湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

ねこたま日記(6月2日)

こんにちは。

 

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昨日の日記。

 

先週の帰省の疲れと筋肉痛が、まだ取れない。

日頃の運動不足のせいだろう。

 

夏にまた帰省する予定なので、それまでにはなんとか体力を戻したい。

 

そのためには、コンスタントに運動する必要があるのだけども…

 

 

ものすごく、動きたくない。😱

 

動かなくてもいい理由を作るために、やたらと本を読んでしまった。

 

アンディ・ウィアー「火星の人」早川書房

 

上下巻とも、Kindle版で読了。

映画「オデッセイ」の原作。映画も良かったけど、小説版の真骨頂は、主人公マーク・ワトニーの、日録という名の命懸けのコントを、たっぷり読めること。

 

火星に取り残されて絶体絶命という、究極のボケに対して、渾身のツッコミをかましまくることで、奇跡の生還を遂げるワトニーは、人類史上最もタフな勇者であるはずなのに、徹頭徹尾、カッコよくない。

 

植物学者であり、何でも屋的なエンジニアというワトニーの属性は、女性にはあまりモテないらしく、作中でも彼女がしばらくいないと告白している。

 

よく考えると凄いことをしているのに、何をやってもダメな感じばかりが目立ってしまうのだ。

 

映画のワトニーを演じていたマット・デーモンも、ワトニーのカッコ悪さを存分に表現していた。

 

もしも若い頃のトム・クルーズがワトニーを演じていたなら、同僚たちの残していった真空パックのうんちを耕して、鼻をつまみながらジャガイモ畑をこしらえているシーンであっても、カッコよく見えていたに違いない。

 

でもそれじゃダメなのだ。

 

火星環境と凡ミスのせいで何度も何度も希望をへし折られ、酷い目に遭い、糞尿臭や最悪の体臭にまみれながらも、自己憐憫に流されることなく、やるべきことを淡々と、最後までカッコ悪くこなすヒーロー。

 

そんなワトニーを、全世界の人々が応援する。

アメリカとは対立関係にあるはずの中国までもが、自分たちの極秘ミッションをキャンセルして助力を申し出る。そこにはもちろん政治的な駆け引きがあるのだけれども、対立ではなく平和に繋がる協力関係となるのは間違いない。

 

火星で遭難した世界一カッコ悪いヒーローが、分裂しつづける世界を一つにして、生還を果たす。SF小説に浸って見る夢としては、極上の部類だろう。

 

dakkimaru.hatenablog.com

 

 

 

衿先はとじ「殺し屋食堂」

 

Kindle Unlimited(読み放題)利用。

 

たまたま見かけて、グルメ漫画かなと思って読み始めたら、殺し屋が殺し屋を美味しい料理で餌付けする系のBLマンガ…だった。面白かったので、既刊の二巻まで読了。先が気になるので、続きが出たら買うかも。

 

朝霧あさき、セレン「ベル・プペーのスパダリ婚約 『好みじゃない』と言われた人形姫、我慢をやめたら皇子がデレデレになった。実に愛い!」

 

再読。

小説家になろう」に掲載されていた作品が書籍化されたもの。スパダリなのは皇子じゃなくて人形姫のほうなのだけど、彼女が本当にスパダリで、孤独で闇堕ちしかけていた皇子の身も心も救ったばかりか、必要とあらば超絶美男子の傭兵に変身して、国まで救ってしまう。作中では、男性化した姫が女体化した皇子をエスコートするシーンなどもあり、何がなんだかわからなくなる。面白いので続編が出るのを願っている。

 

 

「古本説話集」講談社

 

末っ子がゼミで「堤中納言物語」をやるというので、その元になった話が掲載されている「古本説話集」を読んでみたくなったのだけど、家には岩波文庫版(現代語訳なし)しかなくて、私の学力では読解が厳しいので、Kindle版をこっそり購入。ちまちま読んでいる。面白い。

当然、これもダウンロードして読んでいる。↓

 

堤中納言物語」(角川ソフィア文庫

 

角川のビギナーズクラシックのシリーズは、Kindle Unlimited(読み放題)で利用できるものが多いので、利用しないのはもったいない。

 

読めば読むほど、動きたくなくなる…

 

動くためのモチベーション、どこかに落ちていないかな。(´・ω・`)