こんにちは。
昨夜は風の音が気になって、寝付きがだいぶ悪かった。
いまの空模様は曇りだけれど、南の方がだいぶ明るい。このまま晴れるのかも。
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息子(24歳・重度自閉症)は、今日は久々のショートステイ。朝から気合い十分で出かけていった。
長女さんは特に何も予定がない様子。
末っ子は、本日もzoom授業にしたとのこと。
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昨夜の受験日本史対策は、ドラマ一本と、YouTubeの動画を数本。
ドラマは「つはもの-ツワモノ」という、NHKオンデマンドに入っている30分ほどの作品。
Amazonプライムビデオでの説明文は以下の通り。
室町時代終わり頃(1500年代前半)の人の様子を、絵巻や文献を元にビジュアル化した実験的短編。同じ時代の能「正尊」を原作に、現代人がタイムスリップするという形式でストーリー仕立てにしてある。室町時代の様子を文献を元にリアルに映像化したのは初の試み。
現代日本人がいきなり室町時代にタイムスリップするお話なのだけど、かなり実験的で抽象的、かつ唐突な展開なので、終始煙に巻かれた感じだった。
主人公はピアニスト志望の青年なのだけど、コンクール直前に、権威のありそうな先生に演奏をこきおろされて、バーでやけ酒を飲んでいる。
その翌日、コンクールに向かうためにスーツケースを持って歩いていると、いきなり馬の頭をかぶった男に捕まって、目の前でニンジンを食べられる。
馬頭の男によると、主人公は自分の時代とのリンクが弱まっているので、このままだと大変なことになるという。
馬頭に危険を避けるためにはバランスを崩すなと激しく忠告されたものの、わけのわからない主人公は、たまたま目の前にあったヤジロベエをテーブルから叩き落とす。
ヤジロベエがバランスを崩すのと同時に、主人公は室町時代の関東(くわんとう)にタイムスリップし、たまたま出会った武家の男に「大和守(やまとのかみ)」に間違えられ、屋敷に拉致されてしまう……
と、ここまでが序盤なのだけど、既に全くわけが分からない。なんでヤジロベエ?
作品の元になったらしい能楽の「正尊(しょうぞん)」について調べてみたら、戦国時代に活躍した猿楽師の観世長俊(かんぜながとし)の残した作品だそうで、その観世長俊の別名が「弥次郎(やじろう)」だったらしい。わかるかそんなの!💢
「正尊」は、平家滅亡後、頼朝配下の土佐坊正尊が、義経に刺客ではないかと疑われたので、身の潔白を証明するために見事な起請文を書いて読み上げたところ、名文に感動した義経に許され、静御前の舞などで歓待されたという話らしい。
「鎌倉殿の13人」でも土佐坊正尊が京都の義経の館を襲撃する話があったけど、起請文など書くヒマもなく終わったと記憶している。
話を「ツワモノ」に戻すと、こちらの主人公も刺客と誤解されて、あやうく討ち取られそうになったものの、馬頭の男に言われて名文の起請文をでっち上げ、それでも疑われたので、もはややけくそで、自分のピアノの最大の理解者だった女性を失った苦悩を打ち明けたところ、関東の武士たちの誤解が解けて、もてなされていた。
たぶん、主人公の死んだ元カノが、能楽「正尊」での静御前相当なんだとは思うけれども、能楽のほうを知らなければ、全く何も分からない。
あと、タイムスリップ先が室町時代になってる理由も分からない。何よりも、主人公がピアニスト志望である理由が、どこにもない。
末っ子曰く、
「NHKは何をやりたかったんだ?」
煙に巻かれたままでは落ち着かないので、もう少し分かりやすいものを見ようという話になり、YouTubeで中田敦彦の動画を探して、近代日本史のものをいくつか続けて見た。
【日本史⑨】明治維新!戊辰戦争・西南戦争・そして世界大戦へ - YouTube
【日本史⑩】世界大戦の時代へ!日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦 - YouTube
なかなか凄い動画だった。
何が凄いのかというと、動画に一点集中するのが超絶苦手なADHDの末っ子と私が、内職もせずツッコミも入れずに、ほとんど黙って全部見たことだ。
欲を言えば、私たちとしては、もっと細部の情報をぎっちり詰め込んでもらっても良かったのだけど(つまり少しだけ退屈ではあった)、それは自力であとから補えばいいことなので、特に文句はない。
今後、明治維新から第二次世界大戦までの日本の歴史を思うたびに、中田敦彦が当時の日本を模してタコ殴りにされている姿を思い出すことだろう。