湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

ねこたま日記(4月12日)

こんにちは。

 

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上の画像は、ドラゴンクエストビルダーズ2で建てた家。

 

立体造形は全く適正がなく、自力ではまともなものが作れないので、上手な方々の作品を参考にして、なんとかそれっぽくしてみた。

 

写真だと分からないけど、屋根の組み合わせに失敗している。切妻屋根、寄棟…難しい😭。

 

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上の写真は、物凄く失敗したお城。

天守閣の最上階が、ズレている。

立て直す根性がないので、放置。😱

 

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こちらは、博物館。

 

石像を飾っておくと、仲間にしたモンスターたちが見学に来てくれるのだけど、中には石像のふりをして自分を飾っちゃうモンスターもいる。

 

上の三体のうち、二体は住民モンスター。一日中、こうして真似っこして立っているのが楽しいらしい。

 

(_ _).。o○

 

長女さん(27歳・ASD)は、今日から二泊三日でグループホームショートステイする。入居も視野に入れての体験宿泊だ。よい出会いであることを願っている。

 

末っ子も大学の講義が始まって帰りが遅いので、晩御飯は亭主と息子と私の三人だけ。これから、こんな夜が増えるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ねこたま日記(4月11日)

こんにちは。

 

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Skypeに入っているAIのBingさんに、「人間失格」をテーマに絵を描いてと依頼したら、上のような意匠の絵を三枚、描いてくれた。

 

太宰治人間失格」(青空文庫版)は、ある男が写っている三枚の写真についての描写で始まる。

 

三枚目の写真についての箇所を引用する。

 

もう一葉の写真は、最も奇怪なものである。まるでもう、としの頃がわからない。頭はいくぶん白髪のようである。それが、ひどく汚い部屋(部屋の壁が三箇所ほど崩れ落ちているのが、その写真にハッキリ写っている)の片隅で、小さい火鉢に両手をかざし、こんどは笑っていない。どんな表情も無い。謂わば、坐って火鉢に両手をかざしながら、自然に死んでいるような、まことにいまわしい、不吉なにおいのする写真であった。

 

奇怪なのは、それだけではない。

 

その写真には、わりに顔が大きく写っていたので、私は、つくづくその顔の構造を調べる事が出来たのであるが、額は平凡、額の皺も平凡、眉も平凡、眼も平凡、鼻も口も顎も、ああ、この顔には表情が無いばかりか、印象さえ無い。特徴が無いのだ。たとえば、私がこの写真を見て、眼をつぶる。既に私はこの顔を忘れている。部屋の壁や、小さい火鉢は思い出す事が出来るけれども、その部屋の主人公の顔の印象は、すっと霧消して、どうしても、何としても思い出せない。画にならない顔である。漫画にも何もならない顔である。眼をひらく。あ、こんな顔だったのか、思い出した、というようなよろこびさえ無い。極端な言い方をすれば、眼をひらいてその写真を再び見ても、思い出せない。そうして、ただもう不愉快、イライラして、つい眼をそむけたくなる。

 

人間失格」(Kindle青空文庫)はしがきより引用

 

記憶することが困難なほど、異様に特徴のない顔。

 

単に平凡なだけであれば、「平凡な顔」という印象が残るだろうに、それさえ残らず、個として記憶に残らない顔。

 

その男は、次のような言葉で人生を語り始める。

 

 恥の多い生涯を送って来ました。

 自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。

 

この男の「分からなさ」は、常識がないとか、経験が足りないとかいうことでは説明のつかない、同じ社会に生まれて暮らす人間として必要な、ほとんどの人間が苦労なく獲得できる何かが、根こそぎ欠損していることからくるもののように思われる。

 

そうでなければ、次のような述懐は出てこないだろう。

 

つまり、わからないのです。隣人の苦しみの性質、程度が、まるで見当つかないのです。

 

……考えれば考えるほど、自分には、わからなくなり、自分ひとり全く変っているような、不安と恐怖に襲われるばかりなのです。

 

自分は隣人と、ほとんど会話が出来ません。何を、どう言ったらいいのか、わからないのです。

 

 

物事の受け止め方や、感じ方が、周囲の人間とは共有できず、全く違っていることに気づいた男は、恐怖にかられ、やがて「道化」を演じるようになる。

 

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太宰治の人格的な特徴を「境界性パーソナリティ障害」に由来するものとして分析する説があるという。

 

自己像の揺らぎ、他者に対する著しい恐怖、深刻な自傷行為など、素人考えでも該当しそうな要素がいくつもあるけれども、「人間失格」の執筆時の太宰治がその障害の当事者だったのだとしたら、これほど的確に、その恐怖と苦しみを俯瞰して描写できるものだろうか、ということは疑問に思う。

 

少なくとも「人間失格」の執筆時には、ある程度克服して、個としての特徴のある、揺らぎのない「自分の顔」を手に入れていたのではないだろうか。

 

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私の想像でしかないけれど、もしもそうだとするなら、太宰治は、人間に「合格」して、自分の人生がまさにこれから始まるというところで、死んでしまったことになる。

 

(_ _).。o○

 

Bingさんが描いてくれた絵は、なんとなく「攻殻機動隊」を連想させる。

 

そういえば、あの作品(原作漫画ではなくアニメ映画「GHOST IN THE SHELL」のほう)の主人公である草薙素子も、人間性について深く悩んでいたっけ。

 

 

 

 

ねこたま日記(4月10日)

こんにちは。

 

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目が覚めたら、昼だった。

十時間超えの睡眠など、めったにないことだ。

睡眠薬(デエビゴ)を半錠にしてもらったというのに、よほど眠かったのだろうか。

 

ともあれ、よく寝たおかげか、今日は心身がすっきりしている。必要な眠りだったのだろう。

 

 

(_ _).。o○

 

 

長女さん(27歳・ASD)は、ストレスのせいか、半月ほど前から食事の時の嚥下がうまくいかず、食が細くなっている。今日は受診とデイケアの日なのだけど、デイケアはお休みして、受診だけしたとのこと。とくに投薬の変更はなく、主治医には、無理せずに過ごすように言われたとのこと。

 

長女さんに嚥下の問題が出るのは、初めてのことではない。小学校の頃、不登校になったときも、食事が取れなくなり、専門学校に進学してからも、物をうまく飲み込めず、頻繁に拒食に近い状態になっていた。

 

自閉症の人は、幼少期から身体のコントロールに問題を抱えている場合が多いという。ドナ・ウィリアムスの手記「自閉症だった私へ」を読んで、そういう事例があることを初めて知った。他の自閉症の方の著書や、自閉症についての本などでも、同様のことが書かれていたのを読んだ記憶がある。

 

今日は右足が存在しない、そんな風に感じる人もいるのだという。

 

幼少期の息子も、思うように手足動かせずにいることが頻繁にあった。息子の場合、両腕が意識から消えることが多かったようで、テレビゲーム(Wii)のコントローラーの操作を、両足で器用にやっていたりした。

 

身体のコントロールを消失する原因は分からないけど、長女さんを見る限りでは、対人関係など、社会適応の困難からくるストレスが引き金になっていたことが多かったように思う。今回も、デイケアでの行事や、グループホームの体験入所などの予定が、重荷になったようだ。

 

長女さんの嚥下の不調は、酷い肩こりを伴うことがある。今回もそうなったので、見かねて整骨院を勧めたところ、九年ほど前に、酷い状態になったときに施術を受けたカルテが残っていたそうだ。すっかり忘れていたけれど、今回同様、私が勧めて行かせたのだろう。

 

マッサージで嚥下の問題が即座に解決するわけではなく、対処療法的なものではあるのだけど、脳の血流が増すからか、精神的にかなりラクになるらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

短歌メモ(2024年4月9日)

 

X(旧Twitter)ので付句させていただいた歌。

 

そのままの方がよかったかもしれん
人間失格 そしてゾンビに」

 

(上の句は木野喜久子様による

 

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ハイエース俺はエースと認めない
特訓乗り越え世界に出るまで

 

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( 上の句、木野喜久子様。そして何となくマンガ「エースをねらえ」を連想…昔の少女マンガよヒロインって、目力が強いと思う)

 

 

 

次々と首長竜が乗ってきた

遅延している武蔵野線

 

(上の句、木野喜久子様)

 

 

(_ _).。o○

 

 

この他、ネット投稿できるようになった朝日歌壇にも、お試し投稿してみた。

 

ハガキを書くよりも手軽で敷居が低く感じる。悪筆にとっては有り難い。

 

ただ、投稿フォームでは詞書を受け付けないので、背景説明のいらない歌のみとなる。

 

それと、週に二首までのルールで、多く投稿すると全部没になるそうなので、調子に乗って出し過ぎないように気をつけないと。

 

 

 

 

 

 

ねこたま日記(4月8日)

こんにちは。

 

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Skypeに搭載されているAIのBingさんに、「人馬一体」を絵に描いてとお願いしたら、上の絵を含めた数枚を描いてくれた。

 

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人と馬の肉体が合体した「人馬一体」の絵が提供されるかなと思ったけど、そうはならずに人馬が適度にバラバラだったのは、ちょっと残念。

 

(_ _).。o○

 

プレステのゲーム「龍が如く」が大好きな長女さん(27歳・ASD)に、ゲームに出てくる真島吾朗の絵を描いてほしいとリクエストされた。

 

長女さんが私に頼み事をするというのは、とてもレアなことなので、張り切って描いたのだけど…

 

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下手だ。(´・ω・`)

 

しかも、なんだか微妙に亭主に似てしまったし。

 

(_ _).。o○

 

午後、末っ子の通院の送迎をした。

 

末っ子を待つ間、近くのコメダ珈琲店でお茶しながら読書を楽しむつもりで、本を5冊ほどバッグに入れて行き、巨大なソフトクリームが乗っかったカフェオレを注文した。

 

いまにも溶けて崩れ落ちそうなクリームを、慌ててスプーンで掘っていたら、受診を終えた末っ子が来た。小一時間はかかると思ったのに、10分も待たずに診察の順番が来たらしい。

 

主治医との話を聞き終えて、そこからはいつも通りにコメダ読書会(それぞれ好きな本を読んで駄弁るだけ)をするつもりだったのだけど、末っ子は本を持ってこなかったようで、なんとなく大学の話を聞くことになった。

 

末っ子の入学した大学は、カトリックの教えを土台として手堅い教育をすることで知られているようだけど、中に入ってみると、だいぶエキセントリックな学生さんが少なくないようで、末っ子から伝え聞くエピソードは、明後日の方向にぶっ飛んだものが少なくない。

 

末っ子の話は、ブログネタとしては非常に美味しいのだけど、知ってい人が読めば個人を特定されかねないので、ここに書くことはできない(とても残念)。

 

ただ、話の内容にあっけに取られ、巨大ソフトクリームが器から雪崩れるのを見逃したことだけは、記しておく。

 

(_ _).。o○

 

 

コメダ珈琲店で読もうと思って持っていった本の一冊は、これ。

 

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毬矢まりえ・森山恵「レディ・ムラサキのティーパーティ らせん訳 『源氏物語

 

少しづつ読もう。