LINEの「ダ・ヴィンチニュース」が、川端康成の「眠れる美女」を紹介してた。
「美少女と添い寝できる宿」に足繁く通う老人を描く純文学 (ダ・ヴィンチニュース) - LINEアカウントメディア
学生のころ、日本文学を専攻していた友人が、ものすごくキッパリと断言していたのを思い出す。
「川端康成は、変態です」
当時の私は、川端作品というと、「掌の小説」という掌編集しか読んだことがなかったから、曖昧なレベルでしか同意することができなかった。
でもその後、「眠れる美女」を読んで、友人に負けず劣らずキッパリと断言するようになった。
変態です。
じじいトンデモないわ。
いや、それだけのもの(変態)として切り捨てるわけにはいかない作品なのは、わかってる。
のちに、ガルシア=マルケスが、この作品にインスピレーションを受けて書いたという小説も読んだ。
わが悲しき娼婦たちの思い出 (Obra de Garc〓a M〓rquez (2004))
- 作者: ガブリエル・ガルシア=マルケス,木村榮一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/09/28
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 39回
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発売されてすぐに買って読んだはずで、再読していないから、内容はほとんど忘れかかっているのだけど、読了したときの印象だけは、はっきり覚えてる。
南米の変態より、日本の変態のほうが、キレ味だけはいい。
もっと色々書きたいけど、体力ないから、今日はここまで。