こんにちは。

今日の待ち受け画像は、毛の生えた目玉だった…
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末っ子(21歳・大学3年)が、介護実習のために、月曜日から老人ホームに通っている。
今は、教員の資格を取るのに、教育実習だけでなく、介護実習も必要なのだという。学生にとっても受け入れる施設にとっても、なかなかの負担だろうけれど、末っ子の様子を見る限りでは、好ましく、得難い体験になっているように思う。
昨年末には聾学校での実習もあり、覚えたての手話も使いながら、人懐こい生徒さんたちとたくさん対話して、とても楽しかったらしい。
今回は、祖父母と同世代の方々と触れ合うということで、かなり緊張していたけれど、現場に行ってみたら、なんとかなったようだ。
末っ子に割り当てられたお仕事は、利用者さんたちの入浴後の身支度のための簡単なお世話のほか、レクリエーションのお手伝いや、お茶を飲みながらの会話なのだとか。
レクリエーションは、主にカラオケなのだそうで、懐かしの昭和歌謡がたくさん歌われていたそうだ。末っ子は、唯一たまたま歌詞を覚えていた「青い山脈」にお付き合いしたらしい。
「青い山脈」は、高校時代の頃に石坂洋次郎にハマっていたから、原作小説は読んだけど、映画は見ていない。それでも主題歌の歌詞は私もほぼ覚えている。
「青い山脈」の最初の映画化は1949年だという。デイケアの利用者さんたちは、だいたい八十代だそうだから、まだ幼児だっただろうけれど、1962年生まれの私が歌詞を覚えているくらいだから、皆さん当然歌えるのだろう。
むしろ末っ子がなぜ覚えているのか、不思議だ。若い世代で昭和歌謡が妙に流行っているとは聞いていたけど、せいぜいピンクレディとかキャンディーズあたりからだろうと思っていた(高校の修学旅行の宿で「UFO」を布団の上で踊った記憶がある)。令和の若者文化、なかなか奥深いのかもしれない。
会話の時間が一番長いらしくて、施設で用意されている和菓子なとをいただきながら、いろんな方々に話しかけて、お話を聞いているという。
末っ子が実習している施設では、月に数回程度の利用者さんが多いという。デイケアというものは基本的に毎日通所するものだと思っていたので驚いたのだけど、要介護や要支援の段階が低いために、利用回数が抑えられているのかもしれない。
うちの息子(28歳・重度自閉症)は、介護保険ではなく障がい福祉サービスの利用者だけど、「要介護5」の認定を受けているので、サービスはかなり手厚い。施設のデイケアには週に5回通い、その他に行動援護サービスも受けている。母親の私が体を壊していることにも配慮があり、サービス時間を少し増やしてもらっている状態だ。この支援がなければ、亭主と私は共倒れしていたかもしれない。改めて、ありがたい制度だと実感する。
末っ子の話を聞くと、デイケアの利用者さんたちの多くは、「要介護」にならないために予防的に通所する、「要支援」の認定を受けた方であるようだ。
独居などの理由で日常的にあまり会話をしない生活になってしまっているのか、積極的に会話に参加しない方々が多いらしいけど、末っ子がいろいろと問いかけをするうちに、和んできて、言葉が多くなるのだとか。とても大切なことだと思う。
末っ子は、主に女性の利用者さんに話しかけているそうなのだけど、問いかけに対する答えのパターンが、だいぶ読めてきたという。曰く、
「持っているバッグを褒めると、たいてい身内の人の手作りで、『これ、姉が作ってくれたのよ』てな感じで、兄弟姉妹の思い出になる。着てる服を褒めると、『私が編んだのよー』と、手芸や裁縫の話になる。指輪の素敵さを褒めると、必ず旦那の悪口になる」
なるほど。
末っ子は、よい学びを得ているようだ。
実習は、今日も含めてあと二日。
しっかり乗り切ってほしい。
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そういえば、書店で石坂洋次郎の本を全く見かけなくなった。昔は文庫本の棚にずらりと並んでいたのに。
かつて私が読んだ新潮文庫版は、Kindle化していないようで、小学館かや。P+D BOOKSというのが出ているようだ。

