こんにちは。
(一昨日の日記)
34回目の結婚記念日だった。
亭主と知り合ったのは、お互いに18歳のときで、大学の古典文学の自主ゼミに参加して、初めて顔を合わせたのだったと記憶している。その時から数えると、44年の付き合いということになる。
いろんなことがありすぎて、結婚前の記憶がどんどん薄くなっている。
学生のころは、二人でよくゲーセンに行って、流行りのゲームをやり倒していた。
覚えているのは…
ゼビウス、ギャプラス、1942、パロディウス、ヤクマンクラブ…
他にもたくさん遊んだはずだけど、タイトルが出てこない。
どのゲームも、亭主はそれなりに上手くて、物によっては達人級だったけど、私は何をやっても下手くそで、すぐ百円玉が無くなるから、亭主が遊んでるのを横で鑑賞していることが多かった。
結婚してからはゲーセンには行かなくなって、自宅のゲーム機(ファミコンとスーパーファミコン)やパソコンでゲームをするようになった。
ファミコンとスーパーファミコンでは、ドラクエやファイナルファンタジーなどのRPGのほか、信長の野望、大戦略、大航海時代、シムシティ、ポピュラス、アトラスなどのシミュレーションも、ずいぶんやりこんだ。
ファミコン版の「信長の野望」は、プレイする年月が長くなると、武将たちの寿命が尽きてしまい、一人も居なくなった時点で、
「戦国武将は一人もいなくなりました。日本は平和になりました」
という表示が出て、ゲームオーバーになった。あれは、かなりの衝撃だった。
「信長の野望」シリーズは今も出ているけど、元々歴史音痴の私には手に余るゲームだったので、ファミコン版より後のものには手を出していない。武将の寿命問題がどうなったのか、ちょっと気になる。
パソコンで一番遊んだのは、ウィザードリィシリーズだったと思う。オートマップ機能などなかったから、方眼紙にダンジョンマップを描きとって歩き回っていた。
結婚して2年目くらいのときに、プレイステーションが発売された。店頭でプレイ画面を見て、ファミコン画面との世界の違いに感動し、即購入。
プレステとプレステ2でも、夫婦でたくさんのゲームを遊んだはずなのに(ダンボール箱いっぱいにあったソフトは、ほとんど処分してしまった)、もうあまり思い出せなくなっている。
いま思い出せるのは…
「ファイナルファンタジー10」で、何十時間もやり込んだ亭主のデータを間違って消去してしまい、土下座して謝ったこととか…
「女神転生」シリーズで、亭主は必ず最強悪魔を育てているのに、私はそこまで育成できず、途中リタイヤしていたこととか…
この15年ほどの間に、亭主はゲームをほとんどやらなくなってしまったけれども、私はいまもそこそこ遊んでいる。けれども、ゲーム専用機で遊ぶことが減って、iPhoneアプリのゲームがほとんどだ。
そういえば、もうすぐニンテンドーSwitch2が発売になるのだとか。価格がSwitchの2倍を超えるというので、長女さんも末っ子も、購入は見合わせるようだ。
ちょっと寂しいけれど、この先の夫婦の思い出に、新しいゲームが加わることはなさそうだ。
完全に忘却する前に、膨大にあったはずの古い記憶を発掘してみてもいいかもしれない。