湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

まだまだ寒い

 

今朝の健康観察日記 

 

咳が治らない。

じっと横になっていればあまり出ないけど、起き上がって動いたり、喋ったりしてると、ひどくなる。ほとんど会話困難。もう一ヶ月近くになる。咳のしすぎで腹筋が痛い。一昨日辺りまでは乾いた咳だったのに、だんだん痰が絡んできた。そろそろ病院に相談すべきか。他の受診のときについでに相談しよう。

 

 

映画

 

ゲロッパ!」という映画を見た。Amazonプライムビデオ。

 

 

ゲロッパ ! GET UP スペシャル・エディション [DVD]

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まもなく収監されるという、ヤクザの親分の西田敏行が、生き別れになっていた娘の常盤貴子と再会する物語。

 

ヤクザの出てくる物語は好きではないので、序盤、ヤクザヤクザしたシーン(銭湯で銃撃戦をやって手首が吹っ飛んだりとか)が続くところは相当に苦痛だったけど、組長の西田敏行が、モノマネ歌手の興行をしている娘の苦境を救うために、ステージに立ってジェームズ・ブラウンの「Get up!」(曲名はセックスマシーンであるらしい)で歌い踊るシーンは、とても良かった。歌って踊る姿に、娘を思う気持ちや、失くした妻への思い、悲しみや慈しみが滲み出て見えるのは、役者さんの技量というか、才能なのだろうなと思った。見てよかった。

 

 

 

もともと映像作品(映画・ドラマ・アニメ)を見るのはとても苦手で、普段テレビをみることもないのだけど、昨年夏にうつ病と診断されて以来、かなり努力して、いろいろなものを見るようにしている。

 

一つには、マイナス思考の悪循環をぶった切る目的もあった。それも含めて、苦手なものを克服するための、脳の訓練とも思っているけど、ここのところの睡眠の質の悪化(早く目が覚めてしまうのに、起きるのが途轍もなくつらい)は、どうも映像作品の影響が大きいようにも思えてきた。やっぱり、かなり疲れるのだ。

 

 

すこーし、自重しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今朝の健康観察と映画観賞

今朝の健康観察

 

ちょっと動くと動悸がして苦しい。

ほんとに体力おちちゃっているのを痛感する。

トイレ掃除と古新聞をまとめて縛っただけで、ヨレヨレ。なんだかな。

 

ちょっとずつ体力取り戻さないと。

 

 

映画

 

「コングレス未来会議」を見た。

 

 

コングレス未来学会議 [DVD]

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イスラエル、ドイツ、ポーランドルクセンブルク、フランス、ベルギーの合作なのだそう。

 

 原作はスタニスワフ・レムの「泰平ヨンの未来会議」。SF小説

 

 

 

 

シリーズだろうか、似た名前の作品もある。

 

 

泰平ヨンの航星日記〔改訳版〕 (ハヤカワ文庫 SF レ 1-11)

泰平ヨンの航星日記〔改訳版〕 (ハヤカワ文庫 SF レ 1-11)

 

 

 

そのうち読もうと思っている。泰平ヨンって、なんなんだろう。気になる。

 

とにかくブラックな近未来SFだった。

 

映画の公式サイト

映画『コングレス未来学会議』公式サイト

 

 

旬を過ぎて久しい44歳の女優、ロビン・ライト(本人役)のもとに、自身のキャラクターをデータ化して、半永久的に映像作品に使う契約の打診がある。莫大なギャラと引き換えに、女優は二度と生身で演技しないことが求められる。キアヌ・リーブスも、ミラマウント社と同じ契約を結んだとも聞かされる。

 

 

女優は迷ったけれども、アッシャー症候群という難病で視覚と聴覚を失う寸前の息子の介護のために、契約を結ぶ決意をする。

 

 

それから20年後、女優のデータは、とんでもないSF映画のスーパーヒロインとして名声を得ていた。データは老いとは無縁だけれど、女優自身は60代に入り、魅力的ながらも老いゆく肉体と共に生きていた。

 

そんな女優のもとに、データを売り渡したミラマウント社から、とある会議に出席するようにと招待される。女優は息子を家に残して会議に向かう。

 

未来のハリウッドは、特殊な薬剤によって脳の現実認知能力を操作し、あらゆる現実をアニメ化して脳に投影し、その人が望む理想の世界の中に生きているかのような幻覚をもたらす技術を実現していた。ハリウッドに入る前のゲートで、女優は薬剤を使うように指示され、まるで手塚治虫の世界のような奇妙なアニメ空間のなかに取り込まれていく。

 

 

女優が呼ばれた会議は、そのような技術を、ハリウッドの外の世界でも自由に使える時代がきたことを、ミラマウント社が宣言するものだった。また会社は、女優のデータを誰もが脳内で自由に「使える」ようにする、新たな契約を結ぶようにと強要してきた。その契約を結べば、女優のデータはスクリーンの中でいいように演じさせられる人形であるだけでなく、ありとあらゆる人間の妄想の道具として売買され、使われるようになるのだ。

 

女優は会議のスピーチで、こんな愚かなことに先端技術を使うのではなく、難病などで苦しむ人のために何かをしたらどうかと語る。その途端、会場が反ハリウッドのテロリストに襲われ、ミラマウント・ナガサキ社の重要人物(和服を着ている)が狙撃されるけれども、全てはアニメ化された非現実として表現されるため、本当に何が起きているのか、さっぱりわからない。

 

悪魔の陰謀のような出来事を経たのち、女優はアニメ世界のなかで、アニメにしか見えない医師たちによって回復困難な中毒患者と診断され、長期間のコールドスリープの処置を受ける。

 

その後、コールドスリープから目覚めた女優は、彼女を慕う人物の手助けで、アニメの世界から現実をありのままに認識する元の世界へと戻ってきた。最愛の息子と再会するために。

 

けれども、正気に戻った脳がとらえた現実は、途方もなく悲惨な状況となっていた。

 

アニメの世界で思うままに理想の容姿を得て、荒唐無稽な生活を送っている人々は、現実には、虚ろな顔でボロ布を纏ってさまよう、惨めな存在でしかなかった。

 

映画では詳しく語られていないけれども、彼らはおそらく現実の肉体が野垂れ死ぬまで、そうとも知らずに妄想のなかに在り続けるのだろうと思われる。その姿は、ネトゲにハマって引きこもり、挙句に病死する人のそれに、重なるようでもあった。

 

女優が眠っていた十数年の間、主治医の保護のもと、一人で待ち続けていた息子は、孤独に耐えかねて、ハリウッドの薬剤によって、幻想の世界へと移り住んでしまった。こともあろうに、それを勧めたのは主治医だった。そして主治医は、息子との再会の希望を断たれた女優にも、再びアニメ幻想の世界に戻ることを勧め、薬剤を用意する。

 

 

……

 

 

楽しくはないけど、面白い映画だった。

 

ただ、人々が惑溺するアニメの世界が、私には全く魅力的ではなかった。手塚治虫とディズニーアニメが入り混じったような(いささか古くさい印象の)幻想世界に、人生かけて入り込みたいとは思わない。「魔法使いの嫁」みたいなアニメ世界だったら、ちょっと悩むかもしれない。

 

この映画、日本人が作ったら、まるで別物になったのじゃなかろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寒かった

今日の健康観察日記

 

昨年夏から、抗うつ剤睡眠導入剤を処方されて以来、だいぶしっかり睡眠を取れるようになっていたのに、ここ数日、四時間ほどで目覚めてしまうことが続いている。

 

眠りが短いと、とたんに精神的に落ちてくる。影響力が絶大すぎて笑えるほどだ。しっかり眠りたい。眠ろうと思っているのに、今朝は四時半に目覚まし時計が鳴って、目覚めてしまった。セット時間を間違えたのだ(;_;)。

 

おかげで一日中調子が悪かった。

それでもなんとか絵画教室には出かけた。前回休んでしまったから、今年初めての出席。とても描けないかと思ったけど、描き始めると具合の悪いのも忘れて夢中で鉛筆を走らせていた。

 

 

でも終わったら、ガックリきた。

帰宅しても起きていられず、ひたすら横になって具合の悪いのをやりすごしつつ、少しずつ本を読んだり動画をみたりしていた。

 

 

夜は関節が冷えて痛むので、ひさびさに生姜ココアを作って飲んだ。

 

 

読書

 

 「死海写本」を半分までなんとか読んだ。

 

死海写本 「最古の聖書」を読む (講談社学術文庫)

死海写本 「最古の聖書」を読む (講談社学術文庫)

 

 

ただ読んでいてもわからないことばかりだから、Kindleに入れてある口語訳聖書を読んだり、iPhoneでウィキを調べたりしながら、なんとか理解に努めた。ユダヤの王家やローマ史やバビロニアの著名人の名前は覚えにくいことこの上ない。長すぎる(;_;)。

 

名前や年代と格闘しつつも、紀元前から現在までの、イスラエルという場所にどんな歴史が刻まれてきているのか、おぼろげながら、イメージをつかみつつある。

 

エジプトに、バビロニアに、ローマに、人や土地を奪われたり取り戻したり、圧政をしかれて反抗したり。

 

異文化、異民族の支配や戦いばかり繰り返される土地で、民衆はどれほど苦しんできたことだろう。そんな暮らしのなかで、常に変わらない神の教えや、自分たちがアブラハムダビデ王につながる民だという思いは、大きな支えになったのかもしれないと、想像してみる。

 

そうした状況下で信仰されてきたユダヤ教のなかでも、修道院のような厳しい戒律したがうコミュニティを作っていた一派が、最古の聖書の文言を含む死海文書を残したらしい。

 

 

それにしても、聖書を読んでいて思うのは、どうしてこれが世界宗教になりえたのかということだ。

 

旧約聖書では、人々の血統や家系がとても重んじられている。新約聖書でも、イエスアブラハムダビデ王の子孫であることが書かれてある。マリアは処女受胎したのだから、父方の系譜からは外れるはずだけど、そこは突っこまないらしい。

 

中世の日本にやってきたキリスト教の宣教師たちは、聖書の内容をどの程度つたえたのだろう。そのまま読んだら、ユダヤ人から遠く離れた日本人としては、だいぶ疎外感を持つ 部分もありそうだけども。

 

普遍的な教えになり得る部分だけ、説話として語ったのかな。

 

 

アニメ

 

アンティパトロス(ヘロデ王の父)だの、ポンペイウスだのという名前に疲れたところで、アニメ「舟を編む」を見て、一息ついた。第7話の「信頼」まで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画とアニメと健康観察

 

夜の健康観察

 

やっとおさまった、と思ったら、また出てくる咳。

もう一ヶ月くらい、断続的にゲホゲホしている。

いや、ケホケホか。軽い咳なのだ。湿り気はない。

横になってると出ないのに、立ち働いたり喋ったりしてると、でる。咳止めを飲むと、わりと止まる。

 

全身的な疲労感は、少しづつ薄れてる気がするから、あと少しかな。

 

 

 

映画

 

「シリアの花嫁」という映画を見た。

 

 

シリアの花嫁(字幕版)
 

 

 

イスラエルの占領下にあるゴラン高原の村に住む女性が、親戚筋であるシリアの男性と結婚しようとするのだけど、トラブルで手続きが進まず、国境を越えることができない。その結婚式当日の出来事のなかに、花嫁の一族が抱える、ありとあらゆる分断と断絶が描きだされていく。

 

まず、政治的な分断。

村の住民たちにはイスラエル国籍がなく、無国籍という扱いになっている。彼らのほとんどは親シリア派であり、イスラエル政府とは敵対している。花嫁の許嫁はシリア在住で、イスラエルに来ることはできない。花嫁はひとたびシリアに入って嫁いでしまえば、シリア国籍が確定し、二度と両親の家に戻ることができない。里帰りも出戻りも不可能なのだ。

政治的な分断は、家族の間にも亀裂をもたらしている。花嫁の父親は、反イスラエル的な活動をしたことで、投獄されていたことがあった。娘たち、特に花嫁の姉は父親を愛しながらも、家族よりも政治運動を優先しようとする父親の生き方に、許せない思いも抱いている。

 

また花嫁の姪は、イスラエル政府に内通したことのある青年と恋愛関係にあるけれど、そのことを自分の父親に知られ、ひどく叱責されて傷つく。

 

宗教的分断もある。

花嫁の兄は、異教徒であるロシア人女性と結婚したために、村の長老たちに憎まれ、村八分状態になっている。兄は妹の結婚式のために8年ぶりに帰省してきたけれど、長老たちの意向を恐れる父親は、息子と口をきこうともしない。また、一緒に来たロシア人の嫁も、村の年配の女性たちに散々に中傷される。

 

男女の間にも深い断絶がある。

国籍はなくても村人にはパスポートが発行されるようで、花嫁の兄弟たちは海外で仕事をし、学んでいる。けれども花嫁の姉は、たった一度会っただけの男性との結婚を決められ、望んでいた大学進学も果たせないまま、村に閉じ込められている。姉の夫は、妻の個性や意志を認めず、自分の体面のためにコントロールしようとするばかりで、話し合いにもならない。

 

花嫁の父親も、姪の父親も、本当は家族を大切に思う気持ちがあるのに、村社会の中で立場を失いたくない思いも強く、内面が引き裂かれてしまっているのだ。

 

 こんな分断や断絶だらけの状況下で、国境を越えて、一度も会ったことがない男性と結婚しようとしている花嫁の心は、不安ばかりが膨らんでいく。

 

 

シリア側の花婿一族と、イスラエル側の花嫁一族が、国境の柵を挟んで向き合い続ける間にも、あらゆる分断や断絶が、人々を翻弄し続ける。

 

結局、花嫁の国境越えは許可されないまま、映画は終わってしまう。

 

けれども花嫁は、国境警備の隙をついて、たった一人でイスラエル側の柵を出て、決然とした笑みを浮かべてシリア国境へと歩いていく。

 

花嫁は、国境を越えられないことを理由に、不安な結婚を諦めることもできたはずだ。けれども彼女はそうしなかった。国境で足止めされている間に、自分や家族を引き裂くものを見据えて、それに振り回されずに自ら人生を選び取る覚悟を決めたのだと思う。彼女がその後どうなったのかは分からないけれども、悔いを残すことだけは、なかったのではないかと思われる。

 

よい映画だったと思う。

 

それにしても、イスラエルの風景というのは、石だらけの荒地ばかりなんだろうか。こないだ見た「迷子の警察音楽隊」でも、そんな光景が印象的だった。

 

アニメ

 

舟を編む」のアニメ版を見始めた。

 

 

茫洋

茫洋

 

 

すでに 小説、実写版映画、コミックを制覇していて、それぞれが面白かった。

 

アニメ版は、それらとはまた違った面白さがあるように思う。馬締くんは、映画やコミックよりも、だいぶ風采が上がっている。

 

と書いて思ったけど、「風采」って、「上がらない」ものであることがほとんどじゃなかろうか。「風采が上がる(上がった)」「風采が下がる」の用例を見た覚えがない。「風采が上がらない」というのは、見てくれが良くない状態で停滞、安定していることだろうから、「ダサい」「パッとしない」なんかに近そうだ。

 

良い方に、あるいは悪い方に変化する風采の用例、探せばあるだろうか。今度探してみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雑記

 

今日の健康観察

 

咳はだいぶおさまってきた。

でも動くとフラフラ。

家事作業が10分以上もたない。

休むと復活するから、少しずつ動いている。

 

横になっているとラクなんだけど、あんまり動かずにいると、血行不良で関節があちこち痛み出す。めんどくさいこと、この上ないけど、休みながら動いていくしかない。

 

ここ2日ほど、朝の四時に目覚めている。睡眠時間が短くなってる。うつ病的によくない傾向。今朝は、末っ子のお弁当を作ったあと、二度寝した。睡眠時間はそれで足りたけど(合計7時間)、あまり調子がよくない。それでも本はまだ読めるから、酷くはないのだろう。

 

読書

 

これを、読み始めた。

 

 

死海写本 「最古の聖書」を読む (講談社学術文庫)

死海写本 「最古の聖書」を読む (講談社学術文庫)

 

 

 

講談社学術文庫に入っているものなので、キワモノではなく、地味な記録が中心になっている。

 

前半は死海文書発見の経緯や、パレスチナおよびイスラエルの当時の状況、公開に至るまでのあれこれについて、事実中心に書かれている。発見されたのが、イスラエル建国の紛争の真っ最中だったため、あやうく砲火で消失しかねない場面もあったらしい。

 

 

アニメ

 

Amazonビデオで「魔法使いの嫁」の16話をみた。

魔力の作りすぎで吐血したチセを連れて、エリアスが妖精の国へいくエピソード。留守宅をまもるシルキーのけなげさと孤独が際立つところ。

 

 

Amazonのリンクを貼ろうと思ったけど、プライムビデオは表示されないようなので、かわりにエリアスのお人形を貼り付けてみた。

 

 

 

可愛いけど、萌えるかどうかは、よくわからない。