何年か前、友人に明和電機を教えてもらって以来、このグループは、我が家の子供たちの心のオアシスである。
このところ、息子(8歳・重度自閉症)は毎日のように「ツクババリバリ伝説」を聞いている。聞きながら、現社長の振り付けを真似っこしたり、こっそり小声で、
「ちゅくばーのかーぜにーふかれてえー」
と、ささやいたりしている。ビデオを見ないときも、そのケースを捧げ持つようにして、写真やプログラムに見入っていたりする。
大好きになって、すでに五年以上になる。途中、インド映画に熱中していた時期もあったけれど、いつのまにか必ず明和電機に戻ってくる。
そりゃ私も好きだけど、明和電機の何がここまで息子の琴線に触れるのか、正直さっぱり解らない。
社長の無表情さや、機械っぽい動きだろうか。
それとも、機械まみれのステージが、機械好きの自閉症児の心をくすぐるのだろうか。
衣装がいつも同じ色の作業服だというところも、ポイントが高いかもしれない。
まさか、社長兄弟が関西人だから、ということはないだろうけど。
(2005年05月25日)
※過去日記を転載しています。