末っ子が樹液シートなるものをくれた。
樹液その他もろもろを詰め込んであるらしき白い袋を、幅広のシールで足の裏に貼り付けて眠ると、足がすっきりするのだとか。
これまで興味を持ったことがなかったけど、末っ子がやたらと勧めるので、使って悪いこともないだろうと思って、足の裏に貼って寝てみた。
翌朝目が覚めると、足の裏に、ぬちょりとした不気味な感触があった。
見てみると、樹液シートから、化膿しまくった扁桃腺から出るヤバい痰みたいなものが、ぬばーっとはみ出ている。
あわてて剥がして足の裏を拭いていたら、足の具合がいつもと違っていることに気がついた。
もう何年も前から、私は足の指に慢性的な痛みやしびれを抱えている。
寝起きがとくに酷いはずの、その痛みとしびれが、妙に軽くなっている。
まさかとは思うけれども、樹液シートが足に何か良いことをしてくれたのだろうか。
それにしても、樹液シート、貼る前には水気などなくさらりとしたものだったのに、なんで一晩でこんな気持ち悪いことになっているのか。
Google様に「樹液シート ドロドロ」と入力してお伺いを立ててみた。
樹液シートがドロドロになる原因として、次のようなことが考えられます。
- 精神性発汗の汗の成分がシートと化学反応を起こす
- 空気中の水分と樹液が反応する
樹液シートには、木酢や竹酢、ドクダミ、ユーカリ、ヨモギエキスなどの植物由来の成分が含まれています。
足裏に貼って寝ると、足裏から排出される水分を吸収して発熱し、血流や代謝を促進する効果が期待できます。
また、シートに含まれる成分がマイナスイオンを発生させ、遠赤外線の効果で足裏を温める効果も期待できます。
なるほど。
ドロドロになるのは樹液シートの仕様だったらしい。
Google様の説明のなかにある「精神性発汗」という言葉が気になったので、調べてみた。
神経により汗腺が刺激され発汗が行われる状況には2つある――物理的な熱による温熱性発汗と、感情的なストレスによる精神性発汗である。
概して、感情による発汗は手の平、足の裏、腋、および場合により額に限られるが、物理的な熱による発汗は全身に起きる。
「手に汗を握る」ような興奮したときの手の発汗は、進化的には霊長類などが木の枝を掴む際の滑り止めの役割をしていたと考えられている。
Wikipedia 「汗」のページより引用
精神性発汗とは感情的なストレスによって、足の裏など身体の一部に限って出るもののようだ。
日常的に、足の裏に汗をかいていると感じることは滅多にないのだけど、樹液シートからドロドロがはみ出るほどなのだから、寝ている間にかなり発汗しているのは間違いない。
それがストレスによる精神性発汗なのだとしたら、就寝中の精神状況が、あまりよろしくないということなのだろうか。
いろいろと検索してみたら、足の裏から出る精神性発汗には、血液中の酸性の成分が多く含まれていて、それらが樹液シートの成分と化学反応を起こすためにドロドロの状態になるのだと説明しているブログがあった。具体的に、どの成分がどう反応するのかは書かれていなかったけど、精神性発汗ではない汗を吸っても、ドロドロにはならないのだとか。
そのうち足の裏以外でも試してみよう。
仕組みはよく分からないけど、足の痛みが減ってくれるなら、大変ありがたい。
というわけで、お買い得な樹液シートを買い込んできた。
樹液の袋とシールが別々になっているタイプのものだと一人で貼るのが面倒なので、一体型のものにした。
ラベンダー 香るリラックス樹液シート
アロマタイプ ワンタッチタイプ
発売元 株式会社 奥田薬品
↓これ
とりあえず、一ヶ月続けてみよう。