3月30日(月曜日)
午前2時半ごろ。
父(94歳)の呼吸が落ち着いたようなので、二階に上がって横になることにした。睡眠導入剤は飲まず、異変があればすぐに起きる心づもりでいたのだけど、疲れのためか、少しうとうとしたらしい。
午前4時ごろ。
目が覚めたので、階下の父の様子を見に行くと、咳はほぼおさまったようで、眠っている様子だった。けれども、呼吸のたびに胸の音がかなりするし、ほぼずっと、寝言のような唸り声も上げている。
肺炎であれば、いつ急変するか分からない。
何かあれば即座に救急車を呼ぶ覚悟をしつつも、長年のかかりつけの病院が始まるまで、どうにか無事でいてくれと祈った。
午前5時過ぎ、父が目覚めたので、熱を測ってもらったら、37度だった。
喉が乾燥するらしく、加湿器をつけて欲しいと言うのだけど、どこにあるのか分からない。家探ししたら、二階で埃をかぶっていたので、一階に下して稼働させた。
その後、血圧を測ってもらったら、183-123だった。高い。脈拍は93くらいで、頭痛などはないというけれど、心配になる数値だ。
午前7時過ぎに朝食を用意しようとしたけれど、食べられそうにないというので、お茶を飲んでもらった。
病院の受付の始まる8時前にタクシーを呼ぼうとしたのだけど、父は家で休んでいたいと言い出した。動くのが相当つらいのだろうけれど、どう考えても医療なしで回復するような状況ではない。私の血尿の検査結果を聞くついでに、咳止めのお薬をもらってこようと話して、なんとか納得してもらった。
午前8時半過ぎにタクシーアプリで配車を頼み、8時45分ごろには病院についた。徒歩で通っていた病院だから、車だと本当に早い。
タクシーを降りて病院に入ったところで、父の様子を見た看護師さんが、車椅子を用意してくれて、そのまま安静室へ移動。
そこで体温、血圧、血中酸素濃度を測り、別室に移動して胸のレントゲンを撮ってから、また安静室に戻って、抗生剤の点滴が始まった。
その後、私の診察の順番が来たので、父を安静室に残して診察室に入ったら、お医者さんに先週の尿検査の結果の紙を渡され、
「膀胱炎、かなりガッツリ悪かったんだねえ」
と、気の毒半分、呆れ半分の声色で言われたけど、そうだったんだろうなあと思うしかない。本当に辛かったから。
症状はほぼ消えたけど、念のためにもうしばらく抗生剤を飲むことになった。
ついでに、帰省してからずっと続いていた、喉の痛みも診てもらったら、かなり腫れているとのことで、そちらの薬も出してくれた。
(_ _).。o○
自分の診察のあと、父のレントゲンの画像を見せてもらいながら、説明を受けた。
肺に影は見当たらず、心配していた肺炎ではなかったものの、肺の下部がせり上がったようになっていて、胸膜炎、胸水の疑いがあるという。
これまでコントロール出来ていた糖尿の数値も、だいぶ悪くなっていると言われたので、私が用意する食事のせいではないかと青くなったのだけど、おそらくは母の骨折、入院による精神的なストレスのせいではないか、とのことだった。ストレスがかかると、血糖値の上がるホルモンが分泌され、インスリンの働きが悪くなるらしい。
とりあえず今回を含めて三日間、通院で点滴を受けることになった。その後のことは様子を見て判断ということになるようだけど、先生の見立てでは、たぶん点滴で回復するだろうとのことだった。
母との面会予定日は、まだあと一週間ほど先になる。それまでに、父の症状が安定して、一緒に面会に行けるように、力を尽くすしかないだろう。
(_ _).。o○
点滴が終わるまで、三時間ほどかかった。
二人とも飲み薬を処方されたので、父に病院で待ってもらって、薬局で父と私の薬をもらってから、タクシーで帰宅。
(_ _).。o○
帰宅後、「ガッツリ悪かった」らしい、自分の尿検査の数値を見てみた。
白血球 100以上/HPF
赤血球 100以上/HPF
扁平上皮細胞 5-9 HPF
細胞内封入体細胞 1-4HPF
菌量 3+ Escher ichia coil
「HPF」「細胞内封入体細胞」ってなんだろうと思ってAIに聞いてみたら…
尿検査の「HPF」は、
High Power Field(高倍率視野)の略で、顕微鏡の400倍視野で尿沈渣(尿中の固形成分)を1視野あたり観察した数を指します。
主に白血球や赤血球の数を数える単位であり、正常値は白血球・赤血球ともに0~4/HPF程度です。5/HPF以上は炎症や血尿の疑いがあります。
5/HPF以上で「炎症や血尿の疑いあり」なのか。
100/HPF以上って、検査の人が数えるのを放棄するレベルで、顕微鏡の視野いっぱいに赤血球と白血球が泳いでる感じだったのじゃなかろうか…
細胞内封入体細胞とは、
細胞質内や核内に異常な物質(ウイルス粒子や変性タンパク質など)が集積・沈着した細胞です。麻疹や風疹などのRNAウイルス感染や、膀胱炎・腎盂腎炎といった尿路の非特異的炎症で尿中に出現し、特に小児のウイルス感染診断に役立つほか、尿路変更術後にも見られます。
うへえ…😱
腎盂腎炎にならずに済んで、本当によかった…😭
(_ _).。o○
午後一時半ごろ、遅めの昼食を用意した。
朝食を食べていなかった父のために、少し多めにいろいろとおかずを出してみたけれど、やはり食欲はないようで、いつもの三分の一ほどの量を食べて終わった。
晩ご飯は、父は配食サービスのお弁当に、スープと果物を少しつけた。三分の一ほどを食べてくれた。
私も食欲がなく、残り物を適当に。
点滴のおかげか、咳や痰の出る頻度はかなり減ったように感じられた。寝ずの番はしなくても良さそうと判断し、睡眠導入剤を飲んで、しっかり眠ることにした。
3月31日(火曜日)
午前4時ごろ、ふと目が覚めたら、しばらくして地震があった。たいした揺れではなかったものの、それから眠れなくなったので、Kindle本を読んで夜明けを迎えた。
父は6時には起きていたようで、テレビをつけて、上体を起こしてうとうとしていた。
7時過ぎに、少なめの朝食を用意した。
食べられたのは、ご飯と味噌汁と、バナナ半分、豆乳コップ三分の一ほど。おかず類は無理だった。
朝は必ずあたたかい麦茶を入れて出すのだけど、水のほうが飲みやすいという。お茶が飲みにくいというのは気になるけれど、水分を取れないのが一番怖いので、水をグラスに入れて出したら、少しだけ飲んでくれた。
8時くらいにゴミ出しをして、9時過ぎにタクシーを呼んで、病院へ。
まだ足元のおぼつかない父のために、車椅子を用意してもらい、安静室で点滴をしてもらった。
(3月31日 午前11時)