紫陽花の歌は、万葉集に二首だけ。 一つは前回書いた橘諸兄の歌。 もう一首は、大伴家持の歌なのだけれど、意味の分からない語が含まれているため、解釈が定まっていないという。 その後の勅撰和歌集には、紫陽花の歌は収録されず、私撰和歌集や私家集などに…
万葉集より。橘諸兄の紫陽花の歌。 あぢさゐの八重さくごとくやつ世にをいませ吾背子見つつしのはむ (あじさいの やえさくごとく やつよにを いませあがせこ みつつしのはむ) 右の一首は、左大臣の、味狭藍の花に寄せて詠めるなり。 万葉集 巻第二十 4448 …
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