こんにちは。
コロナの療養期間は終わったものの、まだ咳が続いていて、身体もだるい。
長女さんや末っ子も同じような感じで、げんなりしている。若いからといって回復が早いわけでもないようだ。
自分の体感としては、スッキリするまで、あと半月ほどはかかりそうな気がしている。このまま後遺症に突入したら嫌なので、無理せず過ごそうと思う。
息子(24歳・重度自閉症)は、今日から介護施設の通所を再開。着いてすぐ、抗原検査をしてもらって、陰性だったと連絡が来た。よかった。
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末っ子は、そろそろセンター試験の出願の時期が来るそうで、だいぶ緊張しているようだ。コロナで1週間以上も登校できず、受けるはずだった模試も一つ逃したので、かなり焦りがあるようだ。
勉強を手伝うことは難しいけど、せめてなにか応援できないかと思って、NHKオンデマンドで日本史関連のコンテンツを探して、一緒に見ることにした。
末っ子は日本史を選択しているのだけど、近代史がとても苦手だという。私もそうだったから、気持ちは良く分かる。
今回のコロナ騒動が始まる前の晩に、伊藤野枝のドラマ「風よあらしよ」を二人で見たのだけど、末っ子にとっては非常に強烈な印象を残したようで、
「1923年・関東大震災・甘粕事件」
というのが、日本の近代史の基点として脳に刻み込まれたという。
ちょうどいいので、1923年を足がかりにして、その周辺の出来事の刷り込みを少し頑張ってみた。
末っ子は「伊藤野枝が死んだ3年後に昭和が始まって、伊藤野枝が死んで6年後に世界恐慌!」と覚えたようだ。
昨夜は、NHKアーカイブスに入っている「歴史探偵」で、「戦争とアイドル」というコンテンツを二人で見た。
日中戦争が始まったころから、日本のアイドルたちが、いかに戦意高揚の道具として政府に利用されてきたかについて、戦地に送られたブロマイドやアイドル雑誌などから解き明かしていくという、実に切ないドキュメンタリーだった。
人気子役だった中村メイコは、出撃直前の特攻隊の慰問に行って、二度と帰って来ない青年たちを見送ったのだという。特攻隊の青年たちは、自分がそこで命を捨てることで、中村メイコのような可愛らしい子どもたちの未来を守れるのだと思うことで、強いられた死を無理矢理にも納得して旅立っていったのだという。
そうした慰問の経験が、アイドルたちの心に深い傷を残さないはずもなく、戦後にそうした苦しい思いをエッセイに書き残した女優さんもいたそうだ。
このコンテンツのおかげで、末っ子の脳内に、
「1937年、伊藤野枝が死んでから14年後、日中戦争始まる」
というのが刷り込まれたようだ。
今夜は、2.26事件あたりを攻めてみようかと思う。
あと、ドラマ「風よあらしよ」の原作小説(村山由佳著)は、そのうち読んでみたい。