体調不良を言い訳にして、二日ばかりラノベ三昧だった…
春の日びより「悪魔公女」第一巻 講談社
(Kindle Unlimited利用)
たまたま目について読んでみたら、なんというか、かなり癖の強いお話だった。
主人公は、若くして病死した前世の記憶らしきものを持ったまま、悪魔しか存在しない不毛な世界に、自我と知性を持った弱小の存在として生まれ落ちる。
その後、たまたま出会った強い悪魔に気に入られて共生するうちに、自分も強大な悪魔として成長するのだけど、前世の記憶らしきものの影響で、異世界への強い憧れを抱いていたため、誰かが発動した召喚魔法を利用して、人間のいる世界へ転移してしまう。
その世界で、訳ありの夫婦の子どもに生まれ変わった主人公は、悪魔の力を隠して幼女に擬態しながら、人間の心の闇や醜悪な歪みを美味しく頂く(食い殺す)人生を歩むことになる…
面白いのだけど、主人公が本当に根っからの悪魔なので、読んでいて心温まる展開には全くならない。
「小説家になろう」で連載されていた作品とのことなので、そちらで続きを読んでみようかと思う。
春の日びより「乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル」第1巻 第2巻 TOブックス
自分が別世界の乙女ゲームのヒロインだということを知った主人公が、そのくだらない運命から逃れるために、とんでもないハードモードの人生を歩んでいく…というお話。
以前に3巻までを読んだものの、書籍代が嵩んでいた時期だったので、続刊を買わずに我慢していたのだけど、コミック版の一巻目がKindle unlimited(読み放題)で利用できるのを見つけてしまい…
やっぱり面白いので、つい小説版の続編をダウンロードして、1巻目から5巻目までを、一気読みしてしまった…
主人公アリアの、生きるための覚悟の決め方が男前すぎて、しかもとんでもなく強いので、味方も敵も悉く彼女に魅入られてしまう。
続きを読みたいけれど、全部購入すると高額になってしまうので、ウォーキングなどを頑張ったご褒美として、取っておこうと思う。
で、後から気がついたのだけど、この「乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル」シリーズ、最初に書いた「悪魔公女」と、同じ作者さんの作品だった。どうも私は、春の日びよりさんという作者さんの文章やキャラの造形が好みであるらしい。たくさん本を出してくれるといいなあ。
(_ _).。o○
ラノベや漫画以外の本も、一応読んでいる。
(Kindle Unlimited 利用)
今日、内科の診察待ち中に読んでいた。
著者は歌人で、理系の学者さんであるとのこと。
藤原定家の和歌や人となりについて、もしかしたらそうなんじゃないかなーと薄っすら思っていたことが、歯切れよく書かれていて、かなり面白い。