こんにちは。
長女さんと二人で新幹線(やまびこ)に乗っている。
一年半ぶりの実家帰省。
末っ子は友人と二人で先に到着している。午後から実況者さんのライブを見て、夜に実家で落ち合う予定。
息子と亭主は留守番。
(_ _).。o○
昨日、「光る君へ」を最終回まで見終わった。
ラスト二話、キツすぎた。
互いに心を残して別れた宋人と博多で再会したので、もしかしたら第二の人生は彼と共に歩むことになるのだろうかと思ったけれど、刀威の入寇に出くわして、まひろをかばって射殺されてしまった。
紫式部に厳しすぎる脚本だと思ったけれども、貴賤の分け隔てなく、人があっさり亡くなる時代にあって、老齢と言えるまで生き延びた彼女は、まだ恵まれていたのかもしれない。
ラストシーンで、まひろの「嵐になるわ」というつぶやきを聞いて、ドラマ「風よあらしよ」のラストシーンを思い出した方は多いのではなかろうか。
同じ吉高由里子さんが演じた伊藤野枝が、大杉栄とともに甘粕に惨殺されたあと、遺棄された井戸の中から、彼女の残留思念らしきものが、「風よ、あらしよ」と、呪うように声を上げる。
ドラマの中ではあるけれども、900年の時を経て、自分の人生の意味を真剣に問うた二人の女性が、自分の人生が終わった後、自国に襲いかかる試練の時代を予期したかのように「嵐」を口にする。その対比が、ドラマ制作者に意識されて生み出されたものかどうかは分からないけれども、私には意義深いもののように感じられた。
……
新幹線を降りて、これからランチ。
牛タン通りとやらを見聞しようと思う。