湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

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「鎌倉殿の13人」(15)足固めの儀式(歴史音痴と大河ドラマ)

第15回「足固めの儀式」を見た。 大変に、後味の悪い回だった。(´・ω・`) 時期的にそろそろだとは思っていたし、ツイッターで「#上総介ロス」等の文字列がちらちらと目に入っていたから、覚悟はしていたけど、上総介広常の亡くなり方の無惨さは、軽く想像を超えていた。 佐藤浩市が演ずる上総介広常は、大勢力を持ちながら素朴な人柄で、権力者としてのシビアな側面も持ちながらも懐に入れたものには温かく、尊敬に足る魅力を持つ相手には素直にあこがれ、将来にことを成すのを楽しみに待つという、魅力的…

「鎌倉殿の13人」(14)都の義仲(歴史音痴と大河ドラマ)

第14回「都の義仲」を視聴した。 「吾妻鏡」は、寿永二年(1183)の記事が抜け落ちている。 木曽義仲の快進撃や、平家の都落ちなど、源氏にとって重要な事件がたくさん起きている年なのに、それが掲載されていない。 もともと存在しなかったのか、なんらかの事情で抜き取られて失われたのかは知らないけど、意図的に削られたのだとしたら、編者にとって都合のよくない内容を含んでいたのかもしれないと、歴史音痴の私でも考える。 ドラマでは、頼朝と後白河法皇が、書簡のやり取りをしながら、恩賞の件で義…

「鎌倉殿の13人」(13)幼なじみの絆(歴史音痴と大河ドラマ)

「鎌倉殿の13人」の第13回、「幼なじみの絆」を視聴した。 幼なじみの木曽義仲に対して、色恋抜きの忠誠を誓う巴御前の生き方に深く共鳴した義時は、江間の館で暮らす八重の元に戻り、幼ないころから抱いていた、ひたむきに慕う心をまっすぐに伝える。 もはや崇拝といってよさそうな純粋な思いを寄せてくる義時に比べれば、正妻と愛人の板挟みから逃れるために江間まで押しかけてきた頼朝の存在など、もはやゴミにしか見えなくなったとしても不思議ではない。 微笑む八重に「おかえりなさい」と言われ、自分の…

「鎌倉殿の13人」(12)亀の前事件(歴史音痴と大河ドラマ)

「鎌倉殿の13人」第十二回「亀の前事件」を視聴した。 時政の後妻の牧の方が、政子の権勢が自分を凌いでいくことへの嫉妬から、「後妻(うわなり)打ち」をやれとそそのかし、牧の方の兄(牧宗親)が政子の命を受けたという形で実行する。 牧の方としては、頼朝と政子の夫婦仲にひびが入るのを見物して溜飲を下げつつ、北条氏での自分の立場を政子よりも高めて、跡継ぎ問題などで優位に立ちたい、という程度の思いだったのかもしれない。 この後の歴史(牧氏事件とか)を思えば、牧の方という若い後妻の嫉妬と野…

「鎌倉殿の13人」(11)許されざる嘘(歴史音痴と大河ドラマ)

「鎌倉殿の13人」の第十一回、「許されざる嘘」を視聴した。 長い長い治承四年が終わり、翌治承五年の一月十八日、平清盛が、以仁王を匿った奈良の東大寺や興福寺を焼き尽くす。 その同じ治承五年の閏二月四日、清盛が病死する。 閏月というのは、太陰太陽暦で季節と日付を合わせるために、数年ごとに同じ月を重ねることをいうのだとか。 ということは、東大寺などが焼失した一月のあとに、二月があって、そのあとに閏二月がきたということだろうか。 暦法についての正確な知識がないので詳しい日数は分からな…

「鎌倉殿の13人」(10)根拠なき自信(歴史音痴と大河ドラマ)

「鎌倉殿の13人」の第十回、「根拠なき自信」を視聴した。 源義経は平治元年(1159年)の生まれだという。治承四年(1180年)に兄頼朝と再会したときの年齢は、二十歳ちょっと過ぎだろうから、長寛元年(1163年)生まれの北条義時より、ちょっぴり年上ということになる。 年下のはずの義時のほうが義経よりも若干大人びて見えるのは、してきた苦労の性質の違いもあるのだろうけど、持って生まれた性格が大きいように感じられる。そんな演出だった。 そんな義経が、性格的に多岐にわたってヤバい要素…

「鎌倉殿の13人」(9)決戦前夜(歴史音痴と大河ドラマ)

だいぶ遅くなったけど、前回の「鎌倉殿の13人」の感想メモを書いた。 富士川の戦いで、平氏側の軍が仰天して撤退して行くまでの、頼朝周辺のさまざまな不協和音を、丁寧に見せられた回だったように思う。 坂東武者たちは頼朝の大義よりも、自分の所領を保全を何よりも重んじるという意向を隠しもしない。 甲斐源氏の武田信義も、頼朝を出し抜いて軍功を上げるための策に余念がない。 北条は完全な板挟みのポジションで、どっちつかずで流されやすい時政は、頼朝からも武田からも軽くあしらわれ、坂東武者たちか…

歴史音痴と大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(8)いざ、鎌倉

第八回「いざ、鎌倉」を視聴した。 坂東武者たちと頼朝(大泉洋)の間の不協和音がどんどんボリュームアップしてくる回だったので、見ているのがしんどかった。 千葉常胤(岡本信人)は頼朝に心酔している(というか亡き義朝を重ね合わせている)様子だったけれども、彼の親族の上総広常(佐藤浩市)は、頼朝に微塵も敬意を抱いていない。 義時の父時政(坂東彌十郎)も、頼朝を見限るタイミングを逃したままずるずると引きずられてきてしまったような気持ちらしく、頼朝のために働こうという気概が全く見えない。…