「神さま」として地域を守護し、ナギの兄も強い神通力を持っていた。
ところが、祖母と兄が交通事故に遭い、祖母は死亡。兄は一命を取り留めたものの、大怪我がトラウマとなったのか、自室に引きこもって全く姿を見せず、テレパシーでナギや両親と会話していた。
ある日ナギは、誘拐事件に巻き込まれた子どもを救助したことをきっかけに、なぜか「ヒミコ」と認められ、神通力を使えないのに「神さま」養成学校に編入することになる。
落ちこぼれとして、学校内では浮いた存在のナギだけれど、自分の力で実家の神社を盛り立てたいという夢を抱いて、前向きにルームメイトや級友と交流するうちに、どうやら特異な能力を秘めているらしいことが分かってきて…
という、わりと定番なヒロイン成長の物語なのだけれど、ナギのシャキシャキした性格が好ましいのと、学園ものらしいエピソードが楽しいので、うっかりハマってしまった。
そのうちアニメ化されそうな予感。