楽しみにしていた「3月のライオン」の16巻が出たので、Kindle版を購入。
おだやかなエピソードが続くのに、じんわり泣かされる。
三日月堂の人々と桐山くんが、初詣客に「切山椒」というお菓子を徹夜で売るお話があった。
切山椒、聞いたことも見たこともない。
ひさびさに、「へいSiri! 切山椒って何?」と聞いてみたら、ウィキペディアの記事をサッと出してくれた。
上新粉に山椒を練り込み、蒸して拍子木型に切ったものだそうだ。
すあまみたいな感じだろうか。
すあまも山椒も好きなので食べてみたいけど、酉の市にも初詣でにも行かないし、季節物だから通販もあまりやっていないようだ(Amazonには出品がなかった)。
レシピはネットにいろいろ出回っているようなので、食べたければ自分で作るしかなさそう。
お正月に家族でジグソーパズルをする話も楽しかった。
家族の会話の中で、スーパーカミオカンデのジグソーパズルの話題が出ていて、そんな恐ろしいものが存在するのかと思ったら、Amazonで売ってた。
絶対やりたくない。(´・ω・`)
ネフローゼの二階堂くんも、対局でひさびさに登場していた。元気そうでよかった。次の巻では桐山くんとの対局だろうか。無事に終わればいいけど、穏やかにあたたかく流れていった16巻のストーリーのなかに、どうも何かの波乱のフラグが立ってるような気がする。
この「3月のライオン」というマンガは、主人公の家族喪失、養家との断絶、親しくなった三日月堂の人々の悲惨な家族問題、悪質ないじめ事件…と、序盤から畳み掛けるように心の痛いエピソードが続く作品だったので、あまり穏やかだと、かえって不安になるのだ。
二階堂くんの病状が急変とか、なければいいけど。